ジャンゴさんの店内。カウンター3席とテーブルが3卓あります。
厨房には「てるてる房洲」の店主さんと「ジャンゴ」の店主さんもいらっしゃいます。
とんちゃんは1人なので、カウンター席に座りました。
メニューは1つだけ。
南インドの定食であるミールス、しかもピュアベジタリアンミールスが1300円。
ミールスは基本的に菜食料理だからベジミールスが基本で、肉や魚を使ったノンベジはスペシャル。
しかも店主さんが作った自家製野菜を使ったベジミールスで、穫れた野菜によって料理の内容が変わります。
ベジタリアン(菜食主義)にはいくつもの種類がありますが、「ピュアベジタリアン」は「ヴィーガン」(Vegan)と同義の純粋菜食で、乳製品・卵、蜂蜜等の動物性食品を一切食べません。なお、インドではピュアベジタリアンはヴィーガンと違って、乳製品は食べます。
◆ピュアベジタリアンミールス
ステンレス製の大きなターリー皿にバナナの葉が敷かれてる。これも店主さんが育てたバナナの木からとったもの。
ターリーの中央にライス。その周りやライスの上にカレーなどのおかずが置かれ、カトリ(小鉢)にスープが入っている。
カレーやおかずはを1品ごと別々のカトリに入れて提供して客がターリー皿に出す、という方式が多いようです。しかしここでは、ターリー皿に盛りつけられた状態で提供されます。
ライスはそれほど多くない。
でも大丈夫、このセットはお替りOKで、何杯でもいただけます。
ちなみにとんちゃんは結局2杯半いただいて、満腹になりました。
何が盛られているのか説明書きがないので、後でご主人にお聞きしました。
ライスは2種類のインディカ米と日本米・ササニシキのミックス。
ライスにかかっているカレーが、ビーツと茄子のサンバール(サンバル)。
サンバルは豆と野菜の煮込みで、ミールスの主役。
振りかけは落花生と鬼胡桃のポディ。
ポディは「粉」のことで、豆で作ったふりかけです。
ライスの周りにあるものを右上から時計回りにご紹介すると・・・
ライスの右がクゥートゥ(クートゥ)。
クートゥは豆とココナッツで野菜を煮たもので、辛くない。
野菜は、かぼちゃ、つるむらさき、モロヘイヤ、空芯菜、紫蘇の実などですって。
その上が、黒大根としずむらさきのアチャール。
アチャールはインドの漬物で、味に塩気や酸味を加えてくれます。
ライスの手前(写真下)がミックスアチャール。
ドライトマト、ビワ、ブルーベリー、蓮根などで作ったアチャール。
左上の黄色のが里芋のポリヤル。
ポリヤルは野菜炒め。
汁気がないから、汁気のある他のおかず、次のラッサムなどと混ぜて食べます。
器に入ってるのがトマトラッサム。
ラッサムは甘くて酸っぱくて辛いスープ。タマリンドの甘酸っぱさにカレーリーフの香りが効いています。
これをライスにかけていただきます。
ということで、食べ始めます。
まずは、それぞれを味見します。
サンバルがかかったライスに他のものを混ぜていただきます。
料理はあまり辛くありません。
カウンターの器に素揚げ唐辛子が数種類入ってます。
丸い唐辛子。
確認しなかったけど、グンドゥチリって言うんだろうか?
かじると、香りがいい唐辛子です。
最後はいろいろ混じって、美味しいです。
美味しくいただいたところでお替り。
◆お替り(フル)
カレーはスパイシーだけど、サラサラしていてアッサリしてます。
油が少なく乳製品が入ってないからですね。後味もいい。
長くて黄色っぽい唐辛子。これはかなり辛いです。
◆お替り(半分)
もう少し食べられそうだったので、半分量でお替り。
というわけで2杯半いただきました。
動物性食材を全く使わないピュアベジタリアンのカレー。
日本米より軽いインディカ米のせいもあって、食後の胃が軽い。
夏季に月2回ランチのみ営業というハードルの高さですけど、ぜひ再訪したいお店です。
ごちそうさまでした。
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