沖縄復帰、米軍基地そして原発 [3.11以後]
長崎旅行の記事を連載している途中ですけど・・・時期を逃してはいけないの割り込みです。
昨日の朝、朝日新聞を見ていたら、第6面に大きな意見広告が載っていました。
米軍普天間基地閉鎖、辺野古移転案断念、米海兵隊撤退を訴える意見広告です。
その意見広告の大きな写真は、強烈です。
野球の練習をする小学生たちのすぐ頭の上を米軍機が飛んでいるのです。
普天間第二小学校の様子だそうです。
この意見広告を出したのは「沖縄意見広告運動」というところ。
HP:http://www.okinawaiken.org/
意見広告のpdfを見ることができます。
沖縄がアメリカ合衆国の施政下から日本に返還されたのは、1972年(昭和47年)5月15日。
今年は沖縄復帰40年、日米安保60年の年なんです。
沖縄は日本全体のたった0.7%の面積しかないのに、そこに在日米軍基地の実に75%がある。
日本政府が押し付けているんです。
そして毎年1900億円もの「思いやり予算」が米軍基地のために使われています。
政権が替わっても、政策は変わっていない。
その大金は、そんなことに使わずに、東北復興に使われるべきです。
沖縄に米軍基地を押しつける、という強制は日本政府が行っていることです。
「そんなに重要なら本土が基地を引き取ってほしい。」
そんな意見を「ニュースの本棚」で東京経済大学の戸邊准教授が紹介している。
本土に基地受け入れを!
沖縄の「県外移設」論は、「敵対性をあえて強調するぎりぎりのところで発せられた、本土の私たちへの希求でもある。」と戸邊氏は書いている。
沖縄に基地を集中させているのは、政府の仕業です。
しかしその裏には本土の「日本人」が持つ沖縄県民への差別意識がある。
敵対性の強調によって、そういう差別意識の自覚が喚起させることを期待したい。
原発を過疎地に押しつけるのにも、それと似た構図があると思います。
都市の人が持つ過疎地への差別。
しかし原発事故は地方都市も危ないことを明らかにしました。
そんなに重要なら東京に原発を作ろう。
ずいぶん昔に挑発的に掲げられた意見です。
もちろん真意は、原発も基地もなくすることです。
子供達の上を米軍機が飛んでいるなんて、まさに異様な光景ですよね。
米軍基地が無くなったら、他国が攻め入ってくるがごとく煽る方がいますが、本当にそうなるのか、先進国日本に攻め入った場合、その後攻め入った国がどういった結果になるのか。
それぞれの国のお偉い方々、世界の歴史は学んでいると信じたいですね。
by ちょんまげ侍金四郎 (2012-05-14 07:50)
> ちょんまげ侍金四郎さん
外国の軍隊の戦闘機が子どもの頭をかすめるなんてことは
許されるべきではないと思いました。
沖縄を観光地として訪れて楽しんでいるだけではいけない
ってことを、改めて思いました。
by とんちゃん (2012-05-14 22:25)