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限定銘柄の日本酒をいただける角打は住宅街の隠れ家 丸辰有澤商店@三田 [ 東京飲みある記]

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北海道へ引っ越した我が酒飲みの支障師匠から突然のメール。
久しぶりに上京するから、酒飲み道中に付き合え、と。
願ってもないこと。どこぞとなり同行いたしますよ、と返信。
ご師匠が提示されるお店は立ち呑み店。
単なる立ち呑みではなく、酒屋が営業する「角打」です。
いいですね、いいですね、さすが師匠!(*^▽^*)
しかも飛行機の出発便までに、なんと3軒をハシゴするという強行軍、いや最高軍です。
場所はJR山手線田町駅、地下鉄三田駅の近くです。

いよいよその当日。
スタートのお店の前で師匠と待ち合わせ。
赤羽橋駅近くの小路を入った住宅街にお店があります。

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「丸辰 有澤商店」さん。

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店舗営業と配達をしているごく普通の街の酒屋さん。
黒い外壁と丸い窓がとってもオシャレな自宅兼店舗の自社ビルで営業する酒屋さんです。

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店内には洋の東西の銘酒がズラリ。
ドアに貼られた【山崎・響入荷しました】や【獺祭は只今欠品中】は、銘酒酒屋の商品案内。
まれたそんなお店で、夕方17時を過ぎると店の奥、冷蔵庫の裏にある倉庫で立ち飲みコーナーがオープンします。

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倉庫の中にP箱が積まれて、角打が開店。
狭い店の中を通らなくとも、店の左脇の小路からこの角打コーナーに入れます。

さて、どうやってオーダーするといいんだろ・・。
オーナーさんに尋ねたら・・・

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当店の【立ち飲みローカル・ルール】を提示してくれました。
ビール・チューハイ等の缶製品は冷蔵庫からセルフで出す。
日本酒・焼酎は店主に申し付ける。ロック、水割り、燗もOKです。
つまみの缶詰・乾き物は棚から自由に取る。温めてもくれます。
(セルフで、と言ってもお店の人に一言告げます。)
支払いはキャッシュ・オン・デリバリーではなく、最後にまとめて精算します。

写真撮っていいですか?とお尋ねしたら、自分の個人的記録用はいいけどwebへの投稿はダメ!とのこと。
確かに「ローカル・ルール」にも【写真撮影、webへの投稿はダメ】と書いてある。
「でも、出てるんだけどね・・・。」とのこと。
だからお店のご迷惑にならない範囲での記事にしますね。

黒板に10銘柄程度の日本酒のリストが掲げられています。(写真省略)
その日によって銘柄が違っているようで、1本空くと、次の銘柄がリストに並ぶようです。
それらが上等なもので、しかも安い。
1軒目だから普通は「まずはビールから」と行ところだけど、こんな日本酒があるんなら、日本酒からスタートしましょうよ!(*^0゚)v
ご師匠も同意してくれました。

黒板のリストにあるお酒は、とんちゃんごときは知らないものが多い。
どれにしよう・・・

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◆東鶴ひやおろし特別純米
とんちゃんが選んだのはこれ。
佐賀県多久市にある東鶴酒造の銘柄。

「ひやおろし」とは、冬に醸造した酒を春先に火入れ(加熱殺菌)した上で大桶に貯蔵し、夏を越して翌年の気温の下がる秋に二度目の火入れをしないで瓶詰め出荷する酒のこと。

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程良い酸味があってキレの良いお酒です。

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◆松の寿純米ひやおろし
師匠のオーダーはこれ。
栃木県塩谷町にある松井酒造店の銘柄。
こちらも「ひやおろし」ですが、味見させてもらったら、かなり芳醇な味わいです。
ご主人が「燗でもおいしいお酒ですよ」と言う意味がわかります。

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◆しめじと小松菜の炒め煮
奥様が1日1品つくるつまみをオーダー。
しめじ、小松菜、揚げを炒めて煮たもの。
想像通りに旨い。薄味のところが上品な日本酒にいいですね。

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◆一口チーズ
一口大のチーズ。これまた日本酒に合いますね。
日本酒は、白ワインに合うつまみも旨いと思うんです。だからこういうつまみもOKです。
チーズが苦手な人には合いませんが・・・。

ところで、お店に入ってから気になることがありました。
先客にペアががいたんです。1人は熟美女、もう1人は若い男性。
もしかして不倫関係?(◎_◎;)
いや、そうは見えません。(そんな人は角打に来ないよね。)
それどころか、お店のご主人と親しげに話したりているから、常連さんか何かかな?

なんて思いながら飲んでいたら、若い男性から話しかけられました。
二言三言会話した後で尋ねられました。
「佐賀のお酒というとどんなお酒をご存知ですか?」
「詳しいわけじゃないですけど、鍋島が美味しかったですねぇ。」
「その黒板の一番上に書いてある基峰鶴(きほうつる)ってご存知ですか?」
「すみません、知りません。」
「東京じゃほとんど手に入らないお酒なんです。」
というようなことをおっしゃいます。

酒のリストを見ると、確かにありました。基峰鶴大吟醸生酒
「こういうふうに飲めることってないんです。」みたいなことを言われました。
おいおい、押し売りかい!とも思いますが、この店が提供する酒に間違いはないみたいですし、「大吟醸生酒」というのには大いに惹かれます。
これは試してみるしかないですね!ってことで師匠とともにオーダー。

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◆基峰鶴大吟醸生酒

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佐賀県のもっとも東端に位置する基山(きやま)町にある基山商店の銘柄の「基峰鶴」。

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ご主人がコップに注いでくれます。

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うん、確かに旨い。
馥郁(ふくいく)たる香りで力強いが爽やか、というんでしょうか。

若い男性とお話ししていたら、女性は実は蔵元の方なんだそうです。
じゃぁせっかくだから、ってんで、お願いしてツーショット(写真非掲載)。
にこやかで素敵な美女です。(*´▽`*)

後で調べたら、「基峰鶴」はロンドンで開催されたインターナショナル・ワイン・チャレンジ2015「SAKE部門 大吟醸・吟醸の部」金メダルを獲得しているんですね。
 酒サムライ公式ウェブサイト:http://www.sakesamurai.jp/iwc15_medal.html

そんな基峰鶴の販売は佐賀県内が中心で、東京ではここを含めて4店でしか取り扱っていない。
いわば幻のお酒です。
 取扱店:http://kihouturu.com/agency/

蔵元の基山商店は、小森健一郎氏と妹の小森綾子氏で経営されているそうです。
ってことは、ツーショットのお相手はその綾子さんだったの!w(*゚o゚*)w
もうちょっとお近づきになってもよかったかな・・・。

ともあれ美味しい日本酒をいただけて、美女にもお会いできて幸いでした。
ぜひとも再訪したい角打です。
でお、こんなルール違反の記事を書く輩は出入り禁止だよなぁ。(ごめんなさい)

ごちそうさまでした。
さて、ではもう1軒・・。

食べログ: 丸辰有澤商店
夜総合点★★★★ 4.0

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