年末年始に札幌に帰省した時の記事はこれが最後です。
大好きな北海道をついに離道。
新千歳空港を発つ前に、空港でランチします。
もちろんラーメンで！
と、なれば行く先は決まっていますよ。
「北海道ラーメン道場」です。
ここには10店ものラーメン店があります。
とんちゃんは全店制覇していて、各お店に過去記事をリンクしてあります。
ラーメン道場の入り口にある「えびそば一幻」さんには、いつもよりは短い行列。
でも並ぶのは嫌なので、別のお店へ。
「らーめん空（そら）」さん。
2003年に札幌すすきのに開店した比較的新しいラーメン店。
札幌らーめん共和国とここに支店があります。
ラスベガスやフィリピン、シンガポールにも支店を出していて、札幌で勢いのあるラーメン店の１つです。
かつて新横浜のラーメン博物館に出店したことがある「すみれ」で修業した店主のお店としても知られています。
1964年、村中明子さん創業の「純連（すみれ）」は、濃厚な札幌ラーメンを誕生させた名店として有名です。その長男が「さっぽろ純連」を、三男が「すみれ」を開業し、今に至っています。両者で修業した人たちが開いたラーメン店が多数あり、その多くが有名店です。それらは「純連・すみれ系」略して「純すみ系」あるいは、店主の名字から「村中系」と呼ばれています。
【NO RAMEN, NO LIFE】を掲げる、威勢のいいお店です。
メニュー上部の中央に「焼きどうきびラーメン」の大きな写真。コーンとバターが載ってる。その左は、カニやホタテをトッピングした「北海道贅沢グルメらーめん」、右はコーンバターを含む「全部のせ」。
これらは全て観光客向けメニュー。
カニやホタテを食べたきゃ専門店や居酒屋に行った方が旨いよ。
バターはスープの味がわからなくなるから、勧めない。
これが北海道人のアドバイス。
選ぶべきラーメンは、左下の４つ。
味噌、辛味噌、醤油、塩です。
お店のウリは左上の味噌。人気は辛味噌のようです。
やはり味噌ラーメンにします。
◆味噌ラーメン
白い玉縁丼で登場。
表面にラードの膜ができている。「すみれ」の伝統ですね。
トッピングは、大きなバラチャーシュー、メンマ、味玉、ネギ。
ラードが浮いたスープはコクと甘みがある。生姜とニンニクが香ります。
厚いバラチャーシューの上におろしショウガが載っている。
これを溶かすとさらにショウガが効いて、コクがあるけど切れがいい味になります。アサヒのマルエフみたい。
５時間煮込んだという大きなチャーシューは柔らかくて、美味いです。
一味唐辛子をかけようかと思ったら、テーブルに薬味がない！
紙エプロン・調味料が必要な場合は従業員に言え、ですって。
調味料をお願いします！と使えたら、何が必要ですか？と聞かれました。
おっと、要求を明らかにしないといけないのね。
「一味とニンニク！」
一味唐辛子と皿に載ったおろしニンニクを持ってきてくれました。
一味唐辛子を投入。きれでキリっとしますね。
麺は中太縮れ麺で、シコシコした食感がいいです。
「カネジン食品」の麺を使っているようです。
メンマはしっかりした食感があって、やや強めの味つけ。
味玉は黄身が半熟状態で薄味。
生ニンニクを投入。パンチが効きます。
最後に小ライスをもらって、雑炊にしたいんですけど・・・ガマン。
濃厚でしっかりした深みとコクがありながら、しつこさがない美味しいラーメン。
オススメのお店と思っています。
ごちそうさまでした。
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