老舗居酒屋はいい感じのホスピタリティと美味しい肴 大甚 本店@名古屋市 [ 東海]
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カミサンの発案で名古屋に旅行しました。
初日は、新幹線ホームの立ち食いきしめん店でランチ。
なごや観光ルートバス「メグール」に乗って徳川美術館へ。
「源氏物語絵巻」と特別公開の「紫式部日記絵巻」の現物を見て感動!
徳川園を散歩しました。
文化のみち二葉館を見て、ホテルへチェックイン。
さて、いよいよ夕食です。
ずーっと以前から行きたかった名居酒屋へ向かいました。
「大甚本店」さん。
明治40年創業の老舗酒場。
木造の外壁が老舗の風格を語っています。
上品な太田和彦さんや庶民的な吉田類さんが、絶賛する名居酒屋です。
太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選 名酒放浪編 (光文社新書)
- 作者: 太田和彦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2020/09/16
- メディア: 新書
予約していなかったので、入口近くのテーブルで、先客と同席です。
三密回避で、横の客との間にはプラスチックの衝立があるのはいいけど、入口の扉が開いていて寒いです。
テーブルは厚さ10センチほどのケヤキの一枚板。ご立派!
箸袋にはしっかり店名が印刷されています。
さて、まずはビールから。
生ビールはアサヒとキリン、瓶ビールはアサヒ、キリン、サッポロとのこと。
カミサンはキリンの生ビール、とんちゃんはサッポロの瓶ビールにしました。
◆サッポロ黒ラベル
これがあるなんて、嬉しいですね。
ここはお通しがありません。
料理が並べられていて、好みのものを指さすと、おねえさんが料理をくれます。
◆バイ貝の煮付け
爪楊枝で上手に取り出しましょうね。
◆ヒイカの煮つけ
可愛くて柔らかいイカで、やや甘めの味付けです。
◆ほうれん草のおひたし
カツオ節がたっぷりかかっている。
◆焼き穴子
なんとなく食べたくてね。
瓶ビールを飲み終えて、さて次は、と思いながら店内のポスターを見ていると・・・
アサヒビールのポスター「百年ビール」。
え゛っ!もしかして?(◎_◎;)
お店の人に確認してみました。
アサヒの生ビールは、な、なんと「マルエフ」じゃないか!( ̄◇ ̄;)!!
アサヒビールの前身・大阪麦酒社は1900年に日本初の瓶入り生ビールを発売。
これは、ビール酵母が生きているホンマモンの生ビールです。
1979年、酵母菌をフィルターで除去すれば生ビールと呼んでいいことになる。
そして1986年に「アサヒ樽生」が「コクがあるのにキレがある」というコンセプトで全国販売され、大ヒット。
しかし1987年にスーパードライが販売され、さらに大ヒット。
おかげで、アサヒ樽生はアサヒ吹田工場で業務用樽詰だけが製造、販売されることになる。
その開発記号がⒻ(マルエフ)。FORTUNEの頭文字です。
このマルエフは、しっかりした味で旨いのです。
しかし滅多には出会えない。幻の生ビールです。
弊ブログでも過去たった2回しか登場していない。
⇒Bier Reise '98@新橋
⇒笑味@茨城県牛久市
そんなビールを飲まずに済ますわけにはいかない!
◆アサヒ・マルエフ
店名が入ったジョッキに注がれています。
「マルエフ」の文字も入っていました。
そしてやっぱり旨いです。
カミサンが、温かいものが食べたい、と言って黒板のメニューを眺めます。
これまた旨そうなメニューがズラリと並んでいる。
その中から選んだのは・・・
◆和牛レバーステーキ
レバーがレア状態ですよ。
レバ刺しを炙ったって感じ。これは激ウマです。
- ショップ: 熊本県甲佐町
- 価格: 10,000 円
◆日本酒
燗酒をぬる燗でいただきました。
樽入の「賀茂鶴」(かもつる)。燗は、燗付け機ではなく、湯煎です。
燗担当のおじさんが、適度なぬる燗を出してくれました。
徳利だけでなく猪口にも銘が入っています。
杉のほのかな香りがする、実に旨い日本酒です。
- ショップ: ハローデイ楽天市場店
- 価格: 1,089 円
◆牛すじ煮卵
トロトロの牛スジがうめぇ。日本酒に合うわぁ。(*´▽`*)
◆カブの千枚漬け
◆マグロのぶつ
これが期待以上に旨い。
◆チューハイ
最後にプレーンの焼酎ハイボール。ちゃんとレモンがついてます。
お会計は、なんと算盤で!テーブル上に残された皿の数で計算します。
料金は2人で8千円。適度なお値段です。
お店の人たちは程よい距離感を保ちつつ、ホスピタリティがある。
さすが老舗の居酒屋です。
いい感じに楽しく食事することができて、来てよかったね、とカミサンと同感。
ごちそうさまでした。
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