本場ベルギー産のジャガイモを使った本格フレンチフライ BOLILIAN@茨城県 [ 茨城県]
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エスカードの北側広場でフライドポテトのキッチンカーに会いました。
3台のキッチンカーが出店。
左は「やしろ味噌」さん。⇒Instagram:@yasiromiso
右は「ハリカキッチン」さん。⇒Inatagram:@hari_ka1224
そして中央が「BOLILIAN」さん。⇒Instagram:@foodtruck_bolilian
2023年2月にオープンしたキッチンカー。本拠地は阿見町です。
ベルギーからやって来たフライドポテトのキッチンカーです。
「ちゃんみよTV」で紹介されています。
貫禄のある店主は内堀さん。
「BOLILIAN」の由来は、本名と英語の「brilliant」(素晴らしい)からですって。
このお店のフライドポテトは、本場ベルギー産ジャガイモを使用。
しかも「フレンチフライ」という名で提供しています。
ここで解説です。
1.「フライドポテト」と「フレンチフライ」はどう違う?
2.「ベルギーが本場」とはどういうことか?
3.「ベルギー産ジャガイモ」をなぜ使うのか?
1つ目の疑問に答えましょう。
フライドポテトとフレンチフライは同じもの。
実は「フライドポテト」は和製英語で、日本でしか通用しない日本語なんです。
アメリカでは「フレンチフライ」、イギリスでは「チップス」と呼ばれます。
「BOLILIAN」さんは、アメリカ英語の「フレンチフライ」を使っています。
2つ目の疑問への答え。
まず、フライドポテトの発祥はベルギーです(フランス発祥という説もあります)。
ベルギーの主食はジャガイモです。そして「フリッツ」と呼ばれるフライドポテトを料理の付け合わせやスナックではなく、パンに替わる主食として食べていて、マヨネーズなどのソースをつけて食べるのが一般的だそうです。
それがアメリカに渡ったのは第一次大戦中のこと。ベルギーはドイツに侵略され、その後アメリカ軍がベルギーに進駐。そしてフライドポテトを本国に持ち帰り、アメリカに広まりました。アメリカ軍の進駐先はベルギーのフランス語圏だったので、「フレンチフライ」と呼ばれるようになった、と言われています。
こうしてフレンチフライのルーツはベルギーです。
そしていまでもベルギーは世界のフライドポテトの本場です。
ベルギーは、世界有数のジャガイモ輸出国で、冷凍ジャガイモの輸出では世界第一位。冷凍ジャガイモのほとんどはフライドポテトに使われます。
3つ目の疑問は、また後ほど。
商品名が英語だから、メニューも英語!
だいじょうぶ、日本語のメニューもちゃんとあります。
黒板にも日本語で書かれています。
ソースはマヨネーズ系。これがベルギー流です。
アメリカ流だとフライドポテトのソースと言えばケチャップですが、ベルギーのフライドポテトにはマヨネーズなどのソースなのだそうです。
ポテトの量は2種類。
左がボックス(大)で、右がカップ(小)です。
季節メニューのシュリンプがあります。
ドリンクもあって、タイティーってのが珍しいですね。
ということでフレンチフライのカップをオーダー。
ソースはアイオリソース(ガーリックマヨ)にしました。
◆フレンチフライ・アイオリソース
カップに入ったフライドポテトに、マヨネーズソーがたっぷりかかってます。
フライドポテトをプレーンで。
外はカリッ、中はしっとりクリーミーで、美味しい!
アイオリソースは、ガーリックの香りが柔らかく香って、これ好きなタイプです。
このフライドポテトが美味しい理由は2つあります。
美味しい理由1
外がカリッと、中がふんわりしていること。
低温で揚げてから高温で揚げなおす、という二度揚げをしているからです。
美味しい理由2
材料のジャガイモが普通と違う。ベルギー産ジャガイモだからです。
ジャガイモには大きく分けて「粉質いも」と「粘質いも」の2種類があります。前者は、ホクホクとして崩れやすく、ポテトサラダ、コロッケに適している。後者は、ねっとりしていて煮崩れしにくく、煮物に適しています。前者の代表が男爵系、後者の代表がメークインです。
日本のフライドポテトに使うジャガイモは、粉質の男爵系がほとんど。アメリカ産も粉質いもです。
ベルギー産ジャガイモは「ビンチェ」という品種で、輸出量世界第一位だというベルギー産冷凍ジャガイモもビンチェです。これはやや粉質のジャガイモで、男爵のようなホクホク感ではなく、しっとりクリーミー。
「BOLILIAN」の店主さんは、ベルギー産ジャガイモのそんな食感が好きなんだそうです。これが3つ目の疑問への答えです。
そんなわけで、ボリリアンさんでは、本場ベルギーのフライドポテトの味をいただけます。
ごちそうさまでした。
出店状況や季節メニュー、予約の仕方はインスタでご確認ください。
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