一仕事終えて、神戸でブランチ。
三宮駅高架下にあるお気に入りの食堂へ行きました。
「皆様食堂」さん。
朝は10時開店です。
店内は小さくて、Ｕ字型のカウンターがあります。
開店後すぐに入ったのでさすがに客はまだいません。
お店にいるのは、美人の若女将じゃなくって、先代のご主人です。
期待していた若女将がいないのはとっても残念だけど、親父さんにお会いできたのも何かのご縁でしょう。
- 愛しき食堂
壁いっぱいに張られた短冊書きのメニュー。
おや！黄ばんでいたはずの短冊が、すっかり真新しくなってます。w(*ﾟoﾟ*)w
その新しい短冊に紙が貼ってあって料金が書いてある。
そうそう、今日は3月3１日。明日になったら消費税が上がるもんね。
そういえば一昨日の土曜に来たとき、常連客が消費税が上がったらどうするんだよ？って聞いていたなぁ。
長い間変わってないんだから、どうせこのままだろ、って。
そしたら若女将が、「当然、値段が変わりますよ。」って言っていたけど、ホントに変わるんだ。
明日になったら紙を剥がして、晴れて新料金！ってことになるんだろうね、きっと。
しかし短冊の字が上手いよなぁ。誰が書いたんだろ。若女将かなぁ・・・。
とまれ、お酒をオーダー。
◆瓶ビール小
昼前からビール！(o^-^o)
小瓶をお願いしました。
◆おでん
つまみはおでん。厚揚げとスジをいただきました。
よく煮込まれたスジ。柔らかいけど、少し歯ごたえがあります。
お店の中を少し紹介しましょう。
カウンターの上にはおかずケースがあって、作り置きのおかずが並んでいる。
大衆食堂ならではの方式です。
Ｕ字型のカウンターが延びている。
椅子はいろんなタイプが並んでいて、座布団が敷いてあります。
Ｕ字カウンターの出っ張った部分に大鍋があって、おでんが煮られている。
座席はＵ字カウンターがメインですけど、それに背を向けるかたちで２席ほどのカウンター席があります。
Ｕ字カウンターに並ぶ常連とは一線を画して孤立したい人が座るんでしょうか？(*^^*)
その孤立カウンターの壁にも短冊のメニュー。
でもこっちは古いままだよ？汁物は値上げしないのかな。
プラスチック札を並べたメニューも前のまま。
これは札の値段部分を取り替えるのかも。
そんな観察をしているうちにビールの小瓶は空いてしまいました。
◆芋焼酎お湯割り
陶器の湯飲みとチロリが２つ出されます。
小さいチロリには焼酎、大きいチロリにはお湯が入ってて、セルフでお湯割りにします。
自分の好みに合わせてお湯割りの濃さが調整できますよ。
これで湯飲みに２杯分いただけます。
銘柄？白波だったかなぁ・・・まぁ、ここではそういうことはどうでもいいんです。(*^▽^*)
壁に額縁に入った楽譜と写真の切抜きが飾ってあります。
気になるので近づいてよく見てみました。
【みなさま食堂様へ】と書かれた楽譜。
♪うまい、うまい、みなさましょくどうをー
「三枝成彰」のサインがある！
三枝さんが作詞・作曲した皆様食堂の曲よ！ビックリです。
三枝成彰さんの記事。
読売新聞関西版の月曜日夕刊にある「味の私記」（2013年6月10日付）です。
三枝さんは、昔ながらの大衆食堂が大好きで、ここ皆様食堂には「たぶん15回は行ったかな」ですって。
そして「これこそが大衆食堂の一品」と「肉入り豆腐炒め」を写真入りで紹介している。
「甘辛いしょうゆ味」とあります。
へぇ、そういう味なんだ！
「炒め」っていうから普通の肉野菜炒めかと思っていたけど、全然違うみたいです。
肉入り豆腐炒めをオーダーすると、壁から突き出ている伝声管で２階の厨房にオーダーを伝えます。
老主人が伝声管に口をくっつけて、オーダーを叫びます。
と、ここで思い出しました。
若女将はこの伝声管を両手で包んで、その手に口を当ててオーダーを叫んでいたことを。
伝声管に手で包むのは声が漏れないように・・・だと思ったけど、もしかして別の理由だったのかな。（笑）
◆肉入り豆腐炒め
さっそくオーダーしました。
肉、豆腐と玉ネギ、キャベツを炒めてあります。ザックリ切った青ネギがアクセントです。
肉はもちろん牛肉ですよ。
甘辛いタレを絡めてあるところが旨さのポイント。
残ったタレをご飯にかけてたべたいところです。
気持ちのよくなったところで外の空気に当たりましょう。
夜２回、昼１回、お世話になりました。機会があったらまた寄らせてもらいます。
ごちそうさま。さようなら。
食べログ： 皆様食堂