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しっとりとした生外郎 豆子郎@山口宇部空港 [お土産]

山口県ともお別れのとき。

山口宇部空港から飛行機に乗って帰ります。

2階にある「やまぐち特産品プラザ」でお土産を買いましょうね。
何を買おうかな・・・なんて、実は決めているんです。

「豆子郎」さん。これで「とうしろう」と読みます。

何屋さんだと思いますか?
実は外郎(ういろう)のお店なんです。

「ういろう」というと名古屋が有名ですね。
でも山口県にもういろうがあるんです。

名古屋の外郎。好きですか?
「嫌い!」という人が多いと思います。
まぁ私は、嫌いじゃないんですけどね。

名古屋の外郎は、ボソっとした食感ですね。
でも山口の外郎は、しっとりした食感なんです。

実は、山口外郎には、ワラビ粉が入っているんです。
そのせいでシットリした食感になるようです。

山口外郎のお店はいくつもあります。
その中で有名なのが「御堀堂」(みほりどう)。
山口外郎の元祖「福田屋」の元職人で、廃業した「福田屋」の製法を継承しているというお店です。

そしてもう1つがこの「豆子郎」(とうしろう)でしょう。
初代は、満鉄(満州鉄道)のエンジニアだった人で、生地に豆を混ぜ合わせて独特の外郎を作り出したそうです。
元々の菓子屋じゃない素人(トーシロー)が、豆を使って外郎を作ったので、店名を「豆子郎」にしたそうです。

この外郎は「生」なので、とても口当たりが良いんです。
でもたった2日しか保たない、というもの。

このお店のことは、山口市湯田で泊まったホテルのフロントのお姉さんに教わったんです。
で、その「豆子郎」の生外郎を空港で買える、というのでこのお店に来たんです。

まずは試食。
口当たりがとっても滑らかです。これは美味しいです。

これが生外郎。
「生絹豆子郎」(すずしとうしろう)という名前です。
「生絹」の意味は、また後ほど・・。

奥にあるのが小豆と抹茶で、小豆には大納言、抹茶には白小豆が入っています。
手前が「生絹蓬豆子郎」。ヨモギが入った外郎で、1月から5月にだけ販売されているものですって。
それぞれ2個ずつ買いました。

でも2日しか保たないって・・。
実は、とんちゃんが帰宅するのと入れ替わりにカミサンが旅行に出て、すれ違いになるんです。
帰ってきたら賞味期限切れになっちゃう。

で、日持ちする真空パック入りのものを1個ずつ買いました。

これでお土産はOKです。

飛行機はJALだったんですけど、なんと機内のお菓子に「生絹豆子郎」が出てきました。
長さが短い、特製のものです。

さて、家に帰ってお土産を開きます。

紙袋の中には2種類の紙パック。
右が生の外郎「生絹豆子郎」、左が真空パックの外郎です。

「生絹豆子郎」の袋の中に栞が入っていて、「生絹」(すずし)の説明が書いてあります。
生糸をそのまま用いて織り上げた織物のことを「生絹」と言います。
絹糸は、普通は生糸の表面にあるセリシンというニカワ質を落として(「練る」と言います)織るので、白く光沢があって、ねっとりとした手触りでしなやかな布になります。
しかしその「精練」をしない生糸で織ったものが「生絹」で、やや黄色みが強くシャリシャリとした手触りがあるそうです。

「生絹豆子郎」3種類。
真ん中がヨモギが入った「生絹蓬豆子郎」、右が小豆、左が抹茶です。

ビニールは外郎にくるりと巻いてあるだけです。

細長い小豆。

緑色の濃いヨモギです。
きめが細やかでシットリしていて、美味しいお菓子です。

子どもと2人で3種類いただきました。

こちらは真空パックが入っている袋。

賞味期限は1週間くらいあります。

小豆と抹茶です。

これはカミサンのために取っておきましょう。

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