昨年11月に夫婦で茨城県北の山中へ旅行しました。
お昼に大子町の「月待の滝」へ。その様子は昨日の記事でアップしました。
月待の滝のほとりあるお店でランチしました。
ロッジハウスの二階建てのお店。
ここが「もみじ苑」さんです。
昨日の記事に書いたように、「月待の滝」は、今ではテレビをはじめ多くのメディアに取り上げられているパワースポット。でも1970年代には地元でもあまり知られない隠れた存在でした。
もみじ苑の店主が、1984年に25歳で滝壺近くに喫茶店を開店して、周辺を整備したおかげで、滝の美しさが見直され、今のように有名になったそうです。
そして平成8年(1996年)に、今の二階建てに増築したそうです。
滝に面した側が表玄関らしい。
「出逢」と書かれた石灯籠。
第3駐車場から向かったわたしたちは、脇の入口から入りました。
【自家焙煎珈琲と水車石挽そば】の看板。このことは後ほど。
月待の滝流しそうめん、カラー選別蕎麦に水占い、水だるま、水招き猫が全国初だって。
店内に入ると、居ながらにして滝を眺められる座敷。分厚い一枚板の座卓が立派です。
滝が良く見える席に夫婦で座りました。
奥には薪ストーブが設置された部屋。これまた分厚い木製テーブルと切り株の椅子があります。
カウンター席も少しあります。
そのカウンターには、この店を訪れた有名人たちの資料。
紹介記事のコピーも山積みされています。
メニューといっしょに名刺が置かれています。
メニューは手打ちの蕎麦とドリンク。
ここに来た目的は、手打ち蕎麦をいただくこと。
カミサンはおろしそば、とんちゃんは十割そばにしました。
味噌おでん、そば味噌もいいですね。
このお店では、奥久慈などの地元産の秋そばの玄蕎麦を仕入れ、劣化しないよう無酸素真空状態で低温貯蔵。それを脱皮器にかけて殻を外した蕎麦の実(丸ヌキ)をカラー選別機にかけて仕分けし、石臼で挽いて蕎麦粉にしています。
夏限定で、流しそうめん、天然かき氷などがあります。
冬場限定のけんちん汁と白玉ぜんざいは、外売店にあります。
外売店には、お団子もあります。
外売店は、滝の手前にある「モミジテラス」。
◆味噌おでん
串刺しのコンニャクに甘辛い味噌ダレをかけたもの。
後で知ったのですが、奥久慈はコンニャクが有名なんですって。
コンニャクと言うと今では群馬が有名ですが、江戸時代には奥久慈がコンニャクの産地だったそうです。
コンニャクはコンニャク芋というお芋からつくられますが、腐りやすくて保存や輸送が難しかった。1776年に、奥久慈の農家・中島藤右衛門(とうえもん)がコンニャク芋を粉にして、その粉からコンニャクを製造する技術を開発。そのせいでコンニャク粉は水戸藩の専売品になったそうです。
◆おろしそば
トッピングが、焼き海苔、カツオ節、両方が選べて、カツオ節で。
鰹節の下に大根おろしがあって、そばつゆをかけたぶっかけでいただきます。
薬味に梅肉がついています。
◆十割そば
挽きぐるみの黒っぽい色の細切り蕎麦。殻を入れず、蕎麦の実(マルぬき)だけを使った蕎麦。
鰹の出汁がしっかり効いて、意外に辛口の汁です。
薬味に、ワサビと辛味大根がついてます。辛味大根好きなんですよ。
しっかりした硬い歯ごたえ蕎麦を噛むと、蕎麦の香りがとっても高い。
最後に蕎麦湯を入れていただきます。
◆そば味噌
甘辛い味噌の中に蕎麦の実が入っている。
これって、日本酒のアテですね。
食後にコーヒーをいただきましょう。
自家焙煎のブレンドコーヒーは500円ですけど、「エチオピア・イリガチャフG-1」というコーヒーがあるというので、それをいただきました。
◆コーヒー
自家焙煎したコーヒー豆をサイフォンで淹れたコーヒー。
深煎りではなくミディアムローストの焙煎だそうです。
コーヒーには落花生がついています。濃い味の落花生は、きっと茨城産ですね。
ミディアムローストのコーヒーはやや軽い味。甘い香りのコーヒーです。
ごちそうさまでした。
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