新鮮な魚と岩手の日本酒で 居酒屋まるた@一関市 [ 東北]
岩手県一関市の夜。
JRの駅は「一ノ関」だけど、市の名称は「一関」だってことは、先日の記事で書きましたね。
今夜は、大学を卒業して真もない若い男性が同行者。後で2人のオヤジが合流予定。
新幹線の発射時刻まで、サクッと飲みましょう。
駅近くの小路、人気店「喜の川」さんは、予約無しなので、当然にも入れず。
その向かいのビルにあるお店、○に「た」と書いて、「居酒屋まるた」さん。
お店はビルの2階にあります。
【たきとり 炭火焼】の提灯が下がっています。
入口が格子戸で、和風を感じる居酒屋です。
店内は民芸調の意匠で、三陸の旨いものがいただけそうなオーラを感じます。(^∇^)
まずはビールから。
トップはスーパードライですか。
いやまてよ、「中瓶各種(アサヒ、キリン、サッポロ)」ってあるじゃない!
しかもヱビスビール中瓶にサージャーギネスまであるじゃないか!
「生ビールでいいですか?」という若者。
「ちょっと待った!」と、とんちゃん。
「ヱビスって飲んだことある?」
「いえ、まだ。」
「そりゃいかん、今夜はヱビスを飲んでみなよ。」
◆ヱビスビール中瓶
クーっ!やっぱりヱビスは旨い!o(>▽<)o
若者君も、味が違うと納得です。
後で合流する酒飲みオヤジ2人も、きっとヱビスをオーダーすよ、と予言。
◆お通し
お通しはイワシと野菜をおでんのように煮たもの。
大根と糸こんにゃくに味がしみて旨い。
こういう一品をお通しで出すお店は期待が出来ますよ。
お通しをつまみながら、オヤジ2人を待つまでの料理を選びましょう。
レギュラーのメニューは、炭火串焼きがトップです。
【本日のおすすめ】に刺身がいろいろ。
白子ポン酢、ほたるいか沖漬もいいね。
でもこれは後の2人が来てからにしましょう。きっとオーダーするよと若者に予言。
おや、氷下魚一夜干がある!珍しいからそいつにしましょう。
同行の若者が、レーズンバターとカマンベールチーズを発見して、オーダーしたいって。
えっ!レーズンバターにチーズ!(*゚Д゚*)ェ…
それ、ビールにはいいかもしれないし、まぁ、若いから、そういうのが食べたいのはわかるけど。
これから日本酒を飲むのにちょっとなぁ・・・。
後で来るオヤジたちにも、きっと呆れられると思うよ。
でも、食べたいなら、オーダーしたら。
◆氷下魚一夜干
コマイは干物が一般的ですけど、「一夜干し」はクセがなくて、酒の肴にとてもいいんです。
氷下魚とはコマイのこと。実家の親父は、カンカイと言っていました。
◆レーズンバターとカマンベールチーズ
若者がオーダーしてしまった。
ビールやワインのつまみにはいいんだけどさ・・。(´ρ`)
さて、ビールの次は日本酒で。
【岩手の地酒】がいろいろ。
関山(一関)、七福神(盛岡)、磐乃井(一関)、鷲の尾北窓三友(八幡平)。
杜氏の酒盛(二戸)、南部関(石鳥谷)、浜千鳥(釜石)、あさ開(盛岡)。
気仙沼の蒼天伝がある。
お隣の県だけど、復興支援で気仙沼のお酒にしましょう。
◆蒼天伝蔵の華純米酒
蔵元は、宮城県気仙沼市の男山本店。
宮城県産の酒造好適米「蔵の華」を100%使ったお酒、だそうです。
穏やかな香りでキレの良いお酒です。
この酒を飲んでいるところで、2人のオヤジがやって来ました。
何食べてるの?と覗き込んで・・・
コマイを見て「それはいいね」と歓んだあと、「なにそれ!」とレーズンバターにビックリ。
ほらね、やっぱり呆れられたでしょ。
でもまぁ、若いから、多めに見てあげましょう。
まずはヱビスでもどうですか?「ヱビス!いいじゃないのよ!」
ほらね、と若者にドヤ顔のとんちゃん。
オヤジが【本日のおすすめ】を眺めて、白子ポン酢、ほたるいか沖漬をオーダー。
ほらね、そう来るでしょ?とまたも若者にドヤ顔のとんちゃん。
◆北海道産白子ポン酢
◆ほたるいか沖漬
いかにも日本酒用の肴ですね。
◆青森県産生イカ刺し
スルメイカかな、歯ごたえがあって旨いです。
◆とり皮ポン酢
たぶん、それだったと思います。
オニオンスライスと紅葉おろしが載っていて、南蛮漬けみたいです。
もう1杯、日本酒を。
せっかくなので一関のお酒を・・・
升入りのグラスに注いでいるのは
◆磐乃井真心純米酒
一関市花泉にある蔵元・磐乃井酒造のお酒。
コクがあって、米の旨みを感じるようなお酒です。
もう少し腰をすえて飲みたいところですけど、ここまで。
時間があれば自慢の炭火焼もいただきたいところです。
短時間だったけど、いいお店でしたね。
ごちそうさまでした。
若者くんの、おっかなびっくり注文と、
それを上から目線満載のオヤジさんたちの見解の対比が面白かったです。
若者くんがどう思ったのか、ぜひ聞きたいところです(笑)
by 式守錦太夫 (2015-12-23 22:33)
> 式守錦太夫さん
まさに上から目線のオヤジたち。
これってオヤジ連のパワハラでしょうか?(笑)
そんなオヤジたちに、実は全然動揺しない若者でした。アッパレ!
by とんちゃん (2015-12-24 06:36)