カミサンと台湾ツアー。
午前中に台中市の宝覚禅寺、台湾中央部にある日月潭と文武廟を観光して昼食。
※間違えて、その昼食の記事は次回になってしまいました。
そこから南下して台湾南部の高雄市へ移動して、高雄市内の観光です。
高雄市左営区にある高雄屈指の観光地・蓮池潭へ。
「潭」は水をたたえたところのことで、「池」のこと。
台湾が清朝に編入されたのは1683年。
ただし、清朝の影響力は、台南、高雄、嘉義の南部だけでした。
そんな頃の1689年に、池の北側に孔子廟を建立。
その際、池に蓮を植えましたため、ここは「蓮池潭」 と呼ばれるようになったそうです。
約42haもある大きな池です。
でも元は72haもの広さがあったんですって。
孔子廟や道路建設のために埋め立てられて、現在の大きさになったたそうです。
池の南側には、色鮮やかな春秋閣、五里亭、龍虎塔などがあります。
その1つ、蓮池潭の南にある龍虎塔は、台湾のパワースポット。
1974年に建てられた、比較的新しいものです。
塔に向かう通路があるんですけど、これが右へ左へとクネクネと何度も曲がっている。
なんとも歩きにくい通路です。
左側の塔に口を開けた龍、右側の塔は口を開けた虎がいます。
入口は龍の口で、出口が虎の口。これを間違ってはいけません。
ところで、なぜ龍から入って虎から出るのか?
台湾では、龍は一番良い動物、虎は一番悪い動物と信じられているから。
・・・という説明が溢れています。
しかし!
一番悪い動物の虎が、なぜパワースポットに祀られるのか?!
この説明は、絶対に間違っている!
龍と虎は、どちらも強大な力量を持ち、伯仲する力がある。
だから崇められ、パワースポットとして祀られている。
そして「龍攘虎搏」という言葉があります。
「攘」は払うこと、「搏」は殴ること。
龍はうち払い、虎は殴る。
そこから、まず龍によって自身の悪行や禍いを打ち払って消滅させ、それから虎によってパワーアップされて吉を増してもらう。そう理解されているのだと思います?
ということで、龍の口から入ります。
中はトンネルになっていて、壁には陶磁器の装飾がいっぱい。
「二十四孝図」という特に優れた孝行の人物24人の善行を紹介した物語が描かれています。
反対側には「十殿閻王図」という10人の閻魔王。
孝行しないと地獄に落ちる、という戒めです。
閻魔様って10人もいるんですね。
虎の塔の通路には、「孔子七十二門生図」と「保生大帝三十六宮將図」があります。
孔子についてはご存知でしょうが、その72人の弟子です。
保生大帝は医神で、その36人の護壇神将とともに描かれています。
龍の塔の中には螺旋階段。全部で100段だって。
ぐるぐる回って最上階に行くと。蓮池譚が眺望できます。
中央に見えるのは武聖関公(関羽)を祀った五里亭。
その向こうには玄天上帝 (北極帝)の巨象があります。
湖上には、水上スキーの施設があります。
機械にけん引されて湖面を滑っています。
虎の塔も登れるのですが、パスして出てきました。
写真の女性は、とんちゃんのカミサン、ではありません。(念のため)
蓮池譚の観光はこの龍虎塔だけ。
ついでに、近くにあった気になるものを紹介します。
高雄のくまモン!
「ヒーロー」という名で、別名「高雄熊」。
熊本のくまモンのパクリか?
いえいえ、くまモン公認のゆるキャラです。
しかも高雄市観光局にも「喔熊(Oh! Bear)」というこれまた熊のゆるキャラがある。
熊本-高雄には空路の定期便があるのですが、チャイナエアラインでは、3つの熊のゆるキャラを描いた「三熊友達号」が、2017年から就航しています。
⇒チャイナエアライン三熊友達号
大きな木のたもとに座るオジサン。
その後ろに・・・
な、なんじゃコリャ!w(*゚o゚*)w
あんまり可愛いんで、しばらく眺めていました。(*^^*)