呑兵衛のパラダイスで1杯 第三モッキリセンター@札幌市 [ 北海道]
昨年12月のこと。札幌へ行きました。
そこで昼から開いている呑兵衛のパラダイスを再訪しました。
それは大通バスセンターの裏通りにあります。
「第三モッキリセンター」さんに再訪です。
前回の様子⇒昭和の大衆酒場で昼からもっきり酒を 第三モッキリセンター
もっきりとは「盛り切り」のことで、升やグラスに日本酒を注いで、1杯ずつ売ること。
ここは月~金曜日は14時から、土曜日は13時から飲めるという、実に嬉しいお店。
今回はまだ明るいうちにやってきました。
茶色の暖簾には【正統七十年第三モッキリセンター】の文字。
1926年(昭和元年!)に小樽市の酒屋の角打ちがスタートなので、実は創業以来90年。
行燈のメニューには【居酒屋の王様 正統90年第三モッキリセンター】とあります。
左にテーブル席、奥には座敷もあります。
カウンター席を求めると、なんと、前回と同じ席が開いていました。
燗つけ器の真ん前、特等席です。
まずは燗酒をオーダー。
◆燗酒・白鹿普通酒
正1合のガラス徳利に入った燗酒。
それをグラスでいただきます。
この正1合が、たったの230円ですから。その安さに驚きます。
さて、料理は・・・
実は、あいつを食うぞ!と決めていた料理があります。
前回伺った時、お隣のお客さんが食べていた料理がとっても旨そうだった料理です。
◆棒だら煮
「棒だら」をご存知でしょうか?
真鱈(マダラ)の干物のことです。
マダラは鮮度が落ちやすいので、干物にして保存食として使用されました。
(wikipedia「棒鱈」より)
干物になった鱈が棒状なので「棒鱈」というわけ。
その棒鱈を一晩水につけて戻してから煮たものがこの料理。
手間のかかる料理です。
淡白な味のタラが、干物にしたために味が凝縮されて旨味が増している。
日本酒に合いますね!(*^^*)
骨の部分も柔らかくいただけます。
◆燗酒・白鹿普通酒
燗酒をもう1本。
2品目は・・・湯豆腐にしましょう。
先にタレだけが運ばれてきました。
そして熱々の湯豆腐。
昆布で出汁をとって、豆腐とネギだけのシンプルな料理。
温かい豆腐を醤油のタレでいただく。
◆燗酒・白鹿普通酒
燗酒をもう1本。
いい気持になってきました。
もう1軒寄りたいので、これで〆ましょうね。
ごちそうさまでした。
・・・あっ!
店を出てから思い出しました。
表の行燈メニューにあった「名酒柴田与次右衛門」をオーダーし忘れた!
それは、次回にとっておきましょう。
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黒松白鹿の燗酒、うまそうですね。
棒ダラの煮物にあうこと、きっとまちがいないでしょう。
そういえば、かつての白鹿の当主の口ぐせが「イヌの棒ダラになるな」だったそうです。
by skekhtehuacso (2017-03-21 22:20)
> skekhtehuacsoさん
昼から白鹿の燗酒、呑兵衛には嬉しいです。
つまみも酒に合いそうなものばかり。
素敵なお店です。
by とんちゃん (2017-03-22 07:52)