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対馬名物の「ろくべえ」とは 志まもと@長崎県対馬市 [ 九州・沖縄]

対馬に一泊して、昼ご飯。対馬の伝統料理を食べに来ました。
昨日は対馬でぜひ食べたかった「対州そば」を食べましたけど、今日はもう1つの伝統料理を食べにここに来たんです。

行った先は、いけす料理の『志まもと』。
店が道路からはいった所にあって、駐車場の場所は、お店の人に聞いてやっとわかりました。

 

店の外に掲示してあるメニューは
刺身・そくべー御膳 1575円
サザエ飯・ろくべー御膳 1575円
対馬御膳 1890円
志まもと御膳 2625円
郷土御膳 2100円

牡蠣フライ定食 1050円
対馬ブランド鯵使用テッペンアジ干物 焼魚定食 1050円

店の中に入るとここを訪問した客の写真がいっぱい飾ってあります。

「美味しんぼ」の原作者・雁屋哲さんの写真もあります。

店の奥には、いけすがあります。平目とかアラが泳いでいます。

私たち3人は、4人用の個室に通されました。

メニューは1050円の定食が各種
焼魚定食、煮魚定食、エビフライ定食、鶏唐揚げ定食、トンカツ定食、ステーキ定食、天麩羅定食、刺身定食という普通の定食に加えて

対馬特有の料理が
いり焼き定食1050円 
サザエ飯・ろくべー汁定食 1075円
刺身・そくべー汁定食 1075円
穴子丼、海鮮丼、うな丼 1050円
雲丹丼 2500円

対馬の郷土料理をとりいれた
志まもと御膳 2625円
郷土御膳 2100円
対馬御膳 1890円
があります。

で、ここで何を食べるのか?活魚料理か?
いや、違うんです。「ろくべえ」という料理なんです。

昨日『対馬ふるさと伝承館 』でろくべえを食べたIさんは、海鮮丼にしました。
まぐろ、ぶり、タコなど、新鮮な刺身がたっぷり載っています。

私とYさんは、サザエ飯・ろくべー汁定食にしました。

刺身はちょっとだけ付いてきます。私のはタコとワカメの味噌和え。

サザエ飯。サザエがゴロゴロはいっていて、サザエの香りが意外に強くて、ちょっと驚き。

さて、目的のろくべえは、丼にはいっていて、丼には天かすが浮かんでいます。

ろくべえは、サツマイモからつくる麺ですが、太くて茶色。食べるとブツブツとちぎれます。その食感がいいです。
出汁は鶏ですかね。

レジのところに『美味しんぼ』が置いてあります。
その98巻は「日本全県味巡り長崎編」で、対馬が取り上げられていて、この店のことが載っているんです。
ここ『志まもと』の女将が登場して、「ろくべえ」のほかに「石焼」、「ブリのいりやき」、「せんだんごのぜんざい」が紹介されています。
それで店の入り口に雁屋哲の写真もあるわけなんです。

田の少ない対馬では、さつまいもが主食だったはず。
そのさつまいもを食べ尽くすために生まれた料理が「ろくべえ」でしょう。

ろくべえの麺の原料はさつまいもです。
ジャガイモと同じように、サツマイモを砕いて、水に濾過してデンプン(「白せん」という)をとります。
そこで残った残渣を発酵させ(かなり臭いようです)、乾燥させて水で戻して、それを濾過してもう1回デンプンをとる。それを団子状にして乾燥させたものが「せんだんご」。

その「せんだんご」を水に戻して、こねて、麺押し出し器で生地を押し出し、出てきた麺を茹でると、どくべえの麺の出来上がり。

出汁は対馬近海でよくとれるメジナという魚や鯛、鶏肉、椎茸等が使われます。

 


 
タグ:長崎県
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