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源泉掛け流しの柔らかい鉛温泉(自炊部) 藤三旅館@岩手県花巻市 [温泉・旅館・民宿]

花巻市の奥にある鉛温泉。
ここには源泉が違う掛け流しの湯が5つあります。
そのうち2つが本館の旅館部、あとの3つは湯治部にあります。

旅館部の温泉は前回、紹介しました。今回は湯治部の温泉です。
湯治部は、本館ロビーから右に進んで、別館に入ってすぐのところに

湯治部への通路があります。

「白猿の湯(岩風呂)こちらです」の看板が目印です。

通路には、白猿の湯、桂の湯、河鹿の湯の案内板があります。

湯治部の建物に入って、すぐ左側に露天風呂の「桂の湯」があります。

「桂の湯」はこの旅館の元来の湯の名前です。
源泉名「桂の湯」は旅館部の「白糸の湯」と「銀の湯」に注がれてました。
でも浴場の名前としてはここが「桂の湯」なんですね。(ややこしいなぁ)

湯船は、内湯と露天風呂。
そしてさらに川の方へ下ってもう1つ露天風呂があります。
もちろんどれも源泉掛け流しの湯。

温泉成分表が上下に2つ張ってあります。源泉が2つなんです。

1つは「下の湯」。
弱アルカリ性単純高温泉。
源泉温度は50.2℃、pH8.4で、ナトリウムイオンと硫酸イオンが多い。
湧出量は毎分250L。

もう1つは「河鹿の湯」で、同じく弱アルカリ性単純高温泉。
源泉温度は50.4℃、pH8.5で、ナトリウムイオンと硫酸イオンがやや少なめ。
湧出量は毎分261L。

2つの源泉を混合しているんでしょうか。

ともかく、ここも無色透明の柔らかい温泉です。

「桂の湯」からさらに湯治部の奥へ行くと「河鹿の湯」があります。

廊下の奥が湯治部です。
おおぉぉぉぉ! これは、ぐっとレトロです。

その廊下の入口には「藤三売店」があります。
自炊のためのいろんなものを売って居るんですね。

湯治部の廊下には「白銀荘」という額縁が掲げられています。
湯治部は白銀荘だったんだぁ。旅館部にあった「銀の湯」の由来は、これなんでしょう。

湯治部には自炊用の炊事場もありますよ。

さて、レトロな湯治部の廊下を進むと

「河鹿の湯」があります。

こっちは男湯。

中にはいると。あら!
洗面所があって、向こうに女湯の入口があります。
洗面所で繋がっているんですね。

男湯に入りましょう。

温泉成分表を確認すると、「桂の湯」と同じく「下の湯」と「河鹿の湯」の2つが掲げられています。
混合しているのか、あるいは「下の湯」が桂の湯で「河鹿の湯」が河鹿の湯なのか。これ、確認していません。

脱衣場は棚があるだけのレトロスタイル。
さすが湯治部です。

浴室は実にシンプル。床は白いタイル張り。
こういう感じ、好きだなぁ。
展望風呂と言うだけあって、壁が大きな窓ガラスです。
豊沢川が見えるんですけど、すぐ近くに橋があって、橋から丸見えです。(笑)

源泉は、岩を固めたとことから掛け流しになって注いでいます。

脱衣所にスリッパ履き間違いに注意、というポスターが貼ってあります。
旅館部の宿泊客は青、湯治部の宿泊客は茶、旅館部の外来入浴は緑、湯治部の外来入浴は赤、それぞれにスリッパの色が違っているんです。

自分のスリッパを改めて見たら、青でした。(当然ですけど)

さて、最後に当館の名湯を紹介します。
(実際には、湯治部の温泉で最初に入りましたけどね。)

自噴の岩風呂「白猿の湯」です。
場所は湯治部に入ってすぐ、桂の湯の向かい側です。

元来は混浴なんですけど、女性専用の時間帯が設けられています。

木戸を開けると・・・

そこはもう広い浴室。
しかし湯船は階段を降りた地下にあります。

スリッパで階段を降りると、脱衣スペースがあります。

見上げると1階の窓がずらっとあります。
窓は開閉できるから、覗き見自由です(笑)。
だから窓の外には「覗き見は犯罪です。警察に通報します」という注意が書かれています。覗き見禁止です。

さて湯船は岩をくりぬいたもの。
立ったままで湯に浸かる・・・でも、これ、すっごく深いんです。
小柄な私は喉のところまで湯に入ってしまいます。
小さな人は溺れます。ご注意あれ!

1人で湯船の中を徘徊して、湯口を捜してみると・・・

湯船の底に沈む2つの石。
この下からお湯が自噴しています。
足元湧出の源泉掛け流しという素晴らしい温泉です。

立って入る温泉としては日本最大だそうです。

湯治部から旅館部に戻りましょう。
もう4つも温泉に入って、少々のぼせ気味です。
最後に入った「銀の湯」は、前回アップしました。



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