真賀温泉幕湯と湯原温泉砂湯に入る [温泉・旅館・民宿]
真賀温泉に泊まった。
真賀温泉の看板がある。この階段を上った上に、湯元の真賀温泉館がある。
4つの旅館・ホテルがあったのだけど、今では真賀ホテルときじや旅館しか営業していない。
宿泊した翌朝に、崖の途中にある真賀温泉館に行く。ここが湯元だ。
真賀温泉は400年の歴史がある温泉で、勝山藩や津山藩の浴場として使われた。真賀温泉館は江戸時代の末期に建てられたもの。現在の建物は建て替えられたものです。
これが有名な幕湯。江戸時代には、殿様が幕を張って湯に入ったことに因んでいるようだ。
湯船は岩で出来ていて、立って入らねばならないほど深い。ここは混浴だが、このほかに男湯、女湯、家族湯がある。
先代の湯守が亡くなって、いまの湯守は木地屋のご主人かもしれない。
幕湯に入る前に、湯原温泉の砂湯に行った。湯気の向こうが大露天風呂の砂湯。ここも混浴です。
脱衣場には「湯浴み指南」が掲示されている。
一つ、裸にて湯浴みなされよ。
着衣の湯浴みは、お湯が汚れまする。
女性のバスタオルは、やむなきと致します。
二つ、下を清めよ。
湯桶なき場合は、手ぬぐいにても結構。
十分に湯掛けし躰を湯にならし下をお清めくだされませ。
三つ、湯尻よりお入れよ
入湯は、下流から身を清めながら、じわり、じわり、じわりと上にお上がり下さいませ~。
さすれば上湯にては顔もジャブジャブと洗えまする。仕上げは、長寿の湯にてなさりませ~。
四つ、静かに拝め。
病有る人は完治を願い、元気なり人は、その身に感謝し静かに浸かりなさりませ。
五つ、盗人にご用心。
なにぶんにても諸国に名だたるお湯なれば、不埒なる人もこしまして候。
六つ、ご飲酒は、御法度にて候。
お身体に障りまするに、加えて足下おぼつき怪我のもとにて候
七つ、お煙草はお控え下さりませ。塵となり湯場を汚しまする。
温泉は、お尻とお口の間接接吻
湯原温泉には温泉指南役というのがいて、この湯浴み指南は口上になっている。
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