アッサリ系だがコクと旨みがあるラーメン 三代目月見軒本店@札幌 [ 北海道]
札幌で買った『ラーメンWalker北海道2011』に、「三代目月見軒」の札幌駅北口店が載っていた。昭和33年から約50年以上も札幌伝統の味を守り続けている店、昔ながらの札幌ラーメンを提供する店だと紹介されている。とっても気になります。
その本店は北33条。
K'sデンキに行く用事があったので、本店へ行ってみました。
場所は札幌北ICのすぐ近く。
店はビルの1階。向かって右側(西側)に広い駐車場があります。
白地に黒文字というシンプルな暖簾が架かっている。
暖簾の脇に小さく一柳製麺とある。
店内はカウンターのみで、満席。
座席の後ろの壁に沿ってしばらく待ちます。その間にオーダーを聞かれます。
カウンター越しに配膳する女性がテキパキとしながらも丁寧な感じで、好感です。
メニューは、
みそラーメン 700円
しょう油ラーメン 650円
しおラーメン 650円
チャーシュー 300円増
バターラーメン 50円増
大盛り 100円増
チャーハン 650円
ギョウザ 400円
など
カミサンは塩、子どもは醤油、私は味噌、といういつものオーダー。
しばらくして空いた席に案内されました。
水はセルフです。
味噌ラーメン。
具は、チャーシュー、ゆで卵、メンマ、ネギと古典的なシンプルさ。
麺は中太のちぢれ麺。固茹でです。
味噌味のスープは、白味噌に赤味噌をブレンドし、野菜や果物を加えて旨みを出したもの。豚骨風のコテコテさ、しつこさのないスープです。しかししっかり旨みがある。
醤油味のスープは、特製チャーシューの煮汁がベースということで、古典的な醤油ラーメンのカエシです。シンプルな中にしっかりとした旨みがあって、これは唸ってしまう。子どもは「旨い」と言ったきり、ワシワシと食べています。
塩味のスープは実に透明。アッサリした中にしっかりした味わいがある。
これはスープの旨みが最もわかります。
しかし注文したカミサンには不人気は。ニンニクが効いているからなんです。
次回はニンニク抜きで注文しましょう。さすれば彼女にも最高の評価でしょう。
HPでの説明によると、初代店主は、「味噌ラーメンは、当時あっさりタイプが主流のなか、少しこってりとした味付けで深いコクが味わえる一杯に。醤油ラーメンは、醤油ベースの中にしっかりとダシのコクが味わえる本格派の一杯に。塩ラーメンは、透明のスープにさっぱりした感じがする割に奥行きが味わえる一杯に作り出し」た、とあります。
最近のコッテリ重視の傾向からは、あっさりしすぎているという印象を持たれるでしょう。しかしその中に潜むコクと味わいを感じ取れれば、高い評価を与えることは間違いないでしょう。
並んでいる間に、カウンターの人が食べているチャーハンがとっても旨そうだったので、席に着いてから炒飯を追加しました。
すると小鉢とスプーンを2つずつ出してくれました。気か効きますね。
炒飯は、丸い皿にドーム状に盛られたものではなく、四角い皿に平らに入っています。味が比較的しっかりしていて、かなり旨い。
ほとんど子どもが食べてしまいました。
ここのラーメンはアッサリ系でとても気に入りました。
ぜひまた来たい部類にランクします。
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