卸売市場にある中華の定食屋さん 中華龍@札幌市 [ 愛しき食堂]
夏休みに帰省したときのこと。
子どもといっしょに札幌中央卸売市場を見学しました。
もちろん朝早いよ、6時からだから。
とっても広い場所に野菜や果物の箱がたくさん並んでいて、これは圧巻。
セリが終わる8時頃まで見学しました。
見学が終わって、朝食にしましょうね。
せっかくだから卸売市場内で食べようよ。
青果棟の3階には3つの食堂があります。
手前から、中華龍、みのり食堂、多聞天。
もう1つお店があるけど、閉店の張り紙が出ていました。
右端にあるお店の「中華 龍」さん。
子どもが「ラーメン食べたい!」っていうんで、ここにしようかな。
廊下にメニューが出ています。
朝定食は、6時から8時までで、400円という安さ。さすが卸売市場、朝早い開店です。
ざるそば、ざるうどん、ざるラーメンが500円。
日替わり定食は2種類あって650円。
日替りA:青椒肉絲、玉子と春雨のそぼろ
日替りB:ホッケフライor銀カレイみりん漬け、玉子と春雨のそぼろ、納豆、タラコ
ラーメンがないねぇ。
「ラーメンって書いてないけどさ、中華料理店だからきっとあるよ」、てなことでお店に入りました。
店内は厨房に向かったカウンターと壁に向かったカウンターに4席ずつ、テーブル席は2人用と4人用が1つずつ、という手狭のお店です。わたしたちは壁に向かったカウンターに座りました。
席につくと冷たいお水と温かいお茶の両方をくれました。
店内に定食類のメニュー。
麻婆豆腐、酢豚、回鍋肉なんてあるところは中華屋さんだけど、カレーとかうどんとかあって、普通の定食屋っぽいのね。
あれ?やっぱりラーメンって書いてないねぇ。
「あのぉ?ラーメンありますか?」
「ごめんなさい、ラーメンはなくって、ざるラーメンしかありません。」
「ありゃ!ラーメンないんだってさ!どうする? ざるラーメンにする?」
「うん」
「大盛りにしようか?」
「うん」
ということで、子どもは、ざるラーメン大盛り。
私は日替りBのホッケフライにしました。
どっちも朝からしっかりしたボリュームですね。(笑)
テーブルの上には調味料のセット。
一味唐辛子があります。
ってことは味噌ラーメンが本来はあるってことですよ。
ティッシュが・・ぉぉおお!日ハムのケース入りティッシュだよ。
さすが札幌だなぁ!
さて、わたしの日替り定食。
ホッケフライとタラコ。
玉子と春雨のそぼろ、漬け物。納豆もあるよ、朝食にいいね。
サラダは皿にいっぱい入っている。
ご飯は、大きな茶わんにいっぱい。
まずはやっぱり、納豆をのせていただきましょう。
それから、玉子と春雨のそぼろをご飯にのせて、中華風に。
これ、なかなか旨い。
さて、ホッケのフライは揚げたてで、細かなパン粉の衣がサックリしている。
中は脂の乗ったホッケが、ホッコリしていて、なかなか美味しい。
味噌汁は、豆腐とワカメのポピュラーなもの。
定食屋さんとして、なかなかいい感じですね。
さて、子どものざるラーメン大盛りですが・・・。
ザルに、ラーメンがまさに大盛り!
麺には海苔がトッピング、白ネギが脇に置かれています。
つけだれは、そばつゆみたいな見た目で、白ゴマが浮かんでいます。
しかし麺の量が多いね。
あっ!っとここで気がつきました。
札幌のラーメンは普通盛りの量が東京あたりよりも多いんですよ。
それの大盛りだから、かなりの量になってしまうことを忘れていました。
ちなみに、マルちゃんやシマダヤの生ラーメン1人前は110g、これに対して札幌の西山製麺の生ラーメン1人前は140g。
要するに札幌ラーメン「1人前」の麺の量は、一般のラーメンの約3割増しってことなのよ。
その「大盛り」(通常は1.5倍)だから210gね、これって一般のラーメンの約2倍だよ!
そりゃ多いわ!
「食べられないかもしれない・・。」と子どもも心配しています。
「そのときはお父さんが手伝うよ。」って、それ食い過ぎだよ。
ちょっと味見・・。
麺は黄色い中細の縮れ麺。札幌で普通に食べられているラーメンです。
つけ汁は・・・んん?
そばつゆに酸味が加わったというか、冷やし中華の汁を薄めたというか。
冷やし中華のザルバージョンって感じ。今流行のつけ麺とは全く違う。
こどもはワシワシ食べたんだけど、途中で持て余しちゃった。
なにせ量が多いし、ラーメンだけで、味も単調だからね。
しかたなく、わたしが残りをいただきました。
出された食べ物は残せないタチなもんで。
定食食べたのに・・・朝から食いすぎだぁ・・・。
おかげで朝食をしっかりいただけました。(苦笑)
ごちそうさまでした。
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