調理師の卵がつくるパラパラ炒飯の中華コースに感動 学生レストラン Le lien@茨城県牛久市 [ 牛久市]
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ひたち野うしくにある「つくば栄養医療調理製菓専門学校」で開催された学生レストランへ行きました。
レストラン「グルマン」さん。パン屋「ミーモ」さんがあるビル。(以前に撮った写真)
ミーモさんに「学生レストラン開催」のポスター。
会場は建物2階。入口は反対側です。
ビルの裏側に学校を経営する「晃陽学園」の学生用入口。⇒Instagram:@koyo_tukuba
【営業中】の旗が立ってます。
ここで今回の学生レストラン「Le lien」が開店しています。
学生レストランはコロナ禍で中断して昨年復活。昨年度に3回開催、今年度は2回目です。
復活後5回開催されたうち、今回を含めて4回、やって来ました。
・2022年度2回目⇒学生レストラン「SYMPHONY」
・2022年度3回目⇒卒業展の「お食事処」
・2023年度1回目⇒学生レストラン「Le lien」
次回は来年2月3日に開催予定です。
インスタで学生さんたちがレストランの案内(2枚目の動画)をアップされていました。
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玄関で靴を脱いでスリッパに履き替え。
レストランは満席なので、しばらくウェイト。
まず1階エントランスに置かれた椅子で待機、その後2階のレストラン前で待機です。
学生レストラン「Le lien」は2つの調理実習室です。
店名の「Le lien」(ルリアン)とは、「つながり、縁、絆」という意味です。
おや、ちゃんみよさんがスマホで学生さんたちの動画を撮っていますよ。
彼女は、この学校で講師をされていて、学生さんたちとは顔なじみ。今日はスタッフの一員として学生レストランの記録を撮っているんだそうです。
学生レストランは、「つくば栄養医療調理製菓専門学校」の専門調理師学科2年生が開催。同学科は、国家資格の調理師を目指す学生さんたちで、調理師の卵たちです。
受付に学生さんと先生。
受付の先生は専門調理師学科長さんです。
今日のメニューは「食欲の秋 満腹中華」1000円。
サンプルが置かれています。チャーハンをメインに盛りだくさんですよ。
チャーハンの見本は大盛だ!
大盛があるなんて、いいですね。
料理の説明が張ってあり、それぞれの料理の工夫や腕の見せどころが書かれてる。
・きのこづくしのあんかけ炒飯
炒飯がパラパラになるように火加減と鍋の振りを頑張ります、だって。さすが調理師の卵だ。100円で大盛にできるの、いいね!
・茨城県産蓮根を使った点心
小籠包は、蓮根の食感が残るように刻んで入っている。
春巻きは、揚げたときに蓮根が見えるように工夫して食べやすいサイズになってる。
・蒸し鶏のサラダ
ジュレには油淋鶏ソースをベースにさっぱり仕上げ、料理全体のバランスを考えている
・杏仁豆腐
フルーツ入りシロップでサッパリ食べられるように仕上げ
・ごまだんご
さつまいも餡を包んでいる
・あめがらめ
茨城県産サツマイモをカリカリの食感で提供
茨城県産さつまいも使用のデザートは「ごまだんご」と「あめがけ」から選べます。
ごまだんごは、生地の中に手作りサツマイモの餡とカスタードクリームが入ってる。
あめがけは、ホクホクのサツマイモとカリッとした飴の食感が楽しめるって。
調理室の入り口脇に、使用している野菜の産地が書いてあります。
生姜・トマトは茨城県産、長ネギは土浦市産、キュウリは阿見町産、サツマイモ(紅はるか)は行方市産、レンコンは稲敷市産、シイタケは河内町産、マイタケは静岡県産、シメジは長野県産、エリンギは新潟県産ですって。
しばらく順番待ち。ちゃんみよさんとお話ししていたら、順番がきました。
受付で料金をお支払い。
チャーハンは大盛、デザートはごま団子にしました。
フロア係りの学生さんが、普段は調理用に使っているテーブルの席に案内してくれます。
ステンレス製のテーブルにはテーブルクロスが敷かれ、ランチョンマットとカトラリーがセットされています。
マットにメニューが書かれています。
席に着くと冷たいウーロン茶が出されます。
市販されてるペットボトル入りの濃い烏龍茶じゃなく、自家製の烏龍茶ですね。
たくさんの学生さんたちが懸命に料理を作っていますけど、料理が提供されるには少し時間がかかります。
男女の学生さん2人が炒飯を作っています。
その鍋振りの様子がディスプレイに映し出されています。
中華鍋に溶き卵を入れてからご飯を入れ、かなりの長時間、鍋をあおっていますよ。
そんな調理師の卵さんたちの調理の様子を眺めるのも楽しいです。
◆蒸し鶏のサラダ
予想を全く裏切る、とてもオシャレなスタイルで登場です。
薄い輪切りキュウリ、その上に型寄せされたトマト。
カイワレ、白髪ネギ、糸唐辛子がトッピング。
お皿に点々とあるのはラー油です。
型寄せされたスライストマトの中に蒸し鶏です。
それに油淋鶏ソース風のジュレがかかってる。
なんと手が込んだサラダでしょう。
辣油もつけて全体をいただきます。
サッパリとバランス良く仕上がってます。これ、旨い!
◆蓮根を使った春巻と小籠包
春巻も小籠包もレンコンを使っています。
フロア係りの学生さんが「小籠包はこの黒酢をかけて召し上がってください」とアナウンス。
小籠包には針生姜がトッピングされてます。
小さい容器に黒酢。
黒酢を小籠包にかけて。
小籠包は、中にスープが入っているので一口でいただきます。
噛みながら食感をジーっと探ると、細かく刻んだ蓮根の食感があります。
そっとレンコンが潜んでいる、って感じです。
春巻はガブリといただきます。
サクッと揚がった皮。
しっとりした餡の中に、シャキシャキの蓮根が入ってる。
普通はタケノコを使うところに蓮根を使ったって感じで、しっかりレンコンの食感を感じます。
◆きのこづくしのあんかけ炒飯大盛とスープ
これも予想を裏切るビジュアルです。
「あんかけ炒飯」というから炒飯に餡かかかっているものと思っていたら、ドーム型の炒飯の周囲に餡があり、炒飯と餡が分離している。
大盛炒飯は大きなドーム。
白髪ネギがトッピングされ、輪切りの青ネギが散らされてる。
まずは炒飯だけをいただく。
ぉぉおおお!まさにパラパラ系炒飯だ。
鍋振りの効果がしっかり出ていますよ、大成功。
叉焼もハムも入っていない卵だけのプレーン炒飯で、塩味がやや控えめです。
炒飯だけ食べても十分に値がある逸品です。
このパラパラ炒飯の味を楽しむために餡をかけてないんですね。
後でスタッフの佐々木先生にお聞きしたらやはり、餡をかけないように盛り付け方を変更したそうです。
そんな炒飯の周囲にキノコと豚肉入りの餡が回してある。
「きのこづくし」の餡の中には、シイタケ、マイタケ、シメジ、エリンギが入ってる。
その餡がまた旨い。
キノコの旨みが、薄味の醤油餡の中に閉じ込められています。
炒飯にキノコ餡をからめて食べると、また旨い。
パラパラ系炒飯を楽しむもよし、あんかけ炒飯を楽しむもよし、です。
薄味の中華スープ。
どう作ったのかわありませんが、穏やかな味で美味しい。
◆杏仁豆腐とサツマイモを使ったごま団子
ごま団子。
外見は普通のゴマ団子。
でも中の餡が、胡麻餡や小豆餡じゃなく、サツマイモ餡とカスタードクリーム。
材料のサツマイモは紅はるか。
ほかの品種より「はるかに美味しい」から、「紅はるか」と命名された甘いサツマイモ。食感は、ネットリの中にホクホクも残すシットリ系のサツマイモです。
紅はるかに、甘さとしっとり感を増すため、カスタードクリームを加えたんでしょうね。
杏仁豆腐はカップ入り。
フルーツ入りシロップがかかっていて、 味はサッパリ系。
杏仁豆腐は、ちょっとクリーム色で、ミルクの風味がやや強い。
香りが柔らかく、しかも食べ慣れた香りとちょっと違う香り。
食後にスタッフの佐々木先生に杏仁豆腐の材料を伺ってみました。
普通の杏仁豆腐は、牛乳と寒天で作る牛乳寒にアーモンドエッセンスを加えます。
しかし今回は、牛乳に生クリーム、エバミルク(無糖練乳)を加え、杏仁粉をメインにアーモンドエッセンスも加えたそうです。
なるほど、エバミルクのせいでクリーム色がかってるんですね。
杏仁豆腐本来の材料、アンズの種の核(杏仁)の杏仁粉を使ったんで、香りが少し違うんですね。
どれも丁寧な仕事で作った美味しい料理たち。
味だけでなく見た目も楽しませていただきました。
食事の後にはアンケートがお願いされます。
いろいろと感想を記入。
次回は来年2月3日に開催予定ですって。
楽しみにしています!
ごちそうさまでした。
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