ランチどき、なんとなく辛いもの系が食べたい気持ちで中華店へ・・。
「故郷味」さん。これで「ふるさとあじ」と読ませる和名のお店。
【中国伝統羊肉炭火串焼店】とあって普通の中国料理とはちょっと違った感じ。
羊肉串焼、しゃうしゃぶ(火鍋)をウリにしているお店です。
このお店は「延辺料理」のお店らしい。「延辺料理」とは・・・。
中国には、中国籍の朝鮮民族である朝鮮族が200万人弱もいるそうで、その多くは中国東北部(旧満州)の吉林省に住んでいて、特に吉林省南部の延辺朝鮮族自治州に集中しているそうです。
そこには、中国料理と朝鮮・韓国料理に加えて、羊の串焼、しゃぶしゃぶという独特の「延辺料理」があるとのこと。
その「延辺料理」のお店がここで、中国朝鮮族の方が経営しているのでしょう。
朝鮮族の故郷の味なんですね
店頭の黒板に、冷し担担麺500円とあります。しかも大盛無料!
冷し担担麺ってどういうのかわかんないけど、辛くてワンコインとは、惹かれます。
お店は地階にあって、そこそこ広い。
ランチ時で混雑していたので、相席になりました。
定番のランチメニュー。
麻婆豆腐定食におやキムチ炒飯セット。
中華にキムチは変ですけど、朝鮮族のお店と知れば納得できます。
麺+丼&炒飯のセットも800円。
台湾麺、担担麺、五目タンメン、麻婆豆腐麺にミニの炒飯、麻婆丼、中華丼、天津丼。
担担麺とミニ麻婆丼、2つ合わせて辛辛セットなんてどうよ。(^∇^)
夏限定メニュー。
冷し中華、冷し担担麺が、ジャージャー麺が750円。
この冷し担担麺が500円になってるんですね。それは安いや。
しかし冷し担担麺ってどんなんだろ?汁なし担担麺じゃないよな・・・。
興味はあるけど、「冷たい」と「辛い」というのは両立しにくいんじゃないだろか・・・。
そう思って「担担麺&麻婆丼」にしました。
しかしこのとき、「辛くしてください。」と言い忘れたんです。これがどうなるか・・・
◆担担麺&麻婆丼
かなりのボリュームです。
まずは担担麺。
拭き肉が少し載っている。
スープには黒ゴマと細かな唐辛子が浮かんでいる。
味は・・・ん? おや?
麺は細麺でカンスイの量が少ない感じの中華麺、しかも中華料理らしくやや柔らかめの茹で具合。
まぁそんなのは織り込み済みだから問題なしです。
問題はスープの味です。
担担麺や麻婆豆腐などの四川料理の辛さは、唐辛子のヒリヒリする辛さ「辣味」と四川山椒(花椒)の痺れる辛さ「麻味」とがミックスされているのが本来の「辛さ」です。
実際の中華料理店では、「辣味」はあるけど「麻味」がないって店が多く、ときには「辣味」も「麻味」もないっていう残念なお店もあります。
で、このお店はどうかっていうと・・・
「辣味」はあまりないけど、「麻味」がある、という珍しいパターンなんです。
「辣味はあまりない」と書いたけど、辛いのが苦手な人には十分に辛いかもしれません。あくまでとんちゃんの好みでのことですが。
「辣味」のレベルは低いのに、痺れる「麻味」があるんです。
要するに唐辛子は少ないけど、四川山椒(花椒)は入っている、という非常に珍しい味付けになっているんです。
こういう場合、対処は簡単です。
辣油を加えればいいんです。
担担麺に辣油投入!
うし、これで麻辣の担担麺になりなした!ヽ(^◇^*)/
担担麺をいただいてから麻婆豆腐へ転戦です。
◆麻婆豆腐
こっち「麻」があるけど「辣」が弱いのかな?
いただくと・・・・ん?
「辣」が弱くて「麻」がない!実によくあるタイプです。(´ρ`)
麻婆豆腐は辛くないのがデフォルトなのかも。
辣油を投入。
これで「辣味」だけで、「麻味」がない麻婆豆腐になりました。
「辛くして」と言い忘れるとこういう結果になるのかも・・・と反省です。
ここで、いいことを思いつきました。
白飯を麻辣味に変身した担担麺のスープでいただくのです。
おほほほ!こいつは旨い!o(>▽<)o
◆サラダ
千切りキャベツ中心のサラダ。
順序は逆ですけど、辛いものを食べた後にいただきました。
◆フルーツポンチ
甘いものは口の中の辛さをすっかり緩和してくれます。
辛いもの好きの方は「辛くしてください」とオーダーする必要がありますね。
さすれば辛くて旨い料理に満足できることと思います。
ごちそうさまでした。
関連ランキング:中華料理 | 内幸町駅、虎ノ門駅、新橋駅