店内は、厨房が簾で目隠しされています。
カウンターには丸いチェーフィングディッシュ(料理の保温器)が空のままたくさん並んでいる。
しかし店員さんがいない。(;´ρ`)
「すみませーん!」と声をかけても、誰も出てこない。
ホントに営業しているんだろうか?
と、そのとき、背後に視線を感じました。
驚いて振り向くと・・
ワーッ!(*゚Д゚*)ェ…
な、なんじゃ!こりゃ!( ̄◇ ̄;)!!
スリラーのような狼男の人形が立っています。
おいおい、脅かすなよ。
そのとき、やっと店員さんが出て来ました。
営業しているのか伺うと、やっているそうです。
そして、左側にある部屋の照明を点灯して、入るように促します。
照明を落としていたってことは、客が来ることを想定していなかったんじゃネ?
ともかく、促されるままに部屋の中へ入りましょう。
な、なんだぁ!w(*゚o゚*)w
室内の照明は暗くて、ランチをする雰囲気じゃありません。
しかもそこにあるのは長テーブルが2つだけ。
好きな席に座っていい、と言われても戸惑いますよ。
しかたなく、1人で長テーブルの端に席をとりました。
でも居心地よくないなぁ。(;´ρ`)
スピーカーや大きなディスプレイがあって、まるでカラオケルームみたい。
っていうか、ここは、本来パーティー会場なんですね。
出入り口脇には、ガイコツがいるし。(;´ρ`)
さっきの狼男といい、この骸骨といい、落ち着いて食事をいただくって雰囲気じゃないわ。
でも、まぁ、そういうもんだと割り切ればいいんです。
ワイングラスに入ったお冷をいただいたので、メニューをじっくり拝見しましょう。
メニューを開いてみると・・・ランチがない!
グランドメニューしかないんです。そしてどれも1000円超え!
安いサイドメニューがいくつもあるから、それをオーダーする手もあるでしょうけど、やはりメインの料理を食べてみたい。
「ライス」はフライドライス。焼き飯ね。
チキン、ポーク、卵、シーフード、野菜、ミックスがあります。
チキンビリヤニやナシゴレンもありますよ。
「ヌードル」はフライドヌードル。中華麺の焼きそばだ。
これもチキン、ポーク、卵、シーフード、ミックスがあります。
そして「Kottu(コットゥ)」。これ、なに?
ググってみたら、ロティを細かく刻んだものだそうです。へぇ。
チキン、ポーク、卵、チーズがあります。
そしてイディアッパ(ストリングホッパー)のコットゥもあります。
どれも食べたことがないものですけど、もっとも想像できないコットゥにしましょう。
オーダーすると「辛いのは大丈夫ですか?」と聞かれます。
「大丈夫!辛くしてください!」と伝えましたよ。
そうそう思い出しました。
スリランカ料理は「サライラサイ」(サライ=辛い、ラサイ=旨い)と言われ、「辛いが旨い」だそうですね。辛いの、いいじゃないですか。
◆ポークコットゥ
大きな皿に大盛で出てきました。
小皿も用意されていて、取り分けて食べる前提みたい。
料理の量をスプーンの大きさと比べてみてください。
これ絶対に1人分じゃありませんよ。たっぷり2人分の量があります。
唐辛子の薬味とスイートチリが添えられています。
この唐辛子の薬味は、「ルヌミリス」というそうで、刻んだ唐辛子に玉ねぎやモルディブフィッシュ(スリランカのカツオ節)、油やライムを混ぜて作るらしい。
「辛いから気を付けて」と注意されました。
辛いのは嬉しいです。σ(゚ー^*)
豚肉、人参、ネギ、キャベツなどの細かく刻んだ野菜、その中に刻んだロティがあります。
食べた感じは・・・野菜の多い焼きそば。いやそばめしだ!ヽ(*'0'*)ツ
スパイシーで、クミンの弱いカレーみたいな風味。
「カレー風味のそばめし」と言ったら当たらずしも遠からず。
だからこれ、日本人にもなじみやすい味です。
辛くして!とオーダーしたけど、そんなに辛くないです。
辛いもの大好き人間のとんちゃんの味覚では、ね。
ルヌミリスとスイートチリをかけました。
ルヌミリスは確かに辛い。でも旨味があります。これ好きなヤツです。
そいつをかけると。ピリリと辛くて旨いです。(*^^*)
葉っぱが入ってました。カレーリーフってやつかな。
超大盛のコットゥは、案の定、半分残りました。
残りはテイクアウトしたい、とお店の人にお伝え。
すると、残りをテイクアウト用の容器に入れてくれました。
ルヌミリスもしっかり入れてくれましたよ。
ありがとうございます。
しかしなぁ。旨いけど、こんなに大盛で出さなくてもいいと思うよ。
というわけで、その日の夕食もコットゥでしたから。
ごちそうさまでした。
最後に、残りのメニューを掲げます。
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