店内はテーブル席2卓、小上がりに座卓が2卓。
やや広い座敷もあります。
フロア係はおにいさん。
厨房で料理を作っているのが彼のお母さんです。
おばあさんと呼ぶには若くて、元気なお母さんです。
席に着くと、冷たいお茶の入ったポットが置かれます。
そのお茶が、ほんのりと甘いよ。
「とうもろこし茶ですね!」って聞いたら、麦茶と混ぜているんだそうです。
なるほど、その方が日本人には馴染みやすいですね。
ランチメニューは、ビビンバが580円。これはずいぶんと安いです。
「辛味」と書いてあるのは、キムチチャーハンやスンドゥブチゲ。いいじゃないですか。
スンドゥブチゲは、キムチ、半ライス付きで980円。
チヂミや麺類、ご飯もの。
焼肉や一品料理。
汁物、そしてチゲ類。ランチじゃないチゲはライス付きで1000円です。
黒板にもメニュー。
カルビやプルコギの焼肉プレートもあります。
辛いものが食べたいので、ランチメニューのスンドゥブチゲにしましょう。
「辛くして!」とオーダーです。
するとおにいさん、ニコッっと笑って「アオトウいれますね?」だって。
アオトウ・・・おぉ!青唐辛子ですね。
「お願いします!」(*^0゚)v とお返事しました。
まず、大根キムチ=カクテキが一皿出てきました。
かなりしっかり量の自家製キムチです。
お母さんがつくった、このキムチが旨いんですよ。
辛さが控えめで、旨味のあるキムチです。
しかも2種類のキムチがありますよ。
透明感がある方は、しっかり漬かっていて、やや酸味のある。
白いキムチは、漬かりが若い。
このカクテキだけで丼飯が1杯いただけちゃいそう。
◆スンドゥブチゲ
土鍋に入ってグツグツと沸騰しているチゲ。
輪切りの青唐辛子がいっぱい浮かんでいますよ。
おにいさんが、卵が半熟になるようにって、生卵を熱いチゲの中に沈めてくれます。
自家製の熟成キムチを使ったスープは・・・
超うんまー!ヽ(^◇^*)/
そしてカッラー!o(>▽<)o
輪切りにされた青唐辛子が、マジ、超辛い。
おっと!アサリも入っていますよ。
このチゲのすごいところは、具材がどっさり入っていること。
豆腐と白菜キムチ、ネギやモヤシだけじゃなく、アサリも入ったチゲ。
こんなに具だくさんだから、旨いわけですよ。
そして青唐辛子入りだから、ムチャクチャ辛い!
辛くて、無意識のうちに涙が出てきます。
辛いチゲをご飯といただきます。
フロア係のおにいさんは、とにかく話好き。食べている最中にも、お店のこと、料理のこと、おかあさんのことなどをいろいろ話します。
食べ終わると厨房からママさんが出てきました。
「辛いって言ってなかったけど、辛くなかった?」と聞きます。
「すっごく辛くて、涙が出てきちゃった!」と白状しました。
キムチに使っている赤唐辛子は韓国産で、それをチゲにも使っている。
だけど青唐辛子は近所の農家が作ったものなんだって。
「青唐辛子はすごく辛くて、わたしはとても食べられない。」とお母さん。
(おいおい、自分が食べられないものを客に出したんかい!)
「その青唐辛子を1本全部入れたから、すごく辛かったでしょう。よく食べたわね。」
褒められたんだか、呆れられたんだか、よくわかりません。
ともあれ、とっても辛くて、とっても美味しいチゲでした。
おにいさんの話では、このお店のビビンバは具がいっぱいなのに安い、しかもランチはさらに安いから、最もコスパが高いよ、だって。
ならば、次回はビビンバをいただきましょう。
そしてお母さんの作る海苔巻きが絶品だって。だたしこれは予約のみ。
恵方巻として、韓国海苔巻きを咥えるのもいいですね。
とっても美味しい韓国料理のお店に出会えて、シアワセです。
辛いチゲを食べて、幸福ホルモンのエンドルフィンが出たためだけではありません。
ごちそうさまでした。
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