山口市の湯田温泉に泊まりました。
地元の知り合いが夕食に連れて行ってくれたところは・・
看板のない隠れ家のようなお店です。
お店の周囲は穴がいっぱいあいた金属の塀に囲まれていて、その内側に竹が生えています。
正面に回っても看板がない。
玄関脇の壁に小さな行灯。そこに「居酒屋 坂田」とあります。
この店の雰囲気で、あえて「居酒屋」と普通のネーミングですかぁ。
奥ゆかしい感じですね。
でも値段が高そう・・・。
- 中国・四国
入口脇にメニューが広げられています。
700円前後の料理なので、そんなに高くはないみたい。
実は今日は2500円のコースなんですって。
そんな安い値段からあるんですね。
あとはお酒をどんくらい飲むか・・ですね。
店内は照明を落として薄暗く、座敷は個室風に仕切られています。
仕切りの低い壁は土壁風で、天井までの上の部分は細い木を組んだ「木舞」風になっています。
内装にかなり手が込んでいます。
カウンター席もあります。
座敷もカウンターも掘り炬燵式になっています。
私たちは奥の完全個室に通されました。
掃き出し窓からは竹を植え込んだ庭が見えます。
竹と塀で、外界から遮断された静かな空間になっている。
でも、室内が騒々しいですけどね。
箸袋にも名が印刷されていない。
突き出しはヒジキの煮物。
でもお隣を見ると、全然違ったものが入っています。
坂田のサラダ。
生ハムが乗っています。
わりと美味しいサラダです。
「さかた盛り」という刺し盛り。
ヒラメ、ブリ、サーモン、タコ、マグロが乗っています。
正に角が立ったお造りですよ。あっ、もちろん１人１切れです。
マグロがやたらに美味しかったなぁ。
サーモンの脇にある透明な白滝みたいなもの（海藻？）が、コリコリしていい食感です。
海老マヨ。ビールにはいいです。
お酒のリストは、箱を壊した段ボールに貼ってあります。面白い趣向ですね。
さて、最初に生ビールを２杯いただいて・・。
その後は山口県の日本酒をいただきました。
ほんのり甘いのが山口県の日本酒の特徴でしょうか。
最近は「獺祭」が有名かな。「獺」は「カワウソ」です。だからカワウソのお祭りってことね。
五橋がキリッとして良かったです。
山芋鉄板かな？豆腐が中に入っていました。
日本酒にも合います。
坂田のもつ鍋。
大量のキャベツの上にニラがドーンといっぱい乗って、トップにはニンニクと唐辛子。
山口県でもモツ鍋をいただくんですね。
牛肉の産地だからモツもいただくのかも。
煮えてきたのでキャベツを崩したら、下から唐辛子まみれのもやしが出てきた。
すごい量の唐辛子かも。
モツ鍋が出来上がり。
器にとって、いただきました。
モツがプリプリで美味しい。
串焼き。豚と牛、それぞれ薄い肉を巻いたものにケチャップをトッピング。
間にネギが挟まっています。
坂田のコロッケ。
まん丸のコロッケにケチャップとマヨネーズがかかっています。
中にはトロリンとしたチーズが入っている。
ポテトの中に肉も入っていて、想像通りに美味しい。
〆は、モツ鍋にちゃんぽん麺を投入。
たっぷりと麺が入っています。
おかげでお腹もふくれます。
料理は2500円だったけど、ずいぶんと日本酒をいただいきました。
ごちそうさまでした。
食べログ： 居酒屋 坂田 山口店