「ロメスパ」という言葉をご存じだろうか。

立ち食いそば・うどん店を路傍の麺、略して路麺(ロメン)という。
東京路傍の麺党『旨い!立ち食いそば・うどん』(2000年、小学館文庫)なる本もある。
立ち食いだけでなく、大衆的なそば屋・うどん屋・ラーメン屋なども路麺と称するようになっている。

その延長で路麺(ロメン)のスパゲティ、略して「ロメスパ」というくくりが生まれた。
 「ロメスパ」の発案者は、おうさる氏「ジャポネ全制覇計画」http://www.ousaru.com/japone/

ロメスパの特徴は、極太の乾麺を使い、それを茹で置きしておいて油で炒めて調理するというもの。
実に日本的なスパゲティ料理で、茹で上げた麺を調理してアルデンテで提供するというイタリアンパスタとは全く異なる。
しかもスパゲティの量が大盛りである、ということを特徴としています。
 「ロメスパとは何か?」http://babameshi.web.fc2.com/romespa.html
そんなロメスパの都内での代表格は、銀座のジャポネ、大手町のリトル小岩井。
虎ノ門のハングリータイガーもそうだと思います。

しかし「ロメスパ」はファンによる造語であって、各店はロメスパなどとは自称していません。

ところが!
その「ロメスパ」を店名に掲げたチェーン店が現れたのです。 w(*゚o゚*)w

その名も「ロメスパ・バルボア」
カプリチョーザなどを運営するWDI(http://www.wdi.co.jp/index.html)が展開し始めたお店です。
2011年4月に1号店を日本橋室町に、5月には2号店を虎ノ門にオープンしました。
虎ノ門店にはとんちゃんも訪問しました。 http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2011-06-10

その後、都内にさらに出店していたのですが、なんと!
虎ノ門店からも近い、霞ヶ関の飯野ビルに2014年7月11日に開店した、というじゃないですか。

久しぶりにKさんとランチに行く機会があったので、「ロメスパ」に行こう!とお誘いしました。
ちなみにKさんは、ジロリアン時代に培った自慢(?)の太鼓腹ゆえ、巨漢のKさんとして、とんちゃんの記事に再三にわたって登場していただきました。
しかし奥様の努力の甲斐あって、太鼓腹がすっかりしぼんでしまい、巨漢を返上しつつあったんです。
ところが、それに油断したのか、リバウンドで徐々に体重増加中とのこと。
そこで敬意を払って、巨漢復活中のKさんとお呼びしようと思います。(*^^*)

ノッポの飯野ビル。
その地階にお店があります。

「ロメスパ・バルボア」さん。
しっかり行列が出来ています。

グランドメニューは、6種類のスパゲティ。
ナポリタン、青じそトマト(塩バジリコ)、明太子、しょうゆアサリ、ぼっかけ、ミートカレー。
ご覧のように、イタリアンじゃなくって、すっかりジャパニーズです。σ(゚ー^*)

ちなみに「ぼっかけ」とは、牛すじとコンニャクを甘辛く煮込んだもののことで、本来は「スジコン」とか単に「スジ」と呼ばれているもの。それが「ぼっかけ」になった理由は、以前の記事を参照ください。
「神戸長田のソウルフード「スジコン」は「ぼっかけ」となって全国へ 長田本庄軒@神戸三宮」:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2014-03-31-1

ボリュームは3種類、並盛りは350gで550円、大盛りは500gで750円、特盛りは700gで950円。
トッピングは100円、温泉たまご、キムチ、高菜、ガーリックチップスとこれまた日本人向け。

メニュー構成は、明太子はジャポネだけれど、塩バジリコ、ミートカレーやトッピングの存在はリトル小岩井を範にしているようです。

【数量限定】の挽肉カレーライスは並が550円。
【期間限定】の焼きカルボナーラもあって、並が650円だ。