扉を開けると、割烹着を着たオバサンがいる・・・
えっ?!(*゚Д゚*)ェ…
「いらっしゃいませ」と向かえてくれたのは
な、なんと、若くて美人のお女将さん!
いい意味で、全く期待を裏切られました。
店内はコの字型カウンター18席のみの小さなお店です。
お好きな席へどうぞ、と言われて左奥の席へカミサンと座りました。
コロナ対策でソーシャルディスタンスを保ったカウンター席。
ミニオンが占拠している席には座っちゃいけません。
◆瓶ビール・サッポロ黒ラベル
まずはビールから。黒ラベルがあるのは、嬉しいです。
お疲れさまでした、とカミサンと乾杯。いっぱい歩いたもんね。
メニューは壁の短冊に書かれています。
ぎょうざ、水ぎょうざ。
からあげ、おでん、かにクリームコロッケ、おにぎり。
まずは「ぎょうざ」ですね。
すぐに料理が出てくる「おでん」もオーダーです。
カウンターに囲まれた中央の台では、店員さんたちが餃子を作っています。
作り置きではなく、オーダーが入ってから皮をのばし、餡を包み、餃子にして焼いている。
おいおい、この店、すごいじゃないか!w(*゚o゚*)w
不思議に思ってカミサンに聞いてみました。
なんでこんな店のことを知ってたの?
「セブンルール」で若い女将を観たんだって。
様々な分野で活躍する女性を取り上げる関西テレビ制作、フジテレビ系列の番組ですね。
そこでここの女将・奥村美佐さんが取り上げられたんだって。
目の前を見ると、2019年ミシュランガイド掲載店である証がある。
ぉおっと!この店はいったいどんな店なんだ?
祖母、父、そして三代目がさっきの若女将だそうで、なんと創業1963年ですって。
なんだかお店に対する興味が一気に膨れ上がりました。
◆おでん
大根、厚揚げ、コンニャクをいただきました。
出汁がしっかり利いた、アッサリ味のおでん。これだけでも十分に美味しい。
でも「おでん用」と書かれた器には・・・
味噌ダレがついています。もちろん八丁味噌ベース。
おでんでビールを飲みながら、目の前で展開する餃子つくりのプロの技を眺めます。
細長い円柱状にした生地を適当な大きさに千切って、掌で広げて・・
小さな綿棒で伸ばし・・・
出来上がった皮をポーン!と麺台の隅に放る。
※写真右、宙に浮いた餃子の皮にご注目!
別の人がその皮で餡を包みます。
◆ぎょうざ
焼き餃子は、8個で500円という安さ。
餃子の底が揚げたようになっていて、仕上げに油で揚げるように焼いているんですね。
焼き具合が、ホワイト餃子にちょっと似ています。
小皿に入った餃子のタレが出されます。
伊勢のたまり醤油をベースにしたオリジナルブレンドのタレだそうです。
手延べの餃子の皮は厚いのが普通ですけど、それに比べると薄い皮です。
厚すぎず、薄すぎず、適度な厚さでモチモチ食感の皮がとっても美味しい。絶品です。
たまり醤油ベースのタレは、たまり醤油独特の甘みがあって濃厚です。
美味しいからいろいろオーダーしましょうよ。
◆かにクリームコロッケ
揚げ物担当のおねえさんが揚げたクリームコロッケ。
衣の中にトロットロのクリームが入っています。
これ、むちゃくちゃに旨い、ヤバイ旨さです。
カニクリームコロッケは、洋食店で修業した二代目(父)がはじめたもので、いまでは定番メニューだそうです。
◆からあげ(小)
1人前800円は多そうだったので、「小」450円にしました。
これも揚げ担当のおねえさんが作っています。
ちゃんと骨付きもも肉を揚げた本格的から揚げ。しかも三重県産地鶏だそうです。
衣がパリッとして肉がすっごくジューシー。
しかも味付けが絶妙。
醤油ベースの味がついているけど、酒や白飯を求めたいほど濃い味付けではない。
ビールを2本開けて、次のドリンクは・・・
◆イセシマハイボール
秘密のエキスが入った下町ハイボールかと思ったら、プレーンの焼酎ハイボールです。
伊勢志摩の熟成焼酎「光年」(甲乙混和)に炭酸を加えたチューハイです。
◆水ぎょうざ
だしの利いた、あっさりスープにあの手作りぎょうざが入っています。
スープが旨い。飲んだ後にはとくにいいですね。
モチモチの皮は水餃子にしても美味しい。
◆焼酎緑茶割り
サワーは甘いので、緑茶割にしました。
◆焼きぎょうざ
最後にもう1皿、焼き餃子を追加。これ、やっぱり旨いですわ。
どの料理もおいしかったわぁ。
わざわざ来る甲斐があるお店です。
サックリと1時間。
お店を出て、歩いて伊勢市駅へ向かい、近鉄特急「しまかぜ」で名古屋へ戻りました。
ごちそうさまでした。
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