店内は、テーブル席やカウンター席で、立ち席はありません。
「ゆで太郎」は、立ち蕎麦店ではなく、安いセルフそば屋がコンセプトなんです。
券売機で食券を買うシステム。
どれにしようか・・・。
いつもなら「もり」か「大もり」なんですけど、近ごろ気になっているメニューがあるんです。
弊ブログの数少ない読者の方はもうお分かりかと思います。
そう、あれね。
「かつ丼」ですよ。(*^0゚)v
しかし蕎麦は外せないから、「かつ丼セット」で行きます。
650円。いい値段ですね。
食券を買って、フロア係りの男性に渡し、そばが「温かい」(かけ)か「冷たい」(もり)かを伝えます。
半券を受け取って、待ち客用の椅子で番号が呼ばれるのを待ちます。
今日は開店初日だから、フロア係りの男性がいたり、待ち席用の椅子があるのかな?
ところで、丼物のメニューがちょっと変っていることに気がつきました。
かつ丼セットのかつ丼は「ミニかつ丼」です。
「ミニかつ丼」があるなら「かつ丼」があるかというと、それが無い。
かつ丼だけでなく、丼物はみんな「ミニ」だけで、デフォルトの普通盛がないの。
ただし「かつ丼」だけは、「Wかつ丼」500円ってのがある。
しかしなにが「ダブル」なの?
普通盛かつ丼がダブルの「大盛りカツ丼」という意味じゃなくて、きっと「ミニ」がダブルってことですよね。
しかしそういうのを「ダブル」って言うの?それって普通盛じゃない?
っていう批評は止しましょう。(もう言ったけど。)
後で調べたら、こういうメニュー構成はFC店だけで、信越食品の直営店では、デフォルトの「かつ丼」があります。
正確に言うと、九州地区のFC店にもデフォルトの「かつ丼」があって、Wかつ丼はないんです。
右端にあるのは、茹で釜のある茹で場(っていうのかな?)で、ガラス張りになっていてよく見えます。
麺は茹で置きでは無く、注文量に応じてここで茹でています。
その上に、ゆで太郎システム発行のゆで太郎【会員証】。
ゆで太郎フランチャイズチェーンの111号店です。
さらにその右側には製麺室があります。
ここで一日に数回、麺を打つそうで、だから打ちたて、茹でたてってこと。
しばらくして番号を呼ばれたら、受渡口で料理を受け取ります。
受渡口の脇には薬味が色々と並んでいます。
福神漬けに紅生姜。薬味のネギやワサビも増量可です。
醤油はヒゲタ醤油の本膳ですね。たぶんカエシの醤油もヒゲタ醤油なんでしょう。
東京の老舗蕎麦屋の多くはヒゲタ醤油を使うようです。
七味、一味に輪切り唐辛子、そしてゆず粉。ごま、揚げ玉はモーニングタイムは使い放題。
◆かつ丼セット
トッピング無料のクーポン券付です。
おや、蕎麦に海苔がトッピングされています。「かけ」じゃなくて、「ざる」なんだ!
かつ丼セット650円は、「ミニかつ丼」350円とざる370円とのセットで70円お得じゃないですか。
かけ320円+ミニかつ丼350円=670円よりもお得で、さらに海苔がサービスとも言えます。
やってくれるじゃないか!ゆで太郎!ヽ(^◇^*)/
ざるそばは、細切りの白っぽい麺。しかも量がやや多い。
細切りの麺は1.4mm幅(23番手)だそうです。
蕎麦の香りは少ないですけど、シコシコといい歯ごたえです。
この蕎麦の原料については、最後に詳しく書きます。
そば汁は、すっきりとした辛口。江戸風なんですね。
ゴマを入れたのでその香りもいい。
ネギはシャッキリしていて、ワサビはもちろん練りワサビ。
ミニかつ丼。
カツを斜めにカットしてあるので、実際よりも厚く見えます。
でも生姜焼きの肉みたいに薄くはなくて、そこそこです。
しかも衣が分厚くないの。これはうれしいですよ。
汁はやはり辛めで、汁ダクではない。
タマネギがあるけど、火が通りきっていないよ。
まだオペレーションが安定していないのかもしれません。
そば打ち室には中国産タマネギの真空包装のダンボールが積まれていたので、このタマネギは中国産でしょう。
席にはポット入りそば湯が置いてあります。
ドロドロじゃないそば湯をそば汁に注いで、仕上げです。
生麺の茹で立てそばはシコシコとした食感でいい感じです。
ごちそうさまでした。
最後に、ゆで太郎の蕎麦と汁について。
まず蕎麦の原料。
立ちそば店の中には、蕎麦粉1~2割のものを「そば」として提供するところがあるんです。
ではここ、ゆで太郎はどうなっているのか?
HPには、「原材料は国産蕎麦粉などの高級品を使用しているわけではありませんが、一般のお蕎麦屋さんが使用されている普通のものを選んでいます。」とあります。(http://yudetaro.jp/yomoyama5.html)
輸入蕎麦粉や輸入小麦粉を使っているということでしょう。
さらに「風味のバランスの良い中層粉を中心に、石臼粗引きをブレンドして製麺しています。」ともあります。
(http://yudetaro.jp/yomoyama3.html)
これ以上詳しいことはHPにはありませんが、(株)ゆで太郎システムの池田社長がこう明言しています。
2番・3番という中層粉に、玄蕎麦から殻をとった「抜き」の石臼挽きをブレンドしている。
中層粉(そば)5・石臼粗挽き(そば)1・小麦粉5でブレンドしているので蕎麦粉比率は54.55%になる。2番・3番という中層粉に、玄蕎麦から殻をとった「抜き」の石臼挽きをブレンドしている。
池田社長のfecebook:https://ja-jp.facebook.com/yudeta1/posts/537972312969053
そば汁は、銚子の老舗の醤油に流山の本醸造みりんに、店で毎日、何回も煮出している焼津の鰹節や宗田鰹や鯖節からの出汁から作っているとか。
銚子の老舗とはヒゲタ醤油のこと、流山の本醸造みりんとはキッコーマンの「マンジョウ本みりん」のことかもしれません。
追記:みりんは、万上の「醇米」を使っているそうです。
5.5割蕎麦を安く食べるなら、ここに来るのがグッドでしょうね。
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