「富山ブラック」というラーメンをご存知でしょうか？
真っ黒い色のスープでいただくラーメンです。
本物の富山ブラックのスープは、見た目は黒いけど、塩辛いのではなく、実に旨い。
⇒富山ブラック・元祖の味は、ショッパイのではなく旨い 喜八＠富山市
それに似た真っ黒いスープの「ブラックラーメン」が全国各地にあります。
そんな旨いブラックラーメンが、なんと茨城県龍ケ崎市あることを発見しました。
しかも他の料理も旨い、という名食堂だったのです。
竜ケ崎警察署近くの路地裏に、その食堂はあります。
ちなみに、市の名称は「龍ケ崎」ですが、警察署は「竜ケ崎」なのです。
JR常磐線の駅名は佐貫駅改め龍ヶ崎市駅、竜ケ崎線の駅名は竜ケ崎駅。
本来は「龍」なのですが、これは常用漢字表で「竜」の旧字とされているため、「竜」の字を使っている。で、どっちも正しいというわけ。
こんなヘンテコ現象が生じるのは「常用漢字」という、お上の決めごとのせいね。
閑話休題。
【うどん ラーメン】を掲げる「やぐち屋」さん。
広い通りから外れているので、地元の人しか知らないお店でしょう。
壁にメニューのポスターがいろいろある。
鶏白湯ラーメンに排骨拉麺。ラーメンがウリみたいです。
焼きそばセット、豚ヒレ串カツセット、和風おろしハンバーグセットがある。
セットは、もり、かけ、ラーメン、ざるラーメンがつくのね。
メニューがいろいろある食堂です。
こりゃ、いい感じの食堂じゃないか！
・・・と思いながら店内へ。
店内の造りはちょっと変わっている。
大きなＵ字型のベンチシートが２つあって、それぞれにテーブルが２つ。
テーブルをはさんで客同士が向き合うような席にはなっていない。
カラオケボックスみたいな構成の席です。
とんちゃんは、奥のボックスの奥の席に座りました。
お店にはご主人１人がいらっしゃいます。
厨房から出てきたご主人が、今日のランチはこれです、とご紹介。
本日のランチは、串カツ・アジフライセット。
麺類もついて680円。
グッドプライスじゃないですか！
オーダーはこれに決定です。
おや、ご主人はお冷を持ってきませんよ。
お冷の提供はセルフです。自分で用意しましょうね。
料理が出来上がるまで、メニュー表を拝見。
実にいろいろあります。
そば・うどん、中華麺、そしてスパゲティもあるぞ！ (◎_◎;)
和洋中の麺類がそろっていますよ。
そしてご飯物、定食、セットもの。
夏は冷やしがあります。
写真付きのメニューもありますよ。
とにかく色々ある。
一品料理もあります。
みそ田楽とか、おしるこなんてのもあるわ。
配膳口にもメニュー各種。ゆばあんかけ丼だって。
鶏の唐揚げに豚の角煮もある。
さて、ご主人がお盆に載った料理を運んできました。
◆串カツ・アジフライセット
おっと、箸袋には、うどん・ラーメンに加えて、スパゲティって書いてある。
やっぱり、和洋中の麺類がウリの食堂なんですね。
まずは、反高台丼に入ったラーメンから。
ぉぉおおおお！真っ黒だ！（￣□￣；）！！
スープが真っ黒なんです。
真っ黒なスープは、しかし塩辛くはありません。
鶏ガラベースの出汁のうま味、それに醤油のうま味が合わさって、実に旨いスープです。
こいつはまさに本格ブラックラーメンだ！ヽ(^◇^*)/
スープが絡んだ麺が黒い。
スープが浸みこんだチャーシューが旨い。
メンマは柔らかめで、出汁のうま味がしっかり浸みている。
おかずになる一品です。
ブラックラーメンは白飯に合います。
鯵フライと串カツ。
揚げ立てのアジフライは、サックリと軽い噛み応え。
そして鯵の身が、厚くてふんわりしている。
これ、うんめー！ｏ(＞▽＜)ｏ
豚バラの串カツもサックリ。
これをつまみに酒を飲みたいわ。
いやぁ、旨いブラックラーメンにビックリです。
こいつは「龍ケ崎ブラック」と呼んでいいと思います。
このブラックラーメンを食べるだけで、このお店に来る価値があると思います。
そしてアジフライも串カツも旨い。料理が旨い。
こんなところに、こんな名食堂があったなんて、嬉しい驚きです。
今日もまた、食堂の奥の広さ、深さを感じました。
ごちそうさまでした。
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