週末のランチは食堂巡り。
ナビを頼りに取手市にあるお店の前に到着。
ふと見ると斜め前には以前に伺った「ふじみや食堂」さんがあるじゃないですか。
おやまぁ、ここは食堂の密集地なんですね。
って言っても２軒しかありませんが。
→メニューいろいろの食堂、ラーメンもいいし・・ ふじみや＠茨城県取手市
【定食・中華】の「伸栄」さん。
正式な店名は「伸栄飯店」らしいけど、看板からは確認できませんね。
お店に向かって左側に駐車場があります。
- 愛しき食堂
店内は、入って右手にカウンター５席、左手にテーブル席が２卓。奥には座敷があるようです。
おばあちゃん姉妹が経営していて、姉おばあちゃんが厨房、妹おばあちゃんがフロア係です。
先客はご近所さんのおじいちゃん。
生ビールを飲みながら、おばあちゃん姉妹とお話ししている。
「これ食べない？豆なんだけど。」
フロアの妹おばあちゃんが、袋から皿に豆を出しながらおじいちゃんに聞いている。
「おれ、歯が悪いから豆はいんねえや。」
しかし皿の豆をみて「がんまめか！」
「これなら食べられるんじゃい？」
歯が悪いといったおじいちゃんが、ポリポリと豆を食べ、ビールをお替り。
がん豆とはソラマメのことで、それを揚げたフライビーンズをおばあちゃんがサービスで出したようです。
フライビーンズはいかり豆とも言うね。
それ、とんちゃんも好きなんですけど・・・
ビール飲んだら、とんちゃんにもがん豆くれるかな？
でも、そしたら車で家へ帰れなくなっちゃうしなぁ・・・
しかたなく我慢です。(*´ρ`*)
さて、何をいただきましょうか・・・。
メニューはカウンターの上に並んだ黒い木札。
トップは【飲物類】。ビール550円、酒380円かぁ・・。
【飯類】は、ライス大中小200円って・・・大盛無料ってこと？！(*^^*)
チャーハンはエビ、五目、カニがある。バラエティに富んでますね。
カツ丼、玉子丼、カニタマ丼って天津丼ね、そして中華丼。いろいろあるなぁ・・・
【麺類】は、ラーメンが580円。
タンメン、うま煮そば、チャーシューメン、モヤシソバ、カニ玉ソバに五目ソバ。
ワンタンメン、五目の揚げ焼きそばとやわらかい焼きそば。
いやはや、いっぱいあるわぁ・・。
【料理類】は、ソース焼きソバ、野菜炒め、レバニラ炒め、焼ギョーザ、トンカツ。
カニタマ、酢豚、八宝菜だ。
メニューはいっぱいあるけど、カレーライスとかオムライスとはありません。
しっかり中華料理店です。
古い木札のメニューは昔からのものみたい。
白い文字で書かれた料理名がかなり黄ばんでいるのは、長らく営業している証でしょうか。
でも料金は書き換えられたみたいで、「安っ！」と驚くような値段のものはありません。
ホワイトボードには定食メニューが書いてあります。
さば塩、めだい、アジフライ、イカフライ、焼肉、まぐろ中おち。
定食は中華じゃなくて和食だね。
こんだけいっぱいメニューがあると、どれにするか悩んじゃいます。
ここはシンプルに行ってみましょうか？
じゃぁラーメンにしようかな。
チャーハンも食べてみたいなぁ。でも１人前は多いでしょう。
「半チャーハンありますか？」と伺ったら、あるよとのこと。
そんじゃぁ、ラーメン＆半チャーハンにしましょう。
テーブルの上にある調味料類。
醤油も酢も、本格中華料理にあるようなきれいな容器じゃなくて、普通の家庭にもありそうなもの。
路傍の食堂みたいで、それがまた好きだったりします。
姉おばあちゃんが、シャカシャカと料理を作っています。
元来は姉おばあちゃんのご主人が厨房に立っていたのかもしれないなぁ。
ってことは、ご主人が亡くなられたのかな？
そんなことを考えていたら料理が出てきました。
◆ラーメン＆半チャーハン
まずはラーメンから。
スープには油が浮かんでいる。
トッピングにナルトがあるのは古典的ですが、ワカメがいっぱいです。
醤油色の濃いスープは、醤油の味がしっかりした感じ。
中細の麺は柔らかめ。
食堂のラーメンの麺は柔らかめ、というのは織り込み済みです。
だから「なんじゃこりゃ、柔らかいぞ！」などと怒ったりはしません。
これでいいんです。
メンマは平たい形でやや硬めで、シャキシャキしている。
味は薄味です。
チャーシューが厚切りで、２枚もある。
さて、チャーハンもいただきましょう。
ご飯つぶに卵が絡まった黄金炒飯とは違って、卵炒めみたい。
チャーハンにもナルトが入ってますね。ネギもいっぱい。
塩気が強めの味つけです。
漬物はタクワンと自家製のキュウリの浅漬け。
ご主人は中華料理専門で、おばあちゃんがはいまもそのメニューを守っているけど、和食の定食もあるのよ。
そんな中華と和定食の食堂と言ったいいのかな。
ラーメンも炒飯も食堂っぽくて美味しかったですよ。
ごちそうさまでした。
食べログ： 伸栄飯店