九州ラーメンというと、博多ラーメンが有名でしょうか？
そのルーツの久留米ラーメン、さらには熊本ラーメンもある。
いずれも豚骨ラーメンですけど、それぞれ違う。
で、本場の熊本ラーメンが、茨城県にただ１軒だけあるんです。
【九州ラーメン】の看板が目印。
九州ラーメンって・・・熊本か？
はい、【熊本豚骨】ラーメンです。
「味千ラーメン」さん。
ロゴマークで、ラーメン丼を抱えた女の子は「チイちゃん」。
関東で熊本ラーメンというと・・・
新宿や池袋にある「桂花」や新横浜ラーメン博物館にある「こむらさき」が有名かな。
味千創業者は、こむらさき創業者とラーメン店を目指し、桂花で修行して、1968年に「味千」を創業したそうです。
店内は、テーブルが５卓、カウンターが８席。
お店に入ると女将さんが出てきて・・・
「ごめんなさい、ごはんが切れちゃったんですけど、いいですか？ 」
ってことは、ライスもご飯物もナシってことか。
当然、チャーハンみないのね。でも、いっか。
「いいですよ！」と笑顔で席に着きました。
【九州の味、熊本生まれ、世界の味千ラーメン】と書かれたメニュー。
世界の味千とは、デカく出たね。
じつは、味千はチェーン展開して、国内約80店、海外に約700店もあるって。
海外店のほとんどは中国で、いろいろトラブルもあったようですが・・・
それは脇へ置きましょう。
ラーメンのメニューはいろいろ。
トップは「味千ラーメン」600円。
本場九州熊本味！豚骨ラーメン。
黒マー油ラーメン750円も旨そう。
パイクー麺、どういうわけかコーンラーメンがある。
熊本名物の太平燕（タイピーエン）があるかと思ったら、ありません。
カウンター上の壁にも、黒マー油ラーメンとパイクー麺のポスター。
どっちもイチオシなんだろな。
半チャンラーメンと定食。
ライスがないんで、今日はどっちもありません。
メニューをじーっと眺めて、オーダーを考える。
で、デフォルトの味千ラーメンをオーダー。
ライスも炒飯もないから、餃子をプラスしましょう。
味千ラーメン＆餃子。
◆味千ラーメン
これぞ熊本ラーメン！
着丼するなり、豚骨スープの香りが鼻腔を刺激します。
チャーシュー、キクラゲ、味玉半分、白ネギがトッピング。
青ネギじゃなく、白ネギってところは、熊本流じゃなく茨城流です。
白濁したスープの表面には、褐色のマー油が一面に浮かんでいます。
透明な油と褐色マー油が浮かんだ豚骨スープは、濃厚でクリーミー。
熊本ラーメンにもいろいろあるでしょうが、ここのスープは豚骨に鶏ガラも加えてあるのでしょう。
コテコテで獣臭い豚骨ではなく、濃厚だけどマイルドな味わい。
そこにニンニクの風味が効いている。
テーブル上には、フライドガーリックが入った大きな容器。
そのフライドガーリックをたっぷりかけましょう。
フライドガーリックが、豚骨スープに香ばしさのパンチを加えます。
ストレートの中太麺が、濃厚なスープを絡めますよ。
硬めに茹で上げた麺は、加水率が低くて、パッスーンって食感。
同じく低加水でも細麺の博多ラーメンとはちがって、太い。
次第にスープを吸い込んでいきます。
チャーシューは柔らかくて、しっかりした味がついている。
シャッキリしたキクラゲの食感が、濃厚なスープの合間にいいですね。
味玉は濃い目の味で、ちょっと塩辛い。
ライスがほしいな。
◆餃子
やや小振りの餃子が６個。
ラー油たっぷりの酢醤油をつけていただきます。
肉が多めの餡がいい感じ。
でも、餃子よりもライスが合いそうです。
ラーメンとフライドガーリックはお持ち帰りができますって。
それよりも【毎月22日は味千感謝Day！】
650円の味千ラーメンが、なんと450円でいただける！
22日には、味千へ行って、熊本ラーメンを食べよう！
ごちそうさまでした。