店内は、厨房前にテーブル席が2卓、奥に部屋があります。
フロア係りの日本人女性がオーナーで、厨房の男性シェフはインド人。ご夫婦じゃありません。
壁にインド産のバスマティライスの袋が並べられています。
DAAWATブランドの「Chef’s Secretz Basmati Rice Classic」というお米。パッケージに写っている2人のうち、右側のメガネの人はDAAWATブランドのアンバサダーをしているインド・ポリウッドの人気俳優、アミターブ・バッチャン(Amitabh Bachchan)氏。左側の人は、インドの有名なシェフ、サンジーブ・カプール(Sanjeev Kapoor)氏。
ランチメニューはこれ。
スジャータセット1500円は、タンドリーチキンがついて、カレーはサグチキンとキーマ。
コルカタセット1300円はポークティッカがついて、カレーはバターチキンとキーマ。
※「コルカタ」という名が気になりますが、それは後ほど。
セレクトセットは、カレーによって料金が異なります。
一番安い890円はチキン、キーマ、ダル、ベジタブル、日替わりは990円。
辛さは、普通、中辛、辛口から選べます。
このお店には豚肉料理があります。
インド料理店でチキンやマトンが多いのは宗教との関係から。ヒンドゥ教では牛肉がタブーで、イスラム教では豚肉がタブーだからです。
でもここには豚肉がある。シェフはヒンドゥ教徒だから豚肉OK!なんです。
ビリヤニは、チキン、マトン、エビがあります。
ナンは、料金追加でチーズナンやミソナン、ごまナン、ガーリックナンに変更可能。
「ミソナン」とは、ビックリ!これ、ネットで話題になってますね。
テイクアウトはチキン、キーマ、ダルが650円という低料金。
「日替わりカレー」は何かとお聞きしたら、マトンのスネ肉と豆のカレーだって。
そいつは、ちょいと珍しい。
なので日替わりカレーをオーダー。辛さは「辛口」で。
プレーンナンかライスが選べて、ライスはジャポニカ米かインディカ米が選べます。
なのでインディカライスをオーダーです。
ドリンクは、オレンジ、コーラ、ラッシーから選べるので、ラッシーに。
ママさんがシェフにオーダーを伝えると、なんか変。
インディカライスはこれから炊くので時間がかかるとのこと。
うーむ、さすがに待てないので、ナンに変更です。
◆日替わりカレー
ナンが巨大だ!!(*゚Д゚*)ェ…
50センチ以上あろう巨大なナン。
サラダが入っている器(カトリ)がとても小さく見えます。
日本にあるインド料理店のナンはデカイ。インド人が見たら「ありえなーい!」とビックリするほどに大きい。まさに「インド人もビックリ!」。(昔のCMね。)
しかしここのナンは、並外れて巨大。
シェフは、ナンが主食の地域(北インド)の出身じゃないからでしょう。
巨大なナンには、ギーがかかっていない。
ギーは、ナンと同じく北インド・パンジャブ地方で使われる油ですもんね。
ではまずは、カトリに入ったサラダからいただきましょう。
日本のインド料理店ではお決まりの、オレンジ色のドレッシングがかかっています。
カレーは、カトリじゃなく、普通の皿に入ってる。
アツアツで、絶対に手食ができない熱さです。
骨付きの肉が入っていました。いや、肉と言うより煮込んだ軟骨です。
これはかなり時間をかけて作った料理ですね。
ルー(グレービー)優位のインネパ店のカレーとは違って、具材優位のカレーです。ニンニクの香りがして、スパイスが利いて美味しい。
そして、そこそこ辛い。
ナンでカレーをつまんで食べていると、「辛さはどうですか?」とシェフ。
「大丈夫です」ととんちゃん。
「もっと辛くできますよ。」とシェフ。
えっ?もう食べちゃったのに、辛くできるの?w(*゚o゚*)w
「じゃぁ、お願いします!」と伝えると、ママさんがカレーの皿を持って行きました。
アツアツのカレーが再登場。
辛さがグーッ!と、アップしています。( ^∇^)
本場ではきっと、これくらい辛いんだろうなぁ・・・。
大豆のような豆がいっぱい入っています。柔らかくて美味しい。
黒い模様がある豆。アフリカやインドではロビア、英語でブラックアイドピーと呼ばれる豆ですね。ササゲ(大角豆)の仲間だそうです。
骨付き肉を手づかみして、トロトロのコラーゲンや骨をしゃぶります。
骨は割ってあります。骨の髄のエキスが出てくるようにですね。
日本米のライスが少しだけセットされています。
カレーに混ぜて・・・
カレーライスも美味しい。
ラッシーは、カレーセットといっしょに出されましたが、最後にいただきます。
クラッシュアイスがいっぱい入っていて、冷たいです。
巨大なナンは、予想通り、半分くらいしか食べられませんでした。
ママさんに、残ったナンを持ち帰りたいと伝えると、レジ袋をくれたので、残ったナンはそれに入れました。
食事が終わって、ママさんやシェフと少しお話。
シェフは、インドで料理人をしていたときの経験から、ちゃんとした食材を使った料理をつくりたいので、それなりの料金の料理を提供しているんです、とも。
メニューに「コルカタセット」があるけど、「コルカタ」は以前は「カルカッタ」と呼ばれていたところで、西ベンガル州の州都。ということは、シェフは西ベンガルの出身ですか?
ベンガル地方の出身です、とママさん。
(インドの東端にあるのに、なぜか「西ベンガル」(その東にインドはない)。その理由は長くなるので書きません。)
東インドのベンガル料理なら、魚料理が得意なんでしょ?
魚料理は美味しいよ、とシェフ。
次回はぜひ、インディカライスを召し上がってくださいね、とママさん。
インディカライス好きなので、ぜひそうしたいです!
ベンガル料理は米食文化の地域ですもんね。
ごちそうさまでした。
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