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日本短角牛をいただく 大地工房@岩手県岩泉町 [ 東北]

岩手県岩泉町。
龍泉洞があるところ、と言った方が通りがいいのでしょうか。

「道の駅いわいずみ」に来ました。

 

ここの「レストラン大地工房」に来ました。
「いっぷく庵」という看板も見えます。これは外にある立ち喰いそば屋です。

なんでここに来たかっていうと、ここで日本短角牛を食べられるからなんです。
ここは、日本短角を販売している3セクの岩泉産業開発が運営しているんです。

日本短角応援団の一員の私としては、ぜひとも短角にがんばってほしいんです。
「日本短角」ってナニ?
詳しくはとりあえずネットで調べてください。

ここでは1つだけ情報提供。
日本短角は、普通は自然交配なんです。要するに人工授精じゃないってこと。
自然の発情に任せるから、交尾時期が限られます。(人間以外はそうなのよ)
ってことは、子牛の生まれる時期が特定の時期に偏ります。
肉にする(牛を屠殺する)時期は、牛の年齢、じゃなくて月齢で決まっています。
だから肉にして美味しい時期は、1年中じゃなくて、限られた月です。
これを守っている産地の短角は美味しいけど、いつでも出荷している産地の短角は味のバラつきがある、ってことになります。

その美味しい産地が、ここ岩泉なんですよ!

向かって左側には、売店があります。

中へはいると・・

あら、入口近くに懐かしい赤い郵便ポストがあります。
もしかして現役? んなわけないよね。

レストランは・・満員でした。

名簿に名前を書いて、時間を潰しましょう。

売店コーナーは「わくわくハウス」という名前がついているようです。

岩泉町の3セク・岩泉乳業の牛乳なども売っています。
同社の「岩泉ヨーグルト」と「岩泉のむヨーグルト」が2011年のモンドセレクション金賞をW受賞したそうです。

でも、モンドセレクションって、どうなんでしょうね。
1製品につき1100ユーロ(約13万5000円)払って、エントリーし、一定の基準を満たせば合格、っていう賞がモンドセレクションですからね。
とはいえ、サントリーまでこの賞を使っているわけで、日本ではいい宣伝材料にはなっていますけどね。

席が空いたようなのでレストランに入りました。
奥の方にある小上がりに席をとりました。

壁に張ってある料理のポスター。
岩泉牛乳ラーメン790円は、2番人気だとか。

いわいずみ定食1050円もあります。

ランチメニューを見ましょうか。
ここは11時から17時までだから、ランチしかないのかな?

短角牛のステーキ。
旨いだろうなぁ、とっても惹かれるぅ・・。
でも一番安いのが2300円だもんな。

短角牛の角煮の岩泉定食1050円。
これ、さっきのポスターね。

短角牛のコロッケのコロッケ定食700円もあります。

ハンバーグのセットは1050円。
味噌カツセット890円、とんカツセット840円です。

短角牛のカレーもいろいろ。
ビーフカレーは750円。
唐揚げ、コロッケ、ハンバーグ、メンチカツをトッピングしたのもある。

牛方どん780円。
いわいずみ短角牛を使った料理コンテストでの最優秀作品ですって。
短角のバラ肉を使って、中華丼風でコチジャンを使っているそうです。

天ざる790円、ざるそば590円、中華ざる480円もあります。

ラーメンもいろいろ。
さっきの牛乳ラーメンのほかに、
どんぐりラーメン640円、味噌ラーメン840円」などがある。

デザートもあります。

なににしようかなぁ・・。
「普通の牛丼はありませんかぁ?」
ないですか、そうねぇ・・。

同行者は、角煮の岩泉定食。
私は牛丼風に牛方どんをオーダーしました。

今、ドリンクバーがサービスのキャンペーン中だからご自由にどうぞ、ですって。

ドリンクバーにはソフトドリンクがいろいろ。

アイスコーヒー以外はどれも甘そうだなぁ・・。
「山ぶどう」がある。

なんとなく、山ぶどうジュースをグラスにとりました。
良い香りで美味しいけど、ジューズだもん、甘いよね。

料理は出てくるのに時間がかかりそう。

壁には「当店のメニューは全て手作りのため、
混雑時にはご着席後にもお待たせする事がございます。」
ですって。

実際にもずいぶん時間がかかってます。
牛方どんは調理するから、その時間がかかるだろうけど・・。
角煮の岩泉定食は出来合いの料理を温めて並べるだけじゃないのだろうか?
オーダーの順に作っているのかな。
作業手順に今ひとつ工夫が必要かも。

30分近く待って料理が出てきました。
同行者の分もほぼ同時だから、時間を見計らっていたのかな。

牛方どんとみそ汁、小鉢が2つ。
それら4つがお盆の四隅に寄せられています。
これも1つの流儀なのかな。

牛方どんは、短角牛のバラ肉と野菜を餡でからめた中華丼の姿です。

では、牛方どんをいただきます。

ちょっとピリ辛の中華丼です。
かなりの熱々で、ハフハフしながらいただきましょう。
野菜もいい感じに火が通っていて、美味しいです。
塩気も薄味です。

これ自体は美味しいんですけど、短角牛の旨さを引き出し切れているのかなぁ・・。
普通に牛丼の方がいいように思います。

小鉢には、漬け物。

人参や大根のしょうゆ味の漬け物。たまり漬けかな。

もう1つは、山菜の煮物。
ワラビとゼンマイを薄味で炊いてある。
どっちの小鉢も、まさに手作りの料理です。

ワカメのみそ汁。さすが三陸ですね。
板麩も浮かんでいます。
板麩は山形の庄内も有名ですけど、岩手の南部板麩っていうのも有名です。

同行者の岩泉定食。
お盆の上の各器は、やはり互いに空間をもって配置されています。

短角の角煮。里芋、タケノコ、ブロッコリが添えられてます。
星形の人参とその上に載った緑のワサビがアクセントですね。

これは白飯がたっぷり添えられてます。

角煮の感想はどうですか?
えっ?美味しいけど、なんだかパサつくって?

角煮って、本来は脂身の多い部分をじっくり煮込んで、脂の抜けたコラーゲンのプニュプニュ感を味わうものですね。
短角牛は、脂肪分が少ないから、角煮にするとパサパサになってしまうと思います。
短角は旨みが強い肉ですけど、煮込むとその旨みが汁の方に出てしまう。

短角牛の旨みを引き出す料理って何だろう。
ステーキもその1つです。(でも高いもんな・・)
ハンバーグがよかったかな。
メンチカツもいいと思います。

硬い部位は煮込みに向いています。肉の旨みをソースとしていただくのがいいでしょう。
カレーもいいですよ。肉をたっぷりと入れてね。
でも煮込むなら、ビーフシチューの方がピッタリと思いますよ。
実際につくって食べたことがあるから、間違いないです。

そういう意味では、今回はオーダーミスだったかな。
短角応援団の私は、このお店に頑張ってもらいたいです。

ごちそうさまでした。



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