おでんと月ノ輪で 早苗@盛岡市 [ 東北]
盛岡市での夜。11月の寒い夜をHさん(男です!)と2人。
向かった先は、食べログで「居酒屋」「夜~3000円」で探した中の1店。
古風だけどちょっと粋な感じがする店構え。
【おでん 早苗】と書かれた赤提灯がいいですよ。
店内は落ち着いた雰囲気で、ご主人と女将さんが働かれている。
生ビールサーバーはサッポロじゃないか。いいねぇ。
でも寒いから瓶ビールにしようよ。
出てきたのはスーパードライ。( ̄□ ̄;)!!
あらま、生はサッポロなのに、瓶はアサヒなのね?
とんちゃん的には、ちょっとガッカリなんです。まぁ、好みの問題ですが。
お通しは菊とほうれん草の和え物。
ほほぉ、これはいい感じです。
あたらめて【おしながき】を眺むれば・・。
生ビールはサッポロ、瓶ビールはスーパードライ、と書いてある。
日本酒は「月の輪純米酒」だそうです。
料理は、串焼き、焼き物、おでんなど。
「めかぶ酢」は岩手らしいね。
焼き魚は、北海道の魚だ。
ほっけ、ししゃもは北海道の魚だな。丸干しこまいかぁ・・旨いよなぁ。
おや!「身欠きにしん」があじゃないか。
面白いのでオーダーしました。
女将さんが、身欠きにしんを炭火で炙ってくれています。
炭火で魚を焼いていただくのはいいですね。
◆身欠きにしん
身欠きニシンとは、ニシンを磨いたんじゃなくって、ニシンの干物のことだよ。
江戸時代から北海道の名産で、松前藩の年貢はニシンだったんです。
にしん蕎麦に載っているニシンもこの身欠きニシンなんだ。
「えっ!でもずいぶん違いますよ?」とHさん。
これはその干物の身欠きニシンを炙っただけのものだから、固いんだ。
にしん蕎麦のニシンは、この固い身欠きニシンを米のとぎ汁に3日ほど浸して柔らかくしてから、甘辛く煮ているんだよ。ずいぶんと手間が掛かる。
実は北海道じゃそんな手間を掛けないで、こうして単に炙って食べるんだよ。
◆めかぶ酢
わかめの根元部分です。
三陸はワカメの産地。だから岩手県ではメカブがよく食べられています。
飲み物は日本酒にしましょう。
◆月の輪純米酒のコップ酒
升に入って、要するに「冷や」です。
岩手県紫波町にある月の輪酒造店のお酒。
ちょっと酸味があるお酒です。
燗の方がいいかも、っていうんで、2杯目はぬる燗をいただきました。
カウンターの奥に「月の輪純米酒」が並んでいる。
その上の黒板に料理のメニュー。
おっ!たこ頭刺しだって!これ行こう!
カウンター端のネタケースに蛸の頭があります。
◆たこ頭刺し
カモじゃないですよ、タコの頭。
シコシコと歯ごたえがあって、甘いんです。足よりずっと甘い。
実は、タコは、足よりも頭の方が旨いんです。
「うまいっスね!」と初体験のHさん。
どうぞ食べて下さい。
さて、目の前にあるおでん鍋。おでんをいただきましょう。
◆おでん
大根、厚揚げ、卵、白滝。
薄い色のおでんは。
醤油色の東北風のおでんじゃなくて、出汁だけで炊いたおでんです。
ほほほ、これは旨い。
「おでん」の赤提灯を掲げるだけのことはあります。
ここでサクッと〆ましょう。
ごちそうさまでした。
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