店内はL字型のカウンターに12席、6人掛けのテーブルが4卓あります。
カウンター席はパーティションを立ててあって、新型コロナ対策してます。
テレビでは「明日のジョー」が放映されている。
そして厨房では丹下段平に似た店長が客をにらんでいる。(これはウソ)
オーダーは食券方式。
券売機は、ステッカーのメニューがいっぱいで騒々しい。やっぱ「味噌二郎」あるわ。
そのラーメンのメニューは・・メニューじゃなく「WBU選手一覧」だ!
ちなみに「WBU」とは「笑っちゃうほど・バカ・美味(うま)い」の略。
世界ボクシング連合(WBU)とは、全然関係ありません。(たぶん)
さて、オーダーはデフォルトの「味噌ラーメン」にしましょう。740円です。
食券を渡すと、「野菜は200gと400gがありますが、どうしますか?」と聞かれる。
そう聞かれりゃ、そりゃもう、400gですよ!
改めて店内を見回すと・・・
カウンター前の立ち上がり小壁にも騒々しいメニューが張られています。
店の奥に【WBU味噌ヘビー級タイトルマッチ】なんてポスターが貼ってある。
王者のチャンピオン味噌ラーメンVS挑戦者のランキング第3位の新潟超濃厚味噌。
そしてゴング!
ラーメンを客に配膳すると「カーン!」とゴングを鳴らす。
それが試合開始の宣告です。
この店、いやジムでは、濃厚味噌を食べることは真剣な試合なのです。
郷に入りては郷に従え。
入店したからには、気を引き締めて試合に臨みましょう。
◆味噌ラーメン
トッピングはモヤシいっぱいの野菜と豚バラロールの炙りチャーシュー。
400gの野菜は山を成している。
「カーン!」というゴングの音とともに試合開始です。
スープの色は白っぽく、味噌タレは淡色の米味噌を使っているようです。
スープの表面には細かな背脂がいっぱい浮かんでいる。
豚骨ベースのギトギトスープかと思ったけど、意外にもギトギトじゃない。
淡色米味噌系なので、やや甘めのサッパリした味のスープ。ニンニクが少し効いている。
「濃厚」なのは、豚骨ベースの出汁のことですね。
味噌ダレは、白味噌系のスッキリした味わいで、濃厚さも熟成度もあまり高くない。
麺は大きなウェーブがある太麺。モチモチした食感です。
ここらで薬味を投入。
コショウはブラックとホワイトがあって、七味と一味の唐辛子がある。
味噌ラーメンにはどれをかけるか?
・・・って、考える前に、もう決まっていますよ。
一味唐辛子!これっきゃない!
なんで七味なんか置くかね?わけわからん。
一味唐辛子を少し投入。
さらに、生ニンニクがあるので・・・
そいつも投入!
うん、スープにパンチが効いてきた。
唐辛子とニンニクを絡めた太麺が旨いぞ。
そして野菜が旨い。
中華鍋を振りながら野菜を強火で炒め、スープで煮る。
この基本的な調理を行っているから、野菜がシャッキリと旨く、スープには野菜の旨味が溶け出ている。いいですね。
関東のラーメン店の味噌ラーメンでは、茹で置きした野菜をトッピングしてる。
これがいただけません。
厚切りのロールチャーシューは片面だけ炙ってあり、柔らかくてボリュームある。
スープにさらに一味を投入しながらいただきました。
残ったスープには追い飯。
かと思ったけど、セーブしました。
濃厚な豚骨スープはギトギトしすぎずに好印象。
淡色の米味噌系の味噌ダレは、やや甘口でマイルド。
タレの熟成度があまり高くない感じなのが物足りたいかな。
ごちそうさまでした。
関連ランキング:ラーメン | 牛久駅