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少し行けば、そこには美肌系の優しい源泉掛け流し温泉 観光荘@岩手県花巻市 [温泉・旅館・民宿]

花巻市で宿泊です。
花巻というと「花巻温泉」という有名な温泉があります。
いまは国際興業のホテル群です。

でもそこに源泉はありません。
その奥にある「台温泉」からお湯を引いてきています。
台温泉には十数か所の源泉があって、源泉を掛け流した温泉風呂を備えた旅館が何軒もある。
想像するだけで素晴らしい・・・もちろん、その台温泉に向かいました。

花巻温泉の前を通り過ぎて、ほんのすこし山に入ったところ、そこに台温泉があります。

その中の一つの旅館。

「観光荘」さん。http://www.kankousou.com/
名前は、いかにも、っていう感じです。
けど、中身はしっかり。古典的な温泉旅館の感じです。

あら、旅館の入口脇に面白いものが設置してあります。
「ココです! 温泉たまごを作る木箱」ですって。

この中に生卵を入れると、なんと温泉卵になる!
源泉は、おぅ!96度のお湯だそうです。まさに熱湯です。
半熟玉子にするには良い温度です。

フロントの前には、温泉卵用の生卵が売られています。

夏で7分、冬で16分で温泉卵が出来上がるんだそうです。
面白そうですよ。

いやまぁ、チャックインする前から楽ませていただきました。

旅館に入ってすぐのところに、小さなロビーがあります。

さて、今夜のお部屋は2階ですって。

客室は昔懐かしい古典的な和室です。

テーブルの上にはお決まりのように灰皿とマッチ。

そしてこれまたお決まりのご当地の温泉まんじゅう。
花巻温泉郷内にある昭和7年創業「花巻温泉 大丸屋」さんの饅頭です。
HP:http://nttbj.itp.ne.jp/0198272552/

仲居さんに入れていただいたお茶を飲んでから、待望のお風呂に向かいましょう。

浴室は別棟。男湯は3階です。

脱衣所の入口に不思議な物体が展示されています。
男性用トイレ・・じゃぁありません!!

源泉を各旅館に分ける分湯槽に温泉成分が付着したものだそうです。
10年で、こんなになっちゃうんですね。
分湯槽は「やまゆりの宿」の駐車場にあるそうです。
帰りにでも寄ってみましょう。

さて、温泉成分を確認しましょうか。

泉質は「含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素)低張性弱アルカリ高温泉」です。
泉温は96℃、あつぅ!こりゃ高温泉だよ。温泉卵つくれるよ。
pH8.2、弱アルカリだ。
メタケイ酸も多いです。こりゃ、美肌系ですね。

加水、加温、循環・濾過、入浴剤使用、消毒処理とも一切ありません。
すばらしい!!

源泉4本の掛け流しですって。
弱アルカリで保湿成分のメタケイ酸が多くて、お肌ツルツルだよ、って温泉効果が掲示されています。
女性のみなさーん、ここは「美肌系」の温泉ですよぉ!

浴室内に入ると・・

奥に檜造りの浴槽、その手前に洗い場が6つほどあります。
浴槽は2つに仕切られていて、

左が「あつめ」、右が「ぬるめ」になっています。

まずは、ぬるい方の湯に入って・・・それから熱い方の湯に入りました。

浴槽の左端に湯口があるので、左側の浴槽の湯が熱いんです。
湯口からチョロチョロと出ている熱湯が、樋を伝って、途中の穴から浴槽に注ぎ込んでいます。
これだけのお湯でOKなのかな?って思ったら、浴槽の横に源泉が出てくる穴が空いていて、そこからもっと多い量のお湯が出ていました。

ぬるい方の湯に入ったり、熱い方の湯に入ったり。
温度の違いを楽しむことができます。
ゆっくり入るなら、ぬるい方がいいかな。

湯口の湯は、無色透明で、あまり臭いがしません。
洗い場のカランも同じ温泉を使っていて、シャワーを使うと硫黄の香りがします。

浴槽に浸かっていると、肌がしっとり、つややかに感じます。
泉質が柔らかで、まさに美肌系です。これは女性向きですね。

この温泉に、夕方、そして早朝にもゆっくり入りました。
柔らかい、おとなしい泉質の温泉です。

さて、翌朝・・

宿からの帰りがけに分湯槽を見に行きました。
場所は「やまゆりの宿」の駐車場。

「寿の湯」と書かれた石柱に湯口権者の宿の名前と持ち分が書かれています。
現在は4つの宿がここから湯を引いています。

分湯槽の裏にパイプが4本あって、ここから各宿に引いているんでしょう。

宿の食事のことは、次回にアップします。


 
タグ:岩手県 温泉
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