碁石海岸の温泉旅館、源泉がしょっぺー! 海楽荘@岩手県大船渡市 [温泉・旅館・民宿]
岩手県大船渡市の碁石海岸にある旅館に泊まりました。
碁石海岸から少し高台にある宿。
ずいぶんと立派な建物です。
「民宿海楽荘」さん。
以前に泊まった「海鮮の宿ごいし荘別邸 海さんぽ」さんは、3.11の津波で建物が流されて、高台で再開した宿でした。
海鮮の宿ごいし荘別邸 海さんぽ:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2014-12-15-2
ここは建物が高台にあったため津波の被害は免れたようです。
館内に入るとロビーや喫茶コーナーがあります。
階段下にこんなもの。
大船渡市末崎では、元旦に熊野神社境内などで子供虎舞が奉納されているそうです。
そして「海楽丸」大漁旗。
この宿は、今も漁に出ている漁師さんが経営する民宿です。
漁でとったワカメや昆布を売っています。
ワカメ収穫の様子がHPにあります。http://park10.wakwak.com/~kairakusou/misaki.htm
この宿には温泉があって、日帰り入浴ができます。
夕食前に温泉に入りましょう。
脱衣場に注意書きが掲げられています。
1つは、【お風呂から上がる際はシャワーで体を流すこと】。
せっかくの温泉成分をわざわざ洗い流せっていう指示は、他の温泉ではあんまり見かけない注意事項です。
なぜだろ?
もう1つは【隣は女子浴室だから露天風呂で「勘違い」をしないように】。
「勘違い」ってナンダ?(^○^)
ともあれ、ガラスの扉の向こうに浴室があります。
浴槽は2つ。
奥の浴槽は普通に温かい。こっちは加温してあるそうです。
手前の浴槽が源泉。
源泉は温度が低い。
チョロチョロと出ている源泉を舐めてみると・・・しょっぺー!o(>▽<)o
海水みたいにしょっぱいの。
【お風呂から上がる際はシャワーで体を流すこと】という注意書きの意味がわかりました。
風呂のお湯が体についたままだと、乾いたらきっと塩を吹いちゃいますもんね。
塩分濃度が高いからシャワーで洗い流せ!っていうことなんです。
温かい湯に入って、ぬるい源泉に入って。さて、露天風呂へ。
露天風呂にはシートがかかっている。
板壁の向こうは女湯。くれぐれも【勘違い】しませんように。(*^^*)
シートをはずして露天風呂につかります。
露天風呂からの景色は青い海とその向こうに突き出た岬。
あっちは陸前高田、気仙沼の方向だろうか・・。
写真は朝に撮ったものですけど、夕暮れどきはきっときれいだろうなぁ。
風呂から上がってから、温泉成分を確認。
泉温18.4℃のナトリウム-塩化物強塩泉、高張性中性冷鉱泉です。
「ナトリウム-塩化物強塩泉」って、要するに塩辛い食塩泉です。
源泉の成分表を確認してみると・・・
温泉水1kg(1,000g)中に、ナトリウムイオン9.7g、塩素イオン17.4gなど。
単純計算で2.5%程度の食塩水。
海水の濃度は3.5%だそうですから、塩辛いわけです。
健康のために飲用はしないほうがいいですね。
人の体液よりも濃度が高い「高張性」の温泉だから、体からお湯に水分が出て行くので長湯すると湯あたりします。
そして湯上りにはシャワーをあびましょう。
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