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美人の湯@秋田県大仙市旧中仙町 [温泉・旅館・民宿]

秋田県大仙市旧中仙町でのこと。
その旧中仙町には温泉もしっかりあります。

木造のロッジみたいな建物。

市営の八乙女温泉さくら荘。
HP:http://www.city.daisen.akita.jp/content/onsen_3seku/sakuraso.html

せっかくなので入ってみました。

建物の中にはいると、地元密着型って感の休憩コーナー。
券売機でチケットを購入して、受付のおじさんに渡します。
料金は、大人200円、小人100円。
安いよね!
入浴時間は、午前9時から午後8時まで。

「さくら荘」というだけあって、広い広間があって、そこは大人360円、小人100円で利用できます。

仕事帰りの地元の方々が、温泉に入りに来ています。
当然、会話はベタの秋田弁。半分くらい聞き取れません。(笑)

浴槽は循環式ですけど、塩素臭は全くない。
浴槽の脇からホースで熱い源泉がチョロチョロと注がれていて、半掛け流しという感じです。
お湯は無色透明のサラサラし感じ。
そして芒硝香と呼ばれるいい香りがしています。
柔らかですけど、これはなかなかいい湯です。

休憩コーナーに張ってある「温泉分析書」で泉質を確認すると。

泉温18.2℃、湧出量毎分290L。
源泉温度はかなりヌルイから、浴槽に注がれていた熱い源泉は、加温しているんですね。
しかし加水は、なしでしょう。
pH7.7で、弱アルカリ性です。

成分は、陽イオンがナトリウムイオン36.3mg。
陰イオンが硫酸イオンが37.1mg、炭酸水素イオンが70.1mg。

メタケイ酸が93.8mg。
溶存物質総量は272.2mg/kg。

【低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉】と分類されている。
低張性:溶存物質総量が8g/㎏未満で、浸透圧(要するに濃度)が体液より低いってこと。そのためにサラサラしたやさしい感じの湯です。
冷鉱泉:泉温が25℃以上か、溶存物質量が1g/㎏以上だと「温泉」と定義されます。でもこの湯は、泉温が低く、溶存物質量が1g/㎏未満なので「冷鉱泉」ということになります。
弱アルカリ性:pH=7が中性ですが、温泉では6~7.5が中性、7.5以上を「弱アルカリ性」、8.5以上を「アルカリ性」とします。アルカリ性の湯は、石鹸のように肌の角質を分解して、すべすべ効果を発揮するから、湯から上がると肌がツルツルになるので美人湯と呼ばれます。

温泉成分は、陽イオンがナトリウムイオン、陰イオンが硫酸イオンと炭酸水素イオンが多い。
要するに硫酸ナトリウム(芒硝)と炭酸水素ナトリウム(重曹)の成分が溶けているんです。

この湯は、弱アルカリ性なので美人湯系です。
しかも重曹は美肌効果、芒硝は保湿効果があります。
メタケイ酸は50mg以上なら美肌に有効とされていて、100mg以上あると美人湯と言えるようです。
このお湯は、100mgを少し切る程度で、かなり美人湯に近いってこと。

こうして見てみると、無色透明でサラッとした温泉ですけど、お肌ツルツルになるなかなかの美人湯ってことみたいです。
こんなお湯に200円で入れるなんて、シアワセですよ!

八乙女温泉さくら荘
秋田県大仙市長野字長野山91


 
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