古くからあるパン屋さん、コッペパンがあるパン屋さんを巡っています。
オーダーメイドのコッペパン専門店が全国で静かなブームになっているそうです。火付け役は2013年に東京亀有にオープンした「吉田パン」さん。
そのルーツは盛岡市にある有名な「福田パン」さんです。
⇒盛岡人のソウルフードサンド 福田パン本店@盛岡市
その影響は茨城県にまで及んでいます。
2017年に水戸市の「おぬぱん」(閉店)、2017年に常陸太田市の「ほしぱん」(閉店)、2019年に結城市の「COPPERI(コッペリ)」(栃木県小山市の支店)、同年に鹿嶋市の「豆ぱん」、2020年に東海村の「Clover(クローバー)」がオープンしています。閉店したお店もあります。
しかしそのブームとは別に、以前からオーダーメイドのコッペパンサンドをつくり続けているパン屋さんもあるんです。
今回の記事は、そんなパン屋さんの1つです。
食べログのmitsuruさんの記事でそのお店を知ったので、行ってみました。
土浦市神立にある「パン工房 小麦」さん。
大きな看板がなく、目印は広い駐車場とオレンジ色の建物。
バゲットを抱えたパン職人の可愛いけど小さくて目立たない看板もあります。
ママさんにお聞きしたら、創業以来18年のお店だそうで、2003年オープンみたいです。
意外に新しいお店です。
店内右には棚にいろんなパンが並んでいます。
【当店のパンはすべて小麦粉から作る製法です。】と書かれた黒板があります。
小麦粉から作らないパンってあるの?・・・ってことじゃありません。
パン屋さんでのパンの作り方には、いくつかの種類があるんです。
スクラッチ製法:小麦粉からパンの生地を仕込み、形を作り、発酵させ、焼き上げる、というパン作りの工程全てをお店の工房で行うもの。そのパン屋をスクラッチベーカリーといいます。
ベイクオフ製法:生地作りは別の工場で行い、冷凍された生地を解凍して、成型、発酵、焼き上げをお店で行うもの。
QBD製法:生地を仕込み、成型、発酵したものを急速冷凍し、それをお店で焼き上げるもの。
うちのお店では小麦粉からパンを作っているよ、「スクラッチベーカリーですよ!」と宣言しているんです。
店内左にレジがあります。
そのレジ脇にオーダーメイドのコッペパンサンドのメニューがありました!
ツナとゴボウサラダの写真が大きい。
ポテサラ入りコンビーフ、あんマーガリン、ピーナッツ、クッキー&バニラクリーム。
メープルマーガリン、いちごマーガリン、ブルーベリーマーガリンもあります。
「ツナはまだありますか?」とお店の人に伺うと、奥へ行って確認されて、「ツナといちごマーガリンが品切れです」だって。あぁ、やっぱりね。
ごぼうサラダ、あんマーガリン、コンビーフの3つをオーダーしました。
あんマーガリンは「つぶあん」と「こしあん」があるそうなので、つぶあんに。
お店の人がまた奥へ行って、サンドイッチを作ってくれました。
作っている間に店内のパンを眺めて回りましょう。
このメープルラウンドが美味しいと人気だそうです。
コッペパンサンド用のスペースがあります。粒ピーナッツ、つぶあんマーガリン、こしあんマーガリンは作り置きしているようです。
コンビーフとごぼうサラダのコッペパンサンドのスペースもあります。
チリドッグもコッペペンですね。
スぺゲッティやコロッケを挟んだコッペパンサンドもあります。
出来上がったコッペパンサンドを持ち帰って、いただきました。
購入したのは、ごぼうサラダ、つぶあんマーガリン、コンビーフのコッペサンド。
コッペパンは薄い焼き色で、かなり長い。
大きさを測ったら長さ20センチ、幅6センチ、高さ5センチあります。
◆ごぼうサラダ
ゴボウにニンジン、そしてゴマがいっぱい。
軟らかでモッチリしたパンは小麦の香りがして、パン自体が美味しい。
そしてゴボウとニンジンのシャッキリした歯触り。
噛むとゴボウとゴマのよい香りです。
◆コンビーフ
コッペパンを開き、半分にコンビーフ、半分にポテサラを塗って、閉じたもの。
断面をみてもボリュームある感じです。
コンビーフの濃厚な味と香り、そしてポテサラのマッタリ感。
うんまいわ!
◆つぶあんマーガリン
これは、つぶあんの上にマーガリンを塗っています。
コッペパンサンドは、食パンよりパンが厚いから、パンの美味しさを味わえる。
しかも焼き面が大きいから食パンより香ばしい。
コッペパンサンドに惚れ込んでしまうなぁ。
ごちそうさまでした。
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