店内はカウンター席が3席と2席。
テーブル席が4人掛2卓、2人掛2卓という小さなお店です。
写真は他のお客さんが写っていませんけど、とんちゃん家族が入った時はもう満席でした。
途中でフラーっと来たペアの方は、残念ですが入ることができませんでした。
お店の人は、厨房にオーナーシェフ、フロアは若い女性が働いています。
銀色のカトラリーレスト。
隣のパッケージに入った黒いものは?・・・紙おしぼり?(*゚Д゚*)ェ…
広げてみると不織布の黒い紙おしぼりです。
FSX(株)(旧社名(株)藤波タオルサービス)が販売する「SILK FARM DRESS」という紙おしぼりです。
このグラファイトブラックのほかに、ホリゾンブルー、ポンパドールピンク、シグナルレッドというカラーバリエーションがある紙おしぼりだそうです。
変わったおしぼりを見て、食べる前から興奮してしまいました。
これはメニューの表紙。
もちろん本革、ではありません。
アンティパスト(前菜)にスープ、コントルノ(付け合わせ)。
パスタ。
好きなパスタに、プラス1500円でコース料理にしてくれます。
コースは、前菜盛合せ、スープ、ドルチェ、食後のコーヒーor紅茶です。
ランチもディナーも同じで、ただしディナーはパン代300円がプラスされます。
そのパスタコースにしていただきます。
パスタは、トマトベース、オイル・バターベース・・・
家族それぞれ別のパスタをオーダーしました。
ラグー系にクリーム系。ドルチェもいろいろ。
ドリンクは、ビールが「香るエール」、ジムビームやカクテルがあります。
ワインリスト。
食前酒に「泡」をいただきました。(写真のピントが奥に合ってしまった。)
ゴッドファーザー・スプマンテ・ブリュットみたいです。
ということで、家族で乾杯!
◆パン
自家製マーマレードとオリーブオイルが添えられています。
パンをオリーブオイルに浸していただく・・・・このオリーブオイルが美味しい。(‐^▽^‐)
なんて話していると前菜が運ばれてきました。
◆アンティパスト(前菜盛合せ)
じぇじぇじぇじぇ!( ̄□ ̄;)!!
これで1人分なの?
お皿が大きいから分かり難いですけど、4品もも料理が載っているんですよ。
ほら、こんな感じ。
これだけで1500円の価値は十分にありますよ。
赤い器に盛られているのは、帆立とボイルしたホタルイカのカルパッチョ。
そして芽キャベツにそら豆。菜の花も載っていました。
カツオのたたきのカルパッチョ。
マヨネーズベースのソースがかかっていて・・・・うんまい!o(>▽<)o
実はカミサンはカツオが苦手。
おかげで2人分いただいて・・・ウレシイ!
姫サザエ(小さなサザエ)の香味パン粉オーブン焼き。
このステンレスの楊枝で身を取り出すんですね?
上手く取り出せましたよ、みんな拍手して!
んーん、美味しい。
お酒が進みますよ。
4種のアンティパストだけでもずいぶんとお腹が満たされてきます。
この時点では赤ワインをいただいていました。
ナスのチーズ焼きだったかな?
◆スープ
エリンギや舞茸のキノコのコンソメスープです。
家族それぞれがオーダーしたパスタが運ばれてきます。
◆ジョノバ風バジルペーストとクリームのトロフィエ
とんちゃんが、「ジェノバ風バジルペースト」という名に反応してオーダー。
バジルペーストを絡めたパスタはリグリア州のジェノバ県生まれなので、ジョノベーゼ(ジェノバ風)と呼ばれます。
出てきた料理はクリーム系で、バジルペーストをクリームに混ぜたものです。
でも実は「トロフィエ」ってどんなパスタなのか知らなかったんです。
(「トロフィエ」のことはまた後で)
と、そこへフロア係の女性が何やら大きなものを盛ってきた・・・
ぉぉおおおお!ヽ(*'0'*)ツ
大きなパルミジャーノ・レッジャーノをチーズおろし器でおろします。
チーズおろし器は「チーズグレーター」だけど、イタリア語だとgrattugia(グラットゥージャ)。
おろされたチーズがパラパラと舞い落ちてきます。
パルミジャーノ・レッジャーノは、パルマ、レッジョ・エミリアなどのエミリア・ロマーニャ地方で作られるチーズ。「パルミジャーノ」は「パルマの」、「レッジャーノ」は「レッジョの」ということです。
これで完成。
バジルクリームソースに入っているのは、4~5センチの長さの太いパスタです。
クリームソースにバジルの香りが清々しい。
これがトロフィエなのね。
まっすぐなパスタに見えますけど、ひねりがついています。
「トロフィエ(trofie)」もジェノヴァ県(ソーリ)で生まれたショートパスタ。
語源はトロフィー(trofeo)の形をしているからとか、木くず・かんなくず(truciolo)だという情報があります。
形からすると、トロフィーではなく、クルクルと巻いたかんなくずに似てています。
でもそうじゃないみたい。
ジェノヴァでは「ストロフィッサ」と呼ばれていて、イタリア語では擦りつけるという意味の「ストロフィナーレ(strofinare)」に由来するようです。
テーブルに擦りつけてパスタをつくる動作に由来する、というわけ。
トロフィエの由来や作り方の動画も紹介されています。
⇒地球の歩き方「ラ・スぺツィア名物 "イタリア最古の生パスタ、テスタローリ"」
◆活ハマグリと焼き茄子のスパゲティ
カミサンは活ハマグリが気に入ってオーダーしました。
オーリーブオイルベースのサッパリしたパスタ。
活きのいいハマグリがたくさん入っていて、それが旨いです。
◆天野農園のフレッシュトマトとイベリコ豚のラルド 自家製タリアテッレ
息子はトマトベースが好きだし、「イベリコ豚が旨そうだよ」とお勧めしてチョイス。
でも豚肉が見当たらない?(◎_◎;)
あっ!「イベリコ豚のラルド」って書いてあったんだ。
「ラルド」は背油の塩漬けだ。その白いのがラルドだよ。
イベリコ豚のハムじゃなくてごめんね、息子。
でも美味しいそうです。
「タリアッテレ」はきしめんみたいなパスタで、フェットチーネとほぼ同じ。
食べごたえがあるパスタです。
ところで「天野農園」のこと。
牛久市で「無農薬無化学肥料」の野菜を作っている農家です。
⇒天野農園HP:http://www.amano7.com/
そんなこだわりの野菜を使っているんですね。
しばらくしてドルチェがやってききたんですけど、それがまた驚き!( ̄□ ̄;)!!
◆自家製ドルチェ3種盛り合わせ
ドルチェは3種類!
抹茶アイスとベリー&ヨーグルト。
さらに各自別々のケーキやプリン。
三者三様のドルチェだから、それぞれ味わいながら楽しめます。
◆コーヒー
食後のコーヒー。
ステンレス製のスプーンには大きな穴が開いている。
スプーンじゃなく、マドラーかな。
パスタメジャーを小型にしたような形です。
(我が家のパスタメジャー)
手打ちパスタがとても美味しかったです。
プラス1500円(ディナーは1800円)のコースが素晴らしい。
たくさんのアンティパスト、そして美味しいドルチェ。
地元にこんな素敵なイタリアンレストランがあるなんて、うれしいですね。
ごちそうさまでした。
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