串煮込みも串焼きも、そしてお酒もすばらしい ささや＠北千住

巨漢のＫさんと北千住に行きました。

【もつ串煮込み】の提灯が下がっている「ささや」さん。
今夜はここにしましょう。

店内は厨房を囲んでＬ字のカウンター。２階もあるようです。
わたしたちは、入ってすぐの扉を背にする席に座りました。
実はここ、特等席だったんですよ。

ビールは何にするかな・・・。

生ビールは・・琥珀ヱビス！
サッポロラガー、なんと赤星があるじゃないか！
うーん、どっちにしようか・・・今夜はヱビスだ！

マスターがジョッキに生ビールを丁寧に注ぎます。
溢れてきた泡をすり切って捨て、さらにビールを注ぐ。
うーん、良い仕事していまねぇ。

凍りついたジョッキに琥珀ヱビス。
フンワリした泡の下から、濃厚な旨さのビールが喉に流れる。
ぅぅぅぅううううう、うまい！
美味すぎるおいしさ。
スタートのビールから、もう感動です。

このお店は突き出しは出てこない。
こういうシステムはいいですね。

提灯に掲げてあった【もつ串煮込み】からいただきましょうかね。

【煮込み】のメニューは
　串煮込み。
　キャベツ煮込み
　青ネギ煮込み
　煮玉子
　ブレ煮込み

「ブレ」ってなんです？
ブタの脳、ですって。
これまた、すごい煮込みがあるじゃないですか！

でもそれはキープしておいて、まずはこの店定番の【串煮込み】と【キャベツ煮込み】をお願いしましょう。
串煮込みを１人前、キャベツは２人前でお願いします！

とんちゃんはカウンターの一番手前に座ったんですけど、実はその目の前に、煮込み用の鍋がドーンと置いてあるんです。
串がフツフツと煮込まれている。
オーダーに応じてキャベツも投入されました。

串煮込み
３本で１人前です。

手前にモツが２本、奥に別の種類が１本、盛られて出されました。

モツは、シロでしょうか。テッポウのようにも見えます。
じっくりと煮込まれていて、トロトロ状態で、実にうまい。

もう１本は・・・ちょっと変わった感じ。
血管があって、柔らかい。これはもしかして・・・
「あの、これは・・・？」
「豚の肺です。」
「あぁ、フワですか！」
「はい、そうです。」

肺のことをフワと呼ぶのですが、これはなかなかお目にかかれない。
っていうか、とんちゃんも初めてなんです。
ついにフワに会えた、と感動です。

レバーが苦手なＫさん。フワにチャレンジするけど、ダメでした。
おかげでとんちゃんが全部いただき！

焼き物もオーダーしましょう。
実は串焼きのフワをオーダーしようと思っていたんですけど、煮込みで先を越された。
Ｋさんは食べられないみたいなので、今回はオーダーしないでおきましょう。
豚のハラミをオーダー。
ブレの煮込みもオーダーしました。

豚のハラミ。
口に含むと・・・な、なんだ！この味は！というくらいにうまい。
焼き具合がミディアムで、味噌味なんです。
ミディアムのハラミ自体がとてつもなく旨いところにもってきて、味噌味がまたいい。
もう、勘弁してくれよ！というくらいに旨いんですよ。

さてビールの次は何にしようか・・・。

焼酎＋赤ワイン（十勝ワイン）の【葡萄割り】がこのお店の看板メニューなんですね。
カシスを入れた【酸塊すぐり割り】なんてのもある。
そして・・・
ぉぉおおっと！
焼酎＋梅シロップの【梅割り】があるじゃないか！
焼酎は「キンミヤ」だって書いてある。これはいい！

「梅割りお願いします！」

マスターが、小皿の上に置いた小さなグラスに、キンミヤを注ぐ。
ツツーッと注いで・・・タラタラっとグラスから溢れさせる。
これがたまらん！
そこへウイスキーボトル（？）に入った梅シロップを注ぐ。
「それ、テンバですか？」と聞いてみた。
「はい、そうです。」とマスター。
やはり天羽の梅でした。

梅割り。
ほとんどキンミヤそのものです。

隣に座っていた常連さんらしい若いお客さんが、梅割りを見て、焼酎ストレートですか！って感心していた。
ストレートじゃなくって、梅で割ってますよ。（笑）

「キンミヤ」とは金宮焼酎のこと、ね。
天羽飲料製造の「天羽の梅」は、実は甘くないから「梅シロップ」ではなくて「梅液」なんです。
ところで、「天羽」は、徳島 ・鳴門では「あもう」と読むのが本来らしい。
でも、そう読めない人が多いから「てんば」にしてしまったとか。

ぉおっと、ウンチクが長すぎ。
梅割りを飲みましょう。
・・・クーっ！キクーっ！

ブレ煮込み。
要するに豚の脳みそを軽く煮込んだもの。

タラの白子みたい。

食べた食感もタラの白子のような感じです。
あるいは絹ごし豆腐みたいな食感です。
Ｋさんは、食べられない、ってことで、これもとんちゃんが全部いただき。（^^）

キャベツ煮込み。
キャベツの煮込みは、オーダーがあってから煮込むので、時間がかかります。

味噌で煮込んだキャベツが、なんともうまい。

Ｋさんは普通のホルモン（シロのことね）なら食べられるよね？
じゃテッポウをオーダーするね。

テッポウ。
これは直腸で、厚みがある。
Ｋさん、これどう？
「すごく、おいしいです！」
それはよかったぁ。（笑）

梅割りが身体の中に回ってきました。
もう１杯！っていうところが、いつもの調子だけど。
今夜はここはこれで締めましょう。

実においしいお店でした。
アルコール類もとってもいい。

ぜひまた来ますね。
ごちそうさまでした。

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コメント 2

飲んだ帰りに読ませていただきました。
梅割りに赤星、ここはいいですね(*^^*)

私も顔馴染みです～
by なゆ (2013-01-27 22:41) 

> なゆさん
ここ、料理も酒も、とってもいいですよね。
ここも顔馴染みなんですかぁ。（感心）
お会いできることを楽しみに、また徘徊します。（笑）
by とんちゃん (2013-01-28 22:52)