旨い焼きとんとヤカン梅割で今夜も最高! 野焼@新橋 [ 東京飲みある記]
BS-TBS「吉田類の酒場放浪記」は、飲兵衛オヤジ向けの番組。
あの店いいねぇ、なんてよく話題になります。
2014年2月3日放送の焼きとんの店、あそこいいねぇ!
なぁんて話が昂じて、ついに突入を決行することとなりました。ヽ(^◇^*)/
路地裏で賑わっている、ここが目指すお店です。
店の前は立ち呑み形式になっています。
それだけでも珍しいけど、そこで客が七輪を使って自分でモツを焼いて食べている、ってのは恐ろしくレアです。
「野焼本店」さん。
昭和51年、1976年操業の炭火もつ焼き店。
支店はないけど、れっきとした本店です。
小さな入り口から中へ入ります。
・・・っていうか、ホントはここじゃなくって、裏口から入ったんですが。f(^^;
数人で来たので店内へ入りました。
店内は座って飲めるんですけど、自分で七輪でホルモンを焼くことはできない。ちょっと残念です。
◆生ビール
まずは生ビール。
おぉっと、サッポロですよ!これは嬉しい。(^^)
お通しは酢だこ。ワカメやキュウリが添えられています。
さて、つまみは・・・
壁に張られた短冊のメニュー。一品料理は、ここから選ぶのがベストですね。
【本日のおつとめ品】鶏肝煮300円。
「鶏肝」って「鶏レバ」ね!鶏のレバー、いいじゃないのよ。
新玉ねぎスライス250円、新キャベツみそ140円もいいじゃない。
いか唐揚380円が食べたい、って言うヤツがいる。
料理は、自家製煮込みは外せませんね。
デフォルトが310円、豆腐入りが410円です。豆腐入りにしましょうか。
小袋やガツの刺身もあります。
焼き豚(とん)は、オーダーしすぎないように・・・かしらとしろ。
◆鶏肝煮
すぐに出されました。鶏のレバーを甘辛く煮たもの。
鶏レバー独特のきめが細かくて、まったりした食感が、実にいい。
鶏レバの焼鳥があったら嬉しいんだけど、残念ながらありません。
◆新玉ねぎスライス
辛さがなくって、柔らかくって、「新」っていいなぁ・・。
古女房とは大違い・・。
◆自家製煮込み豆腐入り
わりと薄味の煮込み。
中に入っているモツは、もつ焼き用肉の切り落としですね、いろいろ入っています。
◆いか唐揚
衣を少し付けた唐揚げ。
この店の感じからすると、揚げ物じゃなくって焼き物、イカならゲソ焼きってのが合っているとは思うのだけど・・・でもまぁ。旨けりゃなんでもいいかぁ。(^^)
さて、生ビールを飲み終えてところで次の飲み物は・・・
これですよ、これ!
この店では「やかん」と称している梅割り焼酎。σ(゚ー^*)
ヤカンに入った焼酎と梅エキス。
まずは角7尺グラスに焼酎を注ぐ。焼酎は25度。
ここでほんの僅か少なめに注ぐのがテクニック。
そこへ梅を注ぎいれる。
これでグラスいっぱいに満たされるんです。
黄金色の焼酎梅割り。
もちろん口から迎えに行きます。グラスを動かしてこぼしちゃいけませんからね。σ(゚ー^*)
クーっ!キクーッ!o(>▽<)o
この梅はなんでしょう?
焼酎に加える梅シロップは、本物の梅とは全然関係なくて、完全なる合成梅。
天羽(てんば)飲料の「天羽の梅」と合同酒精の「梅の香 ゴールド」があります。
「天羽の梅」は黄色っぽくて甘くない、「梅の香」は赤くて甘いんです。
このお店の梅エキスは少し甘いから、天羽の梅に梅の香か別のものブレンドしているようです。
ちなみに「天羽」は、徳島 ・鳴門にある苗字で、本来は「あもう」と読むんですけど、誰もそう読んでくれないもんで「てんば」にしたみたいで。
「梅の香」は4合瓶で購入できるんですけど、「天羽の梅」は1升瓶でした売ってないんですよ。
だからとんちゃん宅には、梅の香だけがあります。ホントは梅の香がほしいんだけど・・。
おっと、大切なことを書き忘れていました。
こうして焼酎を注いでくれるのはこの店の女将さん。
しかもその女将がとっても美人!(◎_◎;)
気風のいい美人女将に注がれる梅割り、もうこれ最高!
ところで、とんちゃんがこの梅割りなる強烈かつ安価な飲み物を知った、もちろんこの場合は飲んだって意味で知ったのは、学生のころ。おばあちゃんが経営している小さな食堂で、これに感動しました。
しかしそのお店では、梅割りは1人2杯までと決まっていました。3杯飲むと酔いつぶれるからです。
このお店の焼酎も「サッポロ」なんです。
サッポロビールが販売している「サッポロ焼酎」。まろやかな焼酎です。
実は、サッポロの焼酎を使っているっていうから、てっきりサッポロソフトかと思ったんです。
北海道人の飲兵衛なら誰でも知っている(かな?)、しかし道外では全く無名という、道内限定の有名焼酎銘柄です。千ベロ系の方でもしも北海道に行く機会があったら、ぜひとも一度試してみてください。
サッポロソフト:http://www.sapporo-shusei.jp/soft/
さて、いよいよ焼きとんの登場です。
◆かしら
やはりここからでしょう。
ちょっと焦げ目がありますが、炭火で絶妙に焼かれています。うんまい!
◆シロ
ファーストステージはここでしょう。
◆マカロニサラダ
マカロニサラダって、野菜が入っていないのにサラダと称するのがとっても不思議なんだけど、これは玉ネギとキュウリが入っていて、ちょっとサラダっぽい。(^^)
こういうマッタリしたつまみは、焼酎に合います。
同行者も「やかん」をオーダー。
どうです?グッドでしょ?
これ、なんだかわかりますか?
ハイボールかって?ブッブー!
これはホイスです!
ホイスってなんだ、って?初めて聞きましたか?
焼酎をビールに似せる割り液が、ホップをもじって「ホッピー」。
そして焼酎をウイスキーのハイボールに似せる割り液が、ホイスキーを縮めて「ホイス」。
ホイスがホッピーと違うところは、ホッピーは炭酸水入りだけど、ホイスは炭酸水が別途必要だってところ。
とんちゃんも4年前に初めて飲んだんです。
詳しくは次の記事をご覧下さい。
Pochiさんのブログ「ホイスハイで串焼き」:http://blogs.yahoo.co.jp/p115560/32528255.html
とんちゃんは梅割り2杯目・・・は避けましょう。
もちっと薄い日本酒にしましょう。
◆日本酒ぬる燗
日本酒はチロリで提供されます。これまたいいですね。(*´▽`*)
手酌でいただきます。
◆焼酎梅割り
焼酎を注いでいる女将さんがとんちゃんと話していたら、注ぎすぎてしまった!
梅を注ぐ隙間がなくなっちゃった。
もうサービスです!って言って、ここに梅を注いだので、すっかりあふれてしまった。ヽ(^◇^*)/
◆とんばら
モツじゃなくって、豚肉です。
脂肪があるから避けたんだけど・・・酔うと自制心が消失してしまうんですね。
しかし、うまいわ、やっぱり。
◆新キャベツみそ
これってもっと最初にオーダーするべきものなんだけど、この段階でオーダーすると箸休め風になります。
柔らかいキャベツも旨いけど、この味噌が旨い。
◆揚げナス
夏から秋はナスの季節。そしてナスは油との相性がいいですね。
やっぱ、最終段階で油ものをオーダーしている。
この自制心の喪失は、きっと梅割り効果でしょう。
さすれば、この店を出てからも、けっして自制心は表出してこないに違いありません。
・・・という理性的判断は、その場にいたとんちゃんも、いや誰もが気づいていません。
料理も酒もきれいに胃袋に入れたところで解散しましょう。
ごちそうさまでした。
学生の頃サッポロソフトにお世話になりました~
by 茶の間おやぢ (2014-09-06 08:51)
> 茶の間おやぢさん
北海道の学生はみんな、いや呑み助学生はみんな、サッポロソフトのお世話になりますからね。(*^^*)
あのアルコールだけっていう潔い味がいい。
by とんちゃん (2014-09-08 06:11)