今年1月に開店したラーメン店へ。
国道6号線と学園東大通りにつながる県道55号線の交差点「学園東大通り入り口」。
ジョイフル本田やゼビオドームがある交差点、と言った方がわかりやすいだろうか。
その北西側角にある1階が布団屋のビルが「小林ビル」。
そこに【ラーメン】【ギョーザ】の幟が立つ。
駐車場に「ラーメン・餃子 敏亭(びんてい)」の看板。
小林ビルにお店があるのかな?と思うと・・・そうじゃない。
駐車場の隅にある小さなプレハブの建物が店舗です。
「ラーメン」の暖簾が下がったお店の外にはテラス席もある。
お店に入ると、フロア係の女性(奥様?)と左奥の厨房に年配のご主人がいらっしゃる。
店内はコの字型のカウンターに7席のみ。
メニューは、ラーメンが580円。こりゃ安い。
ワンタンメン700円、チャーシューメン900円。
餃子は1人前6個350円。
でも3個200円ってのもあって、この半人前は嬉しいですよ。
ネギチャーシュー飯ってのも400円である。
夏場は、かき氷もあります。
ラーメンと餃子3個をオーダー。
お水と紙ナプキン、そしてゆで卵がサービスで出されます。
オーソドックスな大きな白い反高台丼が登場。
◆ラーメン
ぉぉおおお!
心の中で叫びながら、思わず目を見張った。
大きなラーメン丼から、醤油のいい香りが立ち上る。
澄んだ醤油スープ、そしてトッピングがいっぱいだ。
チャーシュー2枚、メンマ、ナルト、ほうれん草、そして小葱が散らされている。
まさに中華そばのスタイル。
このトッピングで580円は安いよ。
スープの表面にはかなりの油が浮かんでいる。
大きな油玉がいっぱい浮かんだ醤油の清湯スープ。
鶏ガラメインで昆布や野菜の甘みが出ているようです。
そしてちょっと豚の感じ。
チャーシューを煮込んだタレを使っているからでしょうね。
やはり王道の中華そばですよ。
懐かしい感じの醤油スープは、穏やかな深みがあって、実に旨い。
スープだけを、何杯か続けていただきました。
麺は黄色い中細のストレート。
やや柔たかめの茹で加減。これまた中華そば風。
つるりとしていて、噛むともちもちした食感です。
肩ロースのチャーシューは、煮込んだせいでややパサついて、濃いめの味。
美味しいですよ。
この自家製チャーシューのタレをスープに使っているんですね。
チャーシューメンやチャーシュー飯はきっと旨いと思います。
メンマは、タケノコのサックリした食感が残っている。
薄目の味付けも旨い。
渦巻のナルト。古典的な中華そばには欠かせない具材です。
ぉおっと!
ナルトの断面が平らじゃなく、波打っているじゃないか! (*゚Д゚*)ェ…
「波切り」という切り方ですよ。
断面積を増やして醤油の味が付きやすくする技法です。
こんなところにも一手間加えているのには驚きです。
殻をむいたゆで卵をスープの中に浸しておきました。
ちょっぴり味の浸みた感じの茹でたまごです。
◆餃子
3個の餃子。
やや小振りの餃子。
普通の中華店と比べてやや薄目の皮は、柔らかくモチモチ。
餡がジューシーで、これも美味しい。
この小振りの餃子は、ビールのつまみにあいますよ。
豚骨系やコテコテ系のラーメンが流行っているけど、その全く対極にあるラーメン。
ぐるっと一周して、ここに戻ってきた、という感じのラーメン。
しかも一見シンプルだけど、しっかり手をかけたラーメンです。
パワーをもらう類のラーメンではなく、一杯のラーメンを食べて心の平静を取り戻す。
そんな感じのラーメンです。
ごちそうさまでした。(心静かに合掌)
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