取手駅東口にあるベトナム料理店「ミイミフォー」が龍ケ崎市にキッチンカーを出す、とのこと。オーナーの女性に会えるかもしれない、と思って向かいました。
龍ケ崎市の城南ショッピングセンター駐車場は、頻繁にキッチンカーが出店しています。
6月4日（土）には、Little Oven（ピザ）、キッチンカーMARO（バブルワッフル）、Cafe TIR（クレープ、かき氷）そしてミイミイフォーの出店がありました。
「ミイミイフォー」（MYMY PHỞ）さんのキッチンカー。
キッチンカーを覗くと、なんと若い美人の女性が１人だけ。この方がオーナー？
取手のお店に行ったときの写真を昨日インスタに上げました、と言ったら、「見ました、ありがとうございます！」と会話が始まる。
フォーとバインミーがウリ、というのがよくわかる垂れ幕。
そういえばバインミーって食べたことがないかも。じゃぁ今日はバインミーにしよう。
鶏肉のフォー、混ぜそばがあります。
混ぜそばは、本店のメニューにない、珍しい料理なんだけど、知らずにパスしちゃった。
生春巻き、揚げ春巻き、豚肉の甘辛丼。
バインミーは、ハム、鶏肉、豚肉の３種類があります。
【自家製ハム】と書いてある「ハムのバインミー」をオーダーしました。
「パクチー入れますよね！」と聞かれたので「はい！大好きです！とお答え。そうそう、インスタにパクチーのこと書いたもんな。多めに入れてくれると嬉しいな。
待ち時間に、オーナーのことや店名の由来を伺ってみました。
あなたがオーナーですか？と単刀直入に質問。
すると、オーナーではなく、会社の担当者だとのこと。
ビックリの回答です。少し詳しく教えてもらいました。
「ミイミイフォー」の経営者はアクタホールディングス（土浦市本社）という会社。同社のグループ企業でベトナム人研修生を受け入れている。彼らは３年間も日本に滞在するので、食事にベトナム料理を提供する。ならば、とベトナム料理店を開いたそうです。
彼女はその担当で、キッチンカーの担当もしているんですって。
店名の「MYMY」の由来についても聞いてみました。女性の名前ですか？
すると「よく聞かれるんですよ！」だって。あなたの名前か？って。
「My」はベトナム語で中華麺のこと。（正確には「Mỳ」みたいで、「Mì」とも書く。）開店当初は中華麺も提供していたので「MYMY」としたそうです。しかしその後、中華麺が入手しにくくなり、現在はフォーとブンを提供しているそうです。
バインミーが出来上がり。自宅に持ち帰っていただきました。
◆ハムのバインミー
紙に包まれています。
おや、紙の端っこに、可愛い笑顔の絵と「ありがとう」の文字。しかも笑顔の両目「CÁM ƠN」は、「ありがとう」のベトナム語です。素敵ですね。
バインミーはフランスパンのサンドイッチ。
「バインミー」は「フランスパン」のこと、という説明がありますけど、そもそもは「パン」のことです。フランスの植民地（フランス領インドシナ）だった期間（1884～1945年）にフランス文化が浸透して、フランスパンを食べるようになったんです。だからパン＝フランスパンなわけ。
「バインミー」（Bánh mì/ Bánh mỳ）の「ミー」（mì/ mỳ）は、店名で触れた小麦の生地のことだ。で、「バイン」（Bánh）は生地を固めたもののことね。
パンの中には自家製ハム。それにスイートチリソースがかかっている。
自家製ハムは、ハノイでは「Giò lụa」（ゾールア）、ホーチミンでは「Chả lụa」（チャールア）と呼ばれるベトナムハムです。
ペースト状にした豚肉に片栗粉、塩、胡椒等を加えて棒状にして、加熱したもの。ハムというよりボロニアソーセージですね。
ハムとパンの間には野菜系がいっぱい。
レタス、キュウリ、ニンジンとダイコンのなます、そしてパクチー！
さらにオリジナルレバーパテ。
では、いただきます！
ガブリと噛みつく。
炙ったバゲットは薄い皮がパリッとしているけど、中は柔らかい。これがベトナム式のバゲットですね。
そして噛むほどに複雑な味わいが口の中に広がります。
甘くて辛いスイートチリソースの味、シャキシャキしたレタスやなます、ハムやレバーパテの旨み、そしてパクチーの香り。
う、うまい！(*^▽^*)
実は、バインミーなんて所詮、サンドイッチだろ、と見くびっていたんです。
しかしベトナムのサンドイッチはエスニックで旨いです。無知を反省です。
どうもどちそうさまでした。
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