荒川沖駅近くに美味しい蕎麦屋さんがあるよと、知人に教えられて、お店に向かいました。


「つけ蕎麦 安曇野」の幟が目印。
「安曇野」なんていう名の蕎麦店は全国にいくつもあるから、つい無視していました。


ここが店舗です。


独特な字体で書かれた「安曇野」の看板。
本店で、この字体の暖簾を看板を掲げる牛久店が支店ですね。


【石臼挽き自家製粉】と書かれた看板。
スモークガラスで日射を遮っているその扉の向こうには・・・


石臼挽きの製粉機が置かれて、ゆっくりとソバを挽いています。


ところで、お店の脇に豊満な胸をした女性のブロンズ像があります。

蕎麦屋に全く似つかわしくない像。その御影石の台座には「東京堂」と書いてある。
作者は二科会会員の故・小鹿尚久さん。
東京堂とは何だろう、そしてこの像と蕎麦屋の関係は、と調べてみたら、なんとビックリ!

東京堂は、かつて土浦駅近くにあった時計・宝飾品専門店です。
1978年ごろに二科展に出品されたこの像が気に入り、東京堂の経営者と娘が購入し、店の前に置いた。その後、経営者は他界し店も畳んだが、像だけは残っていた。それが2017年に、ここに移動してきた。
なぜかというと、東京堂の娘さんの嫁ぎ先がこの蕎麦屋だから。株式会社東京堂は今、この蕎麦屋の住所にあって、娘さんが代表取締役です。(⇒宝飾店の看板娘が2度目の嫁入り
そして安曇野を経営するのは東京堂になっているようです。