突然ですが、最近出版された『ちょっとそばでも 大衆そば・立ち食いそばの系譜』という本をご存じでしょうか。
「路麺大帝」の異名を持つ坂崎仁紀さんが、35年かけて食べ歩いた大衆ソバ屋を本にまとめたんです。

ちょっとそばでも 大衆そば・立ち食いそばの系譜

  • 作者: 坂崎 仁紀
  • 出版社/メーカー: 廣済堂出版
  • 発売日: 2013/08/31
  • メディア: 単行本

最近、すっかり立ちソバに填っている知人のYさんが、その坂崎さんが登場したネットラジオの番組のアドレスを送ってきました。
TBSラジオ「荻上チキSession22」2013年11月5日
http://www.tbsradio.jp/ss954/2013/11/20131105session.html

この番組、TBS前の「吉そば」をスタジオに持ち込んで食べたりするもんだから、もうそれだけで立ちソバを食べたくなってしまう。

問題は、その番組の中で坂崎さんが想い出に残ったお店の1つとして日暮里のお店を紹介したことなんです。
24時間営業のお店で、店主が20時間働いている、というすごい店。
しかも庶民派そばの代表格で、ゲソ天そばはムラサキイカという太めのゲソをカラッと揚げていて、最高に旨くて「ヤバスギ!」だ、と言っているんです。

聞くだけで、その店のソバを食べたくなるよ!

その翌日のことなのです。
たまたま午後からの出社。会社近くでメシでも食おうか・・。
電車の中では、原稿をチェックしたりして仕事に余念がない。(エライ!)

ふと、車窓から外を眺めると・・・列車が北千住駅を出て行く。
あっ!と思ったときにはすでに遅し。
迂闊にも乗換駅を乗り越してしまった。(〃´o`)=3

このまま電車に乗っていると・・・日暮里に着く。

日暮里!(*゚Д゚*)ェ…

その名が浮かんだとたん、これは神の啓示だと悟りました。
あのお店がある駅へ電車が勝手に向かっている。(乗り過ごしただけですが・・)

こうしてとんちゃんは、神の啓示に従い日暮里駅を降りることになりました。


尾久橋通りを西日暮里方向へ進む。
交差点の近くに来ると・・・
甘いカツオの香りが醤油の香ばしさをまとって空中を舞っているじゃないか!
目的地に近づいていることが鼻腔から感じられます。
その角を曲がると・・・

「一由そば」さん。

ここですね。

表にメニューが掲げられている。
ジャンボゲソ天とかはないなぁ・・・。