中に入るとエントランスがある。
正面には商品を陳列してあって、左手には蛯原商店の事務所がある。
蛯原商店の「つむぎうどん」と「潮来そば」が陳列してあります。
ところで龍ケ崎なのになんで「潮来そば」なのか?
県道5号線(竜ケ崎潮来線)は【潮来街道】と呼ばれ、観光地・潮来への道だったんです。それにあやかって「潮来そば」にしたらしい。
麺打ち部屋。ここで蕎麦やうどんを手打ちしています。
11時の開店前や早い時間に来ると、打っているところを見ることができますよ。
店内は、ぶっとい大黒柱がドーンとあって、梁の木組みが露出した古民家風。
2人用テーブルが2卓、4人用が2卓、小上がりに3卓、奥の座敷に4卓あります。
とんちゃんは1人だけど、小上がりに座りました。
卓上にはコインの占い機。懐かしいなぁ。
席に着くと緑茶が出されます。
メニューは、木製の表紙がついた「御献立帳」です。
そば、うどん、ともに手打ちなんですが、そのことをどこにも書いてないです。
もり600円、ざる650円から。大盛りは130円増し。
小割、重ねもり、合わせもりもあります。
天ぷら系。蕎麦はダッタンそば、十割そば、素麺・冷麦に変更も可能。
ダッタンそばのメニューは別にあります。
釜揚げ、鍋焼き。
「釜揚げうどん」はよく聞くけれど、「釜揚げそば」もある!
温かいうどんやそばは、茹でたあとに冷水で一度締めてからいただきます。しかし「釜揚げ」は、ゆで釜から上げた麺を、冷水で締めずに、熱いままいただく。
出雲では、釜上げそばがあります。それが、ここにもあるのだろうか?!
⇒シンプルな釜上そばがイチオシ かねや@島根県出雲市
丼もの、定食。海鮮丼、刺身定食もあります。
【当店一押し!】は、半熟卵のかき揚げ丼セット。
かき揚げと半熟卵って、どういうことだろ?
ま、お店のイチオシだってんだから、きっと旨いんだろな。そう思って、半熟卵のかき揚げ丼セットをオーダーしました。
するとフロア係りの男性が矢継ぎ早に質問します。
うどんか、そばか?「そば!」
温かいのか、冷たいのか?「冷たいの!」
汁がかかっているのか、せいろか?「せいろ!」
いやはや、答えるのも大変です。(*´ο`*)=3
蕎麦を待っていると、常連さんご夫婦が席について、「いつもの!」とオーダー。
するとくだんのフロア係りさんが、「ご主人は鍋焼きうどん・卵半熟、奥様は鍋焼きうどん・卵しっかり火を通す、ですね」とオーダーを確認する。
すんげー!(*゚Д゚*)ェ…
◆半熟卵のかき揚げ丼セット
かき揚げ丼、もりそばに漬物、冷奴つき。
「龍ケ崎つむぎ庵」の銘が入った箸袋。
裏には、今ではもうない本店の電話番号も書いてあります。ちなみに本店の電話番号は、現在は蛯原商店のものです。
まずはもりそばから。
角ザルに入った蕎麦は、灰色をしています。
ほんのり蕎麦の香りがする手打ちの二八蕎麦はつるんとしたのど越し。
汁は、本鰹メインの出汁で、ほんのり甘みがある。
そば汁に蕎麦湯を入れていただきます。
冷奴。
おや、上に載っている茶色いものは、醤油のジュレだ。だから醤油をかけずにいただけます。
半熟卵のかき揚げ丼。
卵でとじてあるのかと思ったら、ぜんぜん普通のかき揚げ丼。
半熟卵はいずこに?
なんと!かき揚げの下に隠れていました!
かき揚げ丼を食べ進むと・・・
半熟卵が出て来ます。
半熟卵とご飯、天丼のタレかけ。
かき揚げ丼に半熟卵のせ飯。1粒で2度美味しい!
アーモンドグリコみたいなかき揚げ丼ですね。( ^∇^)
タケノコの煮物と漬物があります。
タケノコは薄味でやや甘味のある味付け。
漬物は、大根の葉とニンジンの浅漬け。そして大根は甘酢漬けで、美味しい。
「半熟卵のかき揚げ丼セット」はユーチューバーも紹介してます。
美味しい手打ちの二八蕎麦、そして面白い半熟卵のかき揚げ丼でした。
手打ちのうどんも美味しそうです。
ごちそうさまでした。
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