入り口脇にも「肉夾饃」(ロオジャーモー)の説明。
なんて書いてあるかは、のちほどご紹介します。
お店は地階です。
地下1階の店内は、かなりゴージャスです。
しかも個室に分かれています。
通されたのはこの個室。禁煙席のようです。
ランチメニュー。
【当店自慢】の「ロオジャーモ」に「酸辣粉」。
酸辣「湯」じゃなくって酸辣「粉」は、麺料理です。
同行した四川在住経験ばあるA女の話では、現地ではどっちもよく食べられている料理だそうです。
しかも「小吃(シャオチー)」=おやつに食べる軽い料理ですって。
少ないのか・・まぁ、いいや。
で、どっちにしようかな・・・やっぱり、辛い方だな。
ということで、中国人のフロア係さんに「酸辣粉」をオーダー。
そしたらなんと!
「ロオジャーモ」とセットだって。
あらまぁ!
「おやつ」の料理を合わせ技で1品にしているってことですか。面白そうですね。
◆酸辣粉
先に「酸辣粉」が登場。
やっぱり、社食で使うようなお盆に載っている。
ところでこの「酸辣粉」のこと。
ちなみに、中国語で「粉」は、小麦粉以外の材料で作られた麺のこと。
「酸辣粉」は、サツマイモの澱粉で作った麺を使っているそうです。
澱粉で造った麺ということなので、きっと冷麺に似た食感の麺だと思います。
真っ赤なスープに香菜(パクチー)が散らされています。
知っていたなら、もっと香菜をトッピングしてもらえばよかったなぁ・・。
では、いただきます!
おや。(◎_◎;)
箸袋が、前回は「台北風情」のままでしたけど、「川府」に切り替わりましたね。
真っ赤なスープは、いかにも辛そう。
して、そのスープは・・・激辛ではありません。
「酸辣粉」というだけあって、酸辣湯みたいに、酸っぱくて辛い。
そして出汁が旨いです。
透き通った麺は、冷麺によく似ています。
食感も冷麺みたいに弾力があって・・・噛み切れない。
かなり食べにくい麺です。(*´ο`*)=3
脇役の小皿に、野菜炒めが少し。
そしてお新香代わりのザーサイ。
「酸辣粉」は、麺の量が少な目で、ボリューム不足です。
でも大丈夫。
もう1つの料理の登場です。
◆肉夾饃(ロオジャーモー)
酵母菌を使って膨らませていない硬いパンの間に、ミンチ肉が挟んであります。
発酵させないパン、ってことは元祖のパン、本来のベーグルみたいなものですね。
入り口にあったポスターにこう書いてありました。
「肉夾饃」(ロオジャーモー)は、中国風焼きパンの中に肉を入れた食べ物です。
陝西(中国の西北地区)の人気料理で、戦国の時代にも遡ることができるほど歴史のある料理です。
世界にその名を知られることになり、中国風ハンバーガーという美称も与えられました。
当店の肉夾饃の「肉」は特製の豚肉を秘製スープに入れ、鍋でじっくり煮込みます。
調理後の「肉」は普通の肉よりはもっとさくさくとして柔らかくて、口に入れるとすぐ溶けるような味わいです。その肉を詰め物として「饃(モー)」2枚の間に挟んで、美味しい肉夾饃(ロオジャーモー)になります。
煮込んだ肉を粗めに切って、パンにはさんであるんですね。
これもお決まりの香菜が載っています。
手にもって、ガブリといただきます。
ん?
ほぉ!
なかなか旨いです。
挟んである肉がいい味をしています。
パンは硬くて、トルティーヤみたい。
酸辣粉と肉夾饃。2つ食べると、ボリュームとしてはほぼ満たされます。
デザートには、クコの実が載った杏仁豆腐。
そしてフルーツはメロン。
中国では「おやつ」として食べられている酸辣粉と肉夾饃。
その2つをセットにして1人前のランチにしている。
酸辣粉も肉夾饃も、それぞれエスニックで美味しいですね。
ただし、2つの料理がマッチした組み合わせかというと、そうでもない。
それぞれのボリュームは少ないけど、合わせ技だとほぼ十分です。
ところで、四川省在住経験があって、四川料理大好き人間の同行者は、麻婆豆腐をオーダーしました。
その麻婆豆腐が、実に本格的でかなり旨いというのです。
いわく、味覚の麻婆豆腐に匹敵する!ヽ(^◇^*)/
うーむ、次回はその麻婆豆腐をぜひいただきたいです。
ごちそうさまでした。
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