福島市でランチをしたときのことです。
最近、すっかり「食堂」がマイブームになっている、とんちゃん。
福島駅の南にある「きたな美味い」と評判のお店に向かいました。
以前、伺ったら休憩時間に当たってしまい、食べれなかったお店にリベンジです。
痛恨の前回：http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2012-09-13
「酪農会館」のビルが目印。
その向かいに目指すお店があります。
長い歴史と深い味わいのオーラを感じるお店です。
「福泉」さん。
すっかり錆びてしまった看板が、愛され続けた歴史を静かに物語っているようです。
お腹に「福」と書かれた達磨の絵の暖簾は意外に新しい。
店内はとっても狭い。
４人掛けのテーブル１つと・・
小上がりに２人用の卓、そしてカウンター席が３人分くらい。
これで営業ができてるんだろうか、って心配になるくらいの狭さです。
でもきっと出前が多いのでしょうね。
とんちゃんは、厨房に向かうカウンターに席をとりました。
厨房内では老夫婦が働いてらっしゃいます。
【御献立表】には、メニューがいっぱい。
中華そば、生そば・うどん、御飯物類、定食、一品料理。
ラーメンは450円、親子丼650円などという値段。
ほぉ、オムライスがしっかりありますね。600円。
オーダーはオムライス、って決めていました。
しかしメニューを見ていると、決心が揺らいでくる。
【店内サービス品】のメニューが張ってある。
ラーメン400円！すごく安い。
麺類の出前はプラス50円で、逆に店内で食べるとさっきのメニューより50円安い。
しかもさらにメニューがいっぱいある。
生姜焼肉定食830円。生姜焼が肉３枚でこの値段って、ちょっと高いんじゃない？
肉２枚だと680円にサービスだって。この生姜焼き、いったいどんなのなんだろ。
餃子の具入り「スタミナワンタン麺」700円なんてのがある。
力うどん、鍋焼うどんは、夏でもあるって。
豚バラ肉入りラーメン550円も店内サービス品。
なんだか、これ良さそう。
気持ちがかなり揺らいだんだけど、やっぱりオムライスにしました。
お茶や水はセルフです。
冷水をいただきました。
厨房への入口で先客の料理がお盆に並べられています。
それを遠目で眺めて・・・ビックリ！
ありゃ、いったい、なんだ！
厚さ１センチくらいの肉が何枚も載っているじゃないか！
あれはポークソテーか？
慌てて、メニューを見たけど、ポークソテーなんてないぞ！
あれって、もしかしたら、生姜焼肉定食か？
ひえー！なんて分厚い肉の生姜焼きなんだよ。
そうか、だから肉３枚で830円なんだ。
あの肉なら２枚で十分だよ。
それで680円はお値打ち料金だったんだぁ。
カウンターの上に調味料を眺めたら、それと並んで容器があるのを発見。
あらま【うめ干し】ですって。
蓋を開けると、大きなツブの自家製梅干し。
うまそー！
定食だと、この梅干しがいただけるんだぁ・・。
次回は定食をオーダーするぞ！
色々と考えているところへ料理が運ばれてきました。
オムライス。
デカイ！
というかずいぶんと幅のあるオムライスです。
その上にはケチャップがしっかりと垂らされている。
福神漬けとマヨネーズが添えられた千切りキャベツも載っている。
なんだか、いいぞ。
副菜が１品ついている。
絹さやエンドウの卵とじだ。これまたいいぞ！
スープもついています。
玉子の下のケチャップライスには、チキンがしっかり入って、チキンライスになっている。
ケチャップが、ベトベトにはならない程度にしっかり加えられている。
チキンライスというか、ケチャップライスって懐かしいなぁ。
やっぱり食堂のオムライスは想い出の味だ。
このオムライスは、デカ盛りじゃないけど、しっかりと量がある。
副菜もついて600円とは、お値打ち価格ですよ。
ごちそうさまでした。