青森県内には、「ねぶた」あるいは「ねぷた」という、大きな山車燈籠の祭りがあります。
五所川原のねぶたは、立佞武多(たちねぶた)という、高さが最大で20m強にも達する立像なのが特徴です。


五所川原市の観光名所「立佞武多の館」。
立佞武多(たちねぶた)祭りに出陣する大型立佞武多を常時格納・観覧できるところです。
せっかくなので入ってみました。

五所川原の立佞武多は、高さが最大で20m強にも達する立像

明治時代から大正時代にかけて豪商、大地主の力と象徴とし巨大化したそうです。
ところが大正になって市街地に電線が張り巡らされたため、巨大な山車の運行が困難になりました。
そして戦後に起きた2度の大火で街が全焼し、設計図や写真も消失して、巨大ねぷたは姿を消しました。
ところが、1993年に当時の設計図と写真が発見され、1996年に市民有志の「たちねぷた復元の会」が結成され、1998年に五所川原市が立佞武多の支援を決めて、「五所川原たちねぷた」が復活したそうです。