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とんちゃん(@tonchannikki)がシェアした投稿 -

 

カミサンといっしょに台湾ツアー。
3日目は、高雄市のホテルを出発して台中市へ。
台中を代表する観光スポット、彩虹眷村へ行きました。 


「彩虹村」「虹の村」という意味。
でも本来は「干城六村」という名の村です。

そして「眷村」(けんそん)とは、台湾で外省人が居住する地区のこと。

外省人とは、第二次大戦後に中国大陸での中国革命に敗れた国民党政府が台湾に移転したときに、大陸から台湾に移動してきた、本籍が大陸各所にある中国人のことで、その数、約100万人以上。
国民党政府は、官僚、軍人、一般公務員、教師、地域に分けてそれらの家族(眷属)用の移民村を建設しました。それが「眷村」です。
老朽化し衛生面で問題がある、住人も減少して治安が悪い等の理由で、1980年代以降に取り壊されている。


それが、なんで「虹の村」になったのか?

香港出身の黄永阜さんが、軍を退役して高雄で暮らした後、1979年からこの眷村で住むようになりました。
しかしその村が、道路が出来るので、住宅の撤去が決まった。
2008年、黄さんは、取り壊し予定の自宅周辺の家の壁にペンキでカラフルな絵を描き始めたのです。
コンクリート塗りの集合住宅は、いつしかポップな建物に生まれ変わっていった。
すると近くにある大学の先生や学生たちが壁画アートに価値を見出して、台中市政府に文化資産として保存するよう申請し、「搶救彩虹村」(彩虹村救助活動)の運動が起こした。
その結果、2010年に、ここが「彩虹芸術公園」として保存されることになったんだそうです。


黄さんは「黄伯伯」(黄じいさん)と呼ばれて、今も健在だそうです。

という「彩虹村」を観光です。