フロア係りの恰幅のいい男性がオーナーです。
円錐型のちょっと変わったランプシェード。
「ノンラー」というベトナム人が頭にかぶる小さい帽子なんです。
ディスプレイではベトナムの動画が映っています。
さて、ランチメニュー。
メニューは全部920円。
【麺類】
1.フォーガー:鶏肉入りフォー
2.フォーボー:牛肉入りフォー
フォーボーカイ:牛肉入り辛いフォー
【ご飯利類】ご飯の大盛り無料
3.ベトナムチキンカリー:甘口と辛口
Cơm(ご飯) cà ri(カレー) gà(鶏肉)
4.目玉焼き付、豚ひき肉とレモングラスのピリ辛炒め
Cơm(ご飯) thịt heo băm(豚ひき肉) xào(炒める) sả(レモングラス) ớt(唐辛子)
5.鶏肉とレモングラスのターメリック風味辛口炒め
Cơm(ご飯) thịt gà(鶏肉)xào(炒める) sả(レモングラス) ớt(唐辛子)
どれも本格的なベトナム料理っぽくて、どれを食べてもハズレがない感じだ。
同行のH女は辛くないフォーボー。
とんちゃんはベトナムチキンカリーの辛口。ご飯は普通盛り。
ベトナムでカレーってか?!と思いますよね。
とんちゃんもそう思ったんですよ。ベトナムは、タイじゃねぇぞ!って。
でも、ベトナム料理専門店にあるってことは、ベトナムにもカレーがあるってこと。
ならば向学のために食べてみよう!と思ったわけです。
ベトナムの南部では家庭でもカレーが食べられているそうです。
その特徴は。カレーの色は黄色(ターメリック)で、スープのようにサラッとしている。ココナッツミルクをふんだんに使い、マイルドで辛くない。フランスパン(バインミー)や米麺(フォー、ブン)と食べることが多い。
スパイスが配合されたカレー粉やカレーペーストが市販されていて、甘い香りのアニスや八角、シナモンが配合されている。それレモングラス、スターアニス、シナモンなどのスパイスを加えて作る。
カレーは、タイの影響かと思ったら、南ベトナムはインドの食文化の影響を受けているかららしい。古来からインド人が海を渡ってやって来ていた影響でしょうか。しかしむしろ、カンボジアの影響ではないかと思いますが、はて。
◆フォーボー(牛肉入りフォー)
生春巻きもついて、いかにもベトナム料理!っていうセットです。
丼いっぱいのフォー。その上にモヤシと牛肉がトッピング。かなりのボリュームですね。
味は魚醤味、タイ語だとナンプラー、ベトナムだと「ヌクマム」ですね。
ネギはのっているけど、パクチーはのっていません。
デフォルトではパクチーがないようです。
それに生春巻き。
デザートのケーキもついています。
◆ベトナムチキンカリー・辛口
ミニフォーガー(鶏肉入りフォー)とデザートがセットです。
割り箸とスプーンがついてます。では、いただきます!(合掌)
まずはミニのフォーガー(鶏肉入りフォー)から。
ミニと言っても、意外に量があります。
茹で鶏がかなり載っている。
ツルンとした平麺のフォーがいい食感。スープが旨いです。
柔らかいモモの茹で鶏が、スープで炊いてあって、これまた旨い。
さて、チキンカリー。
カレーは、サラサラではなく、黄色でマッタリしていて、なんだか懐かしい日本のカレーみたい。
周囲に円を描くように赤いソースがあります。
ちょっと舐めてみる・・・カラっ!これが「辛口」の素なんですね。
ライスがいっぱいある。
お米は長粒種。タイ米ですね。
マッタリしたカレーはココナツミルクが入っていて、エスニックに甘い。ニンニク、ショウガ、レモングラスが香ります。
そして辛くない!バーモントカレー甘口のレベルって感じ。
しかしカレーの香り(クミン)や香辛料が効いていて、旨みがあるから、美味しい。
チキンがいました。
おや、ジャガイモが入っています。素揚げしてあります。
ベトナムのカレーにはサツマイモが入るそうなのですが、これはジャガイモ。
カレーのまわりにある赤いソースは、辛いチリソース。
それを混ぜると、辛口仕様になる。
骨付きの手羽中。しゃぶっていただきます。
おいおい、ライスが多いぞ!
ライス大盛りがデフォルトだよ。
「ライス大盛り!」って、オーダーしなくて良かったぁ。
デザートの小さなケーキは、さっきのH女とは違ってる。自家製なんだろか?
わたしゃ、スイーツの味を云々する能力はないけど、美味しい。
今回のカレー、自分で辛さを調節できるってのは、いいアイデアですね。
タイ米のライスがいっぱいあるのは、大満足です。
ごちそうさまでした。
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