新潟市の夜。
新潟駅ビルにある「ぽんしゅ館」で新潟県の地酒を少しずつ5種類もいただいたあと、いざ居酒屋へ。
駅の北側にある「山小屋」さん。
2軒のお店が並んでいて、どっちも山小屋さんだ!
向かって左側の山小屋さん。八海山の行灯。
こっちは向かって右側の山小屋さん。
どっちに入ろうか・・・
店に入る前からチョイスがあるってのは、なかなか珍し。(^^)
なんとなく右の店に入りました。
新潟市の夜。
新潟駅ビルにある「ぽんしゅ館」で新潟県の地酒を少しずつ5種類もいただいたあと、いざ居酒屋へ。
駅の北側にある「山小屋」さん。
2軒のお店が並んでいて、どっちも山小屋さんだ!
向かって左側の山小屋さん。八海山の行灯。
こっちは向かって右側の山小屋さん。
どっちに入ろうか・・・
店に入る前からチョイスがあるってのは、なかなか珍し。(^^)
なんとなく右の店に入りました。
店内は右にカウンター、左に座敷があります。
カウンターの向こうには大将が立っています。
カウンター席に座って、まずは燗酒をぬる燗で注文。
◆燗酒
お酒は八海山です。スッキリしたお酒をぬる燗でいただく。
◆お通し
お通しは野菜のマヨネーズ和え。
「サラダ」とも言えますけど、でもサラダと言っては似合わない。
ご主人に伺うと、本来の山小屋は向かって左のお店だそうです。
確かに外観がアルペン風でしたね。
右側のお店を引き取って、奥で繋がっているそうです。
燗酒をチビチビやりながら、つまみを考えます。
カウンター席の上、要するに頭上にある黒板に掲げられているメニューが今日のオススメってことでしょう。
やはりここから攻めたいですね。
刺身はカンパチ、ひらめ、〆サバ。
〆サバだ!(◎o◎)
大将に伺うと、店で〆たものだそうです。ふむふむ、ならばいただきましょう。
「山菜滝のしずく」だって!
滝のしずくなんて、初めて聞く山菜の名前です。
これまた大将に聞いてみると、滝の雫のような形をしているんだって。
わからないけどこれは地の物でしょうから、注文しましょう。
通常のメニュー票には、焼き鳥、一品料理。
郷土料理・珍味は、くじら味噌漬け、いか沖漬け、のっぺ煮、栃尾揚げなど。
揚げ物、刺身、焼き魚など。
◆滝のしずく
さて、先に出てきたのは「滝のしずく」。
冷たい出汁醤油に入っていて、紫色の食用菊「もってのほか」がトッピングされている。
「滝のしずく」を持ち上げると、長いつるに丸い粒がいくつもついている。
あぁ、これ、ミズじゃないですか!
春から初夏に採れる山菜で、その茎はシャキシャキとした食感の中に粘りがある独特の味わいで、好きな山菜です。
そのミズは、秋になると実をつける。正確は中に種がある実ではなく、ムカゴ(肉芽)です。
そのミズの弦とムカゴが、いま目の前に滝のしづく。
確かに「しずく」みたいです、滝のしずくとは、よく言ったものです。
「ねっとり」と「シャキッ」とが混ざったような、変わった食感で、これまた好きな山菜です。
この「ミズ」の和名は「ウワバミソウ」。
人間を飲み込んだウワバミ(大蛇)が、ある薬草を食べると膨れたお腹がすっきり引っ込むのを見た男が、蕎麦をたらふく食ってその薬草を飲んだら、着物を着た蕎麦だけが残った、というブラックユーモアが落語にあります。(上方ではモチがネタ)
その薬草が、このウワバミソウです。
身体が溶てはいけないので、美味しいからと言って、食べ過ぎないよう注意しないといけません。
・・・ってのは、ウソ。
ウワバミ(大蛇)の住みそうな所に生えている草っていう意味で、落語の恐い消化薬とは関係ありません。
◆〆サバ
このお店で〆ただけあって、活きのいいサバの刺身です。
これは当たりです。
カウンターの上に一升瓶がある。
八海山の越後で候しぼりたて原酒生酒。
黒板にあった八海山原酒はこれですか!
じゃぁ、これを冷でお願いします、とオーダー。
そして焼き鳥も注文しました。
◆八海山のしぼりたて原酒生酒・越後で候
冬季限定販売のしぼりたて原酒だそうです。
さわやかな香りでフレッシュかつ力強い味わい。
◆焼きとり・アゴとモミジ
アゴは鶏ではなく豚肉。コメカミと呼ばれる部分です。
カシラがないので、このアゴにしましたけど、歯ごたえがあって旨いですね。
モミジは「団子辛口」と書いてあって、鶏団子に唐辛子を入れて辛くしたもの。
「モミジ」とあるから、もしかしたら鶏の足(指)かと思いましたけど、違いました。
◆燗酒
最後に燗酒をもう1杯。
寒くなってくると燗酒がとくに旨いですね。
これで切り上げて、新幹線に乗ります。
ごちそうさまでした。